「岸波白野・ランサー」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

岸波白野・ランサー」(2014/08/25 (月) 22:46:40) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*岸波白野・ランサー ◆Ee.E0P6Y2U ああ――それはなんと待ち遠しい、         希望に満ちた―――― 0100001010101101010101001010101010110101 1001010110101011001010101010110101 1001010110101011010101010001001101010 1010010001010101 1010101010001001101010 10100100010101010101010 0101010110100 ……中枢領域に未確認データを確認。 対象の価値<バリュー>をスキャンします。 ラベル:繧ィ繝ぅ繧ソ カテゴリ:有・測定拒否権により免除 クオリティ:E- 100101011010101 101010101000100110101000101011010101 10101010100010011010101010010001010101 101001000101010101010100101010110100 不正データと認識 修復を開始。終了後“方舟”へと転送します。 1001010101010110101 100101011010101100101011010101 10101010100010011010101010010001010101 1010101010001001101010 「」 その記憶はあまりにも欠損が多く、中途半端に喪われた想いの欠片たちは己が半身を求め暴れまわった。 痛みはない。痛みすら感じることはできない――荒々しい昂ぶりがある筈なのに、掴もうとした瞬間に全てが露と消えていく。 自分から自分がすっぽりと抜けた。 そんな寂寥感がその身<アバター>を苛んだ。 身体を作る形造るテクスチャやフレームは変っていないかもしれない。 そちらは元より“正規の”データだ。NPCとして与えられた何の特徴もない一学生。 しかし、中身はがらんどうだった。 ――そこには出会いがなかった。 表側でサーヴァントと共に駆け抜けた月の聖杯戦争。 共に歩き、共に苦しみ、共に笑った。隣りで歩む者がいてくれたからこそ自分は最後まで戦うことができた。 ――そこには別れがなかった。 裏側に引きずり込まれ、戦い、そして終わらせることになった一人の少女。 彼女の想いと苦しみを、結局、自分は理解できたのだろうか。 ――そこには葛藤がなかった。 相見えた数多くの願いたち。 ある者は燦然とした輝きを、ある者は決して譲れぬ執念を、ある者は歪ながらも純粋な悲しみを、胸に抱えた願いのカタチは数知れない。 その全てを自分は踏みにじってきた。そこに躊躇いがなかったとは言わせない。 ――そこには決意がなかった。 それでもなお進むべき想いを自分は持っていた筈だった。 いや、持とうとしていた。その意志、その揺るがぬ想いこそが自分を形作ってきた。 ――そこには終わりがなかった。 何も意味はせず、どうしようもない。その癖ちっぽけで、それが成就したかも知ることはできない。 手にしたのは未来への祝福。 最後の最後でようやく掴んだのは、そんなものだった。 人はそれを悲劇というだろうか、他力本願と非難するだろうか、あるいは自己満足と笑うだろうか。 誰がなんと言おうと、自分はあの結末を迎えたことを誇りに思う。 未来を失いながらも、それでいて温かい、あんな結末を迎えることができた。 あの終わりに敢えて名を付けるなら“希望”だろう。 そんな過去は今や失われてしまった。 xxxxがxxxxである証は剥奪され、仮初の現在を被せられる。 データは修復され想いは消され、名すら溶かされた。それでも胸を圧迫する空白は消えない。 現在に埋没するには、 過去の空白が少し大き過ぎた。 リソースを再利用され、再び聖杯戦争のNPCとして配置される。 ただの人形として仮初の学園生活の一員となる。 それが自分の役割であり、存在意義である。 理解はしていても、実行できるはずがなかった。 そも、理解してしまった時点で自分はNPCの資格を失ってしまっているのだろう。 現にNPCとして設定してある筈の“帰宅”指示にエラーを出し、一人蹲っていた。 「――子ブタ」 もはや自分に過去はない。 破損したデータだけが残され、在った筈の想いは空白に塗り替えられている。 「子ブ……プロデューサー!」 そんな自分はもはやxxxxではない。 抜け殻のようなものだ。あるいはサイバーゴースト――そのなりそこない。 もはや誰もあの名を呼んでくれはしないだろう。 「何時まで寝てるのよ、xxxx!」 ――え? 声が聞こえた。 瞬間、 空白は引き、身を作るデータが悲鳴を上げた。 矛盾にあふれたデータが痛みとなって襲いかかり、歪む視界の末に喪われた筈の過去が浮かび上がってきた。 そして、自分は名を思い出した。 そう、自分は―― &nowiki(){> 1.岸波白野} 2.フランシスコ・ザビエル すっ、と視界が冴えた。 エラーの正体――想いが戻ってくる。決意が返ってくる。自分のカタチを思い出す。 そうして、ようやく彼女に応えるができた。 &nowiki(){> 何度も出てきて恥ずかしくないんですか?} と。 「え、ええ……!? そ、そんな顔するの……  そりゃあ私、英霊としては悪いところいっぱいあるというか、寧ろ善いところなんて一つも……  で、でも許されないのは当然だけど、力を貸してあげたいのは本当だから!  だから、そんなこと言わないでよぅ……!! 私、一生懸命歌うから! もうあんまり血も抜かないから!」 数多くの女性を己が美しさの為に殺害し、吸血鬼カーミラのモデルとさえなった 狂気と残忍さを歴史に残す反英霊、エリザベート・バートリーはあたふたとひどく焦った風に自分を見下ろしていた。 ◇ かつて自分は“月の聖杯戦争”を勝ち上がった。 128人のマスターの中で、たった一人の優勝者として聖杯までたどり着いたのだ。 そしてその前にて待ち構えていた亡霊、トワイス・ピースマンをも倒し、そして――解体された。 元より自分は不正データだ。 何かのバグで、たまたま意志を持ってしまったNPCに過ぎない。 優勝者とはいえ、聖杯に接触――ムーンセルにアクセスすればバグとして排除されるに決まっている。 恐らくムーンセルは自分を解体し、そのリソースを無駄にすることなくNPCとしてデータを修復されたのだろう。 岸波白野として得たデータを洗い落とし、ムーンセルは再びただのNPCとした上でこの“月を望む聖杯戦争”に配置した。 だからかつてのように自分は学園生活を送っていたのだ。 あのままでは、如何に自分が空白に苛まれようと、再び岸波白野の名を思い出すことはできなかっただろう。 しかし自分はこうして自分を取り戻した。 その理由は…… 「ええと……で、私と一緒にいてくれるのよね? よねっ!?  まさかここにきて私のプロデューサーを降りるとか言わないわよね!?」 ……恐らく目の前にいる少女のお蔭だろう。 彼女は英霊の癖に妙にフリフリなドレスを着こんでおり、揺れる髪は血のように紅かった。 頭には奇妙な突起が二本――たぶん角だ――があり、尻からは先の割れた長いもの――たぶんしっぽだ――がある。 ランサー、エリザベート・バートリー。 BBによって引きずりこまれた“月の裏側”にて戦った反英霊である。 自分はいま彼女とこうして向かい合っている。 彼女と戦ったのは一度や二度ではなかった。 ……本当に一度や二度ではなかった。 凛やラニ、慎二にメルトリリス。出て来る度にマスターを変え、最後はご丁寧にクラスまでエリザは変えて立ちふさがった。 その度に自分は彼女を撃破した。途中、何故か(たぶん)金星料理を食わされたりもしたが、とにかく彼女を倒したのだ。 最終的に凛とラニによってデータの海に封印された彼女だが、紆余曲折あり手を貸してくれた。 一時的とはいえ契約を交わし、自分は彼女のマスターとなった。 それが最後になった。彼女は許されないまま、永久のように長い時をデータの牢獄で過ごすことになる。 生前、決して許されないことをした彼女だが、決して理解できない吸血鬼などではなかった。 罪と苦しみに満ちた彼女も少しは救われた。だからこそ自分に力を貸してくれた。そう思いたい。 「何、何で私をじろじろ見てるの……! ま、まさかあの時みたいに私にヘンタイ的なことを」 何を思ったかエリザベートは頬を赤くして、ばっとその身を引いた。 そわそわとしながら「アイドルのプロデューサーの禁断の関係なんて……」「で、でも子ブタなら少しは」などと呟いている。 ……とにかく、自分は一度と彼女のマスターになった。 そしてその際に凛からあるデータを譲り受けている。 他でもないエリザベートのデータが封印されたキューブだ。 あのデータ自体は岸波白野のアバターの外にあったものだ。 その為にムーンセルの消去を免れたのだろう。NPCに付随したままこの“方舟”までたどり着き、こうして自分を呼び起してくれた。 結果、彼女の中にあるメモリーを参照することで岸波白野という“自分”を修復し、取り戻すことができた。 推測だが、恐らく間違ってはいないと思う。 問題は……これから自分がどうすればいいかということだ。 この“方舟”でも聖杯戦争が開催されているらしい。エリザの声が聞こえたとき、そのような記憶もまた与えられていた。 自分の知る聖杯戦争とはルールが少し違うようだが、しかし行き着くところは表面上は変らない。 万能の願望機、聖杯にアクセスすること――それが到達点だ。 しかし自分は既に聖杯に行き着いている。 行き着いて、解体されたのだ。仮に勝ち上がったとしても自分はどうしようもないのではないだろうか。 「ええと、大丈夫? 子ブタ」 エリザベートの声にはっとする。少し思いつめていたかもしれない。 とにかく、この場でまず言うべきことは―― &nowiki(){> ありがとう。} 「え、あ、その……まぁアイドルにはプロデューサーが必要だし……」 全部消えたと思っていた。出会いも別れも葛藤も決意も、過去は全部。 でもまだ残っていた。そして呼びかけてくれた。 そのことは純粋嬉しくて、気づけば自分は笑っていた。 「ひっ、その笑みは何……? 私になにかやろうとしてるの?  変態だわああああ! おまわりさんたすけて、子ブタの変態が出たわー!」 エリザベートはさらに一歩後ずさり叫びを上げる。 ……よほどあの時のことがトラウマになっているらしい。 まぁあの時の「」はあまりにも―― その時、頭がじん、と痛みを発した。 思い出そうとする。隣に居たサーヴァントを。 自分が本来契約していたのは―― &nowiki(){> 「」} 駄目だ、思い出せない。 思い出そうとすると、どうしてもノイズが走る。 あった出来事は思い出せるのに、しかしそこに居た筈の相棒の姿だけが掴めない。 記憶にできたひずみが痛みとなって襲ってきた。 ……どうやら記憶を全て取り戻せた訳ではないらしい。 仕方ないことだろう。全てゼロにされるところだったのだから。 少しだけでも残っていてくれただけでも幸運だ。 そうは思う。 思いはする――しかし、再びできた心の空白に半身を引き裂かれた心地がした。 それほどまでに、自分と「」は結びついていた。 「子ブタ?」 我に返ったエリザベートが心配そうに見上げてくる。 一縷の望みをかけて尋ねてみた。 自分のサーヴァントを知らないか、と。 「え? 子ブタのサーヴァントは……あれ? 何だったかしら。  セイバー? キャスター? それともヘンタイ? ええと……」 エリザは頭を捻っている。どうやら彼女も思い出せないようだ。 胸に痛切な思いが走る。「」を忘れていはいけない。それだけは駄目だ。 ……自覚した。今の自分には明確な願いがある。 「」のことを取り戻したい、という確かな願いが。 ちら、と己の手の甲を見た。 そこには再び刻まれた令呪が、マスターの証が鈍く光っている。 どうやらエリザベートとの再会が方舟に“召喚”として認識されたらしい。 それはつまり――聖杯戦争へ参加する権利を意味する。 自分では聖杯を取れない。それは分かっている。分かっているが、それでも何もせず諦めることはできない。 岸波白野として、在り続けない訳にはいかない。 “方舟”の聖杯と“月”の聖杯は違うかもしれない。場合によっては別に聖杯に頼らないで「」を取り戻せるかもしれない。 少しでも可能性があるならば、結果はどうあれ動くべきだ。 「どうしたの? 何かキリッとした顔して、その……恰好いいじゃない」 エリザベートに対して、今の決意を告げた。 「」を取り戻す。その為にも共に行動したい。 だから、契約して欲しい、と。 「え、そんな……改まって言われても」 途端、エリザベートは頬をまっ赤に染めた。 「ああ」とか「うう」とか意味のない言葉を漏らしたのち、きょろきょろと辺りを確認したのち、 「よ、よろしくお願いします。ふ、不束者ですが、お願いするわ。子ブ、プロデューサー」 ところどころつかえながら彼女はそう頷いてくれた。 ……もしかしてし変な意味合いに取られてしまったのだろうか。 「じゃ、じゃあ、契約もしたところだし、行くわよ!」 が、それを確かめるより早くエリザベートが揚々と声を上げた。 ぐい、と力強く引っ張られる。 「前に正真正銘最後……といったけどアンコールがないとは言ってないわ。  解散した? 再結成しないとも言ってないわ。  待たせたわね全国の子ブタ! 復活ライブの始まりよ!」 その溌剌とした言葉に、思わず微笑みを浮かべてしまう。 ――あの結末<おわり>に不満があったなんて、露ほども思わないけれど、 こうして生きているのなら、現在を生きる者として、願いを抱くべきだ。 だからこそ、思う。 ――こんな導入<はじまり>も、同じくらい希望に満ちている。 と。 【クラス】ランサー 【真名】エリザベート・バートリー 【パラメーター】 筋力B 耐久C 敏捷A 魔力D 幸運B 宝具E- 【属性】 混沌・悪  【クラススキル】 対魔力:A Aランク以下の魔術を完全に無効化する。事実上、現代の魔術師では、魔術で傷をつけることは出来ない。 ランサーの対魔力は竜の血が混じっていることによるが、本人は気付いていない。 【保有スキル】 無辜の怪物:A  生前のイメージによって、後に過去の在り方を捻じ曲げられなった怪物。能力・姿が変貌してしまう。 このスキルを外すことは出来ない。 竜の息吹:E 最強の幻想種である竜が放つマナの奔流。 ランサーは『無辜の怪物』によりドラゴン化しているが、どこか無理をしているのか威力は低い。 戦闘続行:B 名称通り戦闘を続行する為の能力。決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の傷を負ってなお戦闘可能。 ただしランサーの場合は、"何度負けても懲りずに現れる"能力となっている。 精神異常:B 精神を病んでいる。バーサーカー化による狂化ではなく、周囲の空気を読めなくなる精神的なスーパーアーマー。 その苦しみも僅かとはいえ救われたのか、本来のステータスよりほんの少しだけランクダウンしている。 陣地作成:B 凄惨な拷問・処刑場を作り出すことができる。 ……というものだったが、彼女は既に拷問趣味を止めているので、アイドルとしてコンサートホールを作るスキルに変っている。 カリスマ:C 軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。団体戦闘に置いて自軍の能力を向上させる稀有な才能。 ランサーのものは伝承補正により女性に対してワンランクアップする。 ……本人はもう反省しているので効果は少し下がるかもしれない。 拷問技術:A 卓越した拷問技術。拷問器具を使ったダメージにプラス補正がかかる。 エリザベートの場合、捕まえた人間をアイアンメイデンに閉じ込めて血を絞ったり、 指折り器や拘束器具で苦しめて狂わせたり、時には思いついたように指や腕、首筋、乳房に噛みついてそれを食いちぎったりと、その残虐行為は多岐にわたる。 とはいえ本人は既に拷問趣味を止めている為、実質このスキルは機能しない。 頭痛持ち:B 出自による呪いに起因する、慢性的な頭痛持ち。精神系スキルの成功率を著しく低下させる。 ……その痛みも少しだけ引いたかもしれない。 【宝具】 竜鳴雷声(キレンツ・サカーニィ) ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:3~30 最大捕捉:500人 ハンガリーに古くから伝わる天候の精霊にして、雷鳴のドラゴンの威風を宝具としてコンバートしたもの。 音と振動を増幅し、共鳴させることで風雨を呼ぶとされるが、本来の機能は、この宝具を持つ者の声に宿る特性を増幅させて相手の心を蝕んだり、 声量・音量を9の9倍にまで増幅させて相手の体にダメージを与えたりすること。 鮮血魔嬢(バートリ・エルジェーベト) ランク:E- 種別:対人宝具 レンジ:3~60 最大捕捉:1000人 エリザベートがその生涯に渡り君臨した居城を召喚し、己を際立たせる舞台(ステージ)とする宝具。 城には「監禁城チェイテ」という名前があり、かつて彼女が何百人もの少女を拷問の末殺したとされる魔城そのものである。 城をそのまま巨大アンプに改造した舞台の上で彼女が壊滅的なまでに音痴な歌を歌うことで、地獄にも等しいステージが降臨する。 【weapon】 ・槍 ランサーの癖して宝具でない槍。 普通に武器として使ってもいるが、真価を発揮するのは地面に突き立て台座代わりにしたときである。 即ち、超音痴攻撃の際である。 【人物背景】 英霊としての彼女は原作参照。 『Fate/EXTRA CCC』における敵サーヴァント。最初のボスキャラ兼二面のボスキャラ兼五面のボスキャラである。。 序盤~中盤において彼女は何度も使い回……立ちふさがることになる。 何故だか日本のアイドルの在り方に執心しており、“アイドル”のクラスを称したこともあった。 途中、元来惚れっぽかった彼女は主人公に恋してしまう(この展開は主人公の性別を問わない)。 色んな手段で彼ないし彼女の気を惹こうとするが、メルトリリスの言葉もあり結局は戦うことに。 バーサーカーとなり能力にブーストを掛けた上で主人公に挑むが敗北。 自分の犯してきた罪を自覚し、生前の死に様を思い出したことで「お願いだから殺して下さい」と懇願しながら、データの牢獄に閉じ込められた。 ……そこで終わりかと思えば、終盤まさかの再登場。 主人公サーヴァントの上位形態“神話礼装”を解放する為、彼女と契約。 スポット参戦とはいえプレイヤブルサーヴァントとして彼女を操作することになる。 (ちなみにこの時の彼女のステータスは全キャラ最高。ギルガメッシュを上回っている) 一時的にとはいえ主人公と共闘したあと、罪をあがなうため再び牢獄に戻っていくのだった。 その後、彼女のデータが入ったキューブを貰うか貰わないかの選択肢が出るが、特に展開に変化はない。 再び契約するにあたってクラスはランサーに戻った。 また本聖杯戦争では拷問趣味を止めているためか、一部スキルに変動がある。 【サーヴァントとしての願い】 贖罪。 岸波白野を手伝うことで、その願いはほんの少しだけ叶う。 【基本戦術、方針、運用法】 外見と上腹に結構なパワーファイター。 保有スキルも多く、どれも戦闘に有用なものな為、意外と使えるサーヴァントである。 彼女はとてつもない音痴だが自分の為でなく、人の為に歌うと真の歌姫になるという。 が、宝具の威力のことを考えると矯正しない方がいいかもしれない。ひどい歌だが。 【マスター】岸波白野(男) 【参加方法】不完全な初期化による記憶復帰。 【マスターとしての願い】「」(自身のサーヴァント)のことを取り戻す。 【能力・技能】コードキャストが使えるかもしれない。あと無印でなくCCC出典なのでジャンプできる。 【人物背景】 『Fate/EXTRA』『Fate/EXTRA CCC』の主人公。通称ザビエル。 プレイヤー没入型の無個性主人公……らしい。アンデルセン曰く「典型的な汎用救世主型主人公」。「こいつには内容が無い」とも。 外見はNPCのそれだが、異様なまでの諦めの悪さを持つ。 月の聖杯戦争の優勝者であり、意志を持ってしまったNPC。 『Fate/EXTRA CCC』においてCCCルートでなく、かつサーヴァントフラグを立てなかった場合のEDより参戦(要するに無印EDに繋がる場合) “月の聖杯戦争”の記憶は表裏問わず保持しているが、ところどころ破損がある。特に自らのサーヴァントが誰だったかは思い出せない。 【方針】 一先ず“方舟”の調査。 「」を取り戻す為、せいぜいあがいてみる。 ---- |BACK||NEXT| |009:[[アレクサンド・アンデルセン&ランサー]]|[[投下順>本編SS目次・投下順]]|011:[[遠坂凛&ランサー]]| |009:[[アレクサンド・アンデルセン&ランサー]]|[[時系列順>本編SS目次・時系列順]]|011:[[遠坂凛&ランサー]]| |BACK|登場キャラ|NEXT| |&color(yellow){参戦}|[[岸波白野]]&ランサー([[エリザベート・バートリー]])|00:[[]]|
*岸波白野・ランサー ◆Ee.E0P6Y2U ああ――それはなんと待ち遠しい、         希望に満ちた―――― 0100001010101101010101001010101010110101 1001010110101011001010101010110101 1001010110101011010101010001001101010 1010010001010101 1010101010001001101010 10100100010101010101010 0101010110100 ……中枢領域に未確認データを確認。 対象の価値<バリュー>をスキャンします。 ラベル:繧ィ繝ぅ繧ソ カテゴリ:有・測定拒否権により免除 クオリティ:E- 100101011010101 101010101000100110101000101011010101 10101010100010011010101010010001010101 101001000101010101010100101010110100 不正データと認識 修復を開始。終了後“方舟”へと転送します。 1001010101010110101 100101011010101100101011010101 10101010100010011010101010010001010101 1010101010001001101010 「」 その記憶はあまりにも欠損が多く、中途半端に喪われた想いの欠片たちは己が半身を求め暴れまわった。 痛みはない。痛みすら感じることはできない――荒々しい昂ぶりがある筈なのに、掴もうとした瞬間に全てが露と消えていく。 自分から自分がすっぽりと抜けた。 そんな寂寥感がその身<アバター>を苛んだ。 身体を作る形造るテクスチャやフレームは変っていないかもしれない。 そちらは元より“正規の”データだ。NPCとして与えられた何の特徴もない一学生。 しかし、中身はがらんどうだった。 ――そこには出会いがなかった。 表側でサーヴァントと共に駆け抜けた月の聖杯戦争。 共に歩き、共に苦しみ、共に笑った。隣りで歩む者がいてくれたからこそ自分は最後まで戦うことができた。 ――そこには別れがなかった。 裏側に引きずり込まれ、戦い、そして終わらせることになった一人の少女。 彼女の想いと苦しみを、結局、自分は理解できたのだろうか。 ――そこには葛藤がなかった。 相見えた数多くの願いたち。 ある者は燦然とした輝きを、ある者は決して譲れぬ執念を、ある者は歪ながらも純粋な悲しみを、胸に抱えた願いのカタチは数知れない。 その全てを自分は踏みにじってきた。そこに躊躇いがなかったとは言わせない。 ――そこには決意がなかった。 それでもなお進むべき想いを自分は持っていた筈だった。 いや、持とうとしていた。その意志、その揺るがぬ想いこそが自分を形作ってきた。 ――そこには終わりがなかった。 何も意味はせず、どうしようもない。その癖ちっぽけで、それが成就したかも知ることはできない。 手にしたのは未来への祝福。 最後の最後でようやく掴んだのは、そんなものだった。 人はそれを悲劇というだろうか、他力本願と非難するだろうか、あるいは自己満足と笑うだろうか。 誰がなんと言おうと、自分はあの結末を迎えたことを誇りに思う。 未来を失いながらも、それでいて温かい、あんな結末を迎えることができた。 あの終わりに敢えて名を付けるなら“希望”だろう。 そんな過去は今や失われてしまった。 xxxxがxxxxである証は剥奪され、仮初の現在を被せられる。 データは修復され想いは消され、名すら溶かされた。それでも胸を圧迫する空白は消えない。 現在に埋没するには、 過去の空白が少し大き過ぎた。 リソースを再利用され、再び聖杯戦争のNPCとして配置される。 ただの人形として仮初の学園生活の一員となる。 それが自分の役割であり、存在意義である。 理解はしていても、実行できるはずがなかった。 そも、理解してしまった時点で自分はNPCの資格を失ってしまっているのだろう。 現にNPCとして設定してある筈の“帰宅”指示にエラーを出し、一人蹲っていた。 「――子ブタ」 もはや自分に過去はない。 破損したデータだけが残され、在った筈の想いは空白に塗り替えられている。 「子ブ……プロデューサー!」 そんな自分はもはやxxxxではない。 抜け殻のようなものだ。あるいはサイバーゴースト――そのなりそこない。 もはや誰もあの名を呼んでくれはしないだろう。 「何時まで寝てるのよ、xxxx!」 ――え? 声が聞こえた。 瞬間、 空白は引き、身を作るデータが悲鳴を上げた。 矛盾にあふれたデータが痛みとなって襲いかかり、歪む視界の末に喪われた筈の過去が浮かび上がってきた。 そして、自分は名を思い出した。 そう、自分は―― &nowiki(){> 1.岸波白野} 2.フランシスコ・ザビエル すっ、と視界が冴えた。 エラーの正体――想いが戻ってくる。決意が返ってくる。自分のカタチを思い出す。 そうして、ようやく彼女に応えるができた。 &nowiki(){> 何度も出てきて恥ずかしくないんですか?} と。 「え、ええ……!? そ、そんな顔するの……  そりゃあ私、英霊としては悪いところいっぱいあるというか、寧ろ善いところなんて一つも……  で、でも許されないのは当然だけど、力を貸してあげたいのは本当だから!  だから、そんなこと言わないでよぅ……!! 私、一生懸命歌うから! もうあんまり血も抜かないから!」 数多くの女性を己が美しさの為に殺害し、吸血鬼カーミラのモデルとさえなった 狂気と残忍さを歴史に残す反英霊、エリザベート・バートリーはあたふたとひどく焦った風に自分を見下ろしていた。 ◇ かつて自分は“月の聖杯戦争”を勝ち上がった。 128人のマスターの中で、たった一人の優勝者として聖杯までたどり着いたのだ。 そしてその前にて待ち構えていた亡霊、トワイス・ピースマンをも倒し、そして――解体された。 元より自分は不正データだ。 何かのバグで、たまたま意志を持ってしまったNPCに過ぎない。 優勝者とはいえ、聖杯に接触――ムーンセルにアクセスすればバグとして排除されるに決まっている。 恐らくムーンセルは自分を解体し、そのリソースを無駄にすることなくNPCとしてデータを修復されたのだろう。 岸波白野として得たデータを洗い落とし、ムーンセルは再びただのNPCとした上でこの“月を望む聖杯戦争”に配置した。 だからかつてのように自分は学園生活を送っていたのだ。 あのままでは、如何に自分が空白に苛まれようと、再び岸波白野の名を思い出すことはできなかっただろう。 しかし自分はこうして自分を取り戻した。 その理由は…… 「ええと……で、私と一緒にいてくれるのよね? よねっ!?  まさかここにきて私のプロデューサーを降りるとか言わないわよね!?」 ……恐らく目の前にいる少女のお蔭だろう。 彼女は英霊の癖に妙にフリフリなドレスを着こんでおり、揺れる髪は血のように紅かった。 頭には奇妙な突起が二本――たぶん角だ――があり、尻からは先の割れた長いもの――たぶんしっぽだ――がある。 ランサー、エリザベート・バートリー。 BBによって引きずりこまれた“月の裏側”にて戦った反英霊である。 自分はいま彼女とこうして向かい合っている。 彼女と戦ったのは一度や二度ではなかった。 ……本当に一度や二度ではなかった。 凛やラニ、慎二にメルトリリス。出て来る度にマスターを変え、最後はご丁寧にクラスまでエリザは変えて立ちふさがった。 その度に自分は彼女を撃破した。途中、何故か(たぶん)金星料理を食わされたりもしたが、とにかく彼女を倒したのだ。 最終的に凛とラニによってデータの海に封印された彼女だが、紆余曲折あり手を貸してくれた。 一時的とはいえ契約を交わし、自分は彼女のマスターとなった。 それが最後になった。彼女は許されないまま、永久のように長い時をデータの牢獄で過ごすことになる。 生前、決して許されないことをした彼女だが、決して理解できない吸血鬼などではなかった。 罪と苦しみに満ちた彼女も少しは救われた。だからこそ自分に力を貸してくれた。そう思いたい。 「何、何で私をじろじろ見てるの……! ま、まさかあの時みたいに私にヘンタイ的なことを」 何を思ったかエリザベートは頬を赤くして、ばっとその身を引いた。 そわそわとしながら「アイドルのプロデューサーの禁断の関係なんて……」「で、でも子ブタなら少しは」などと呟いている。 ……とにかく、自分は一度と彼女のマスターになった。 そしてその際に凛からあるデータを譲り受けている。 他でもないエリザベートのデータが封印されたキューブだ。 あのデータ自体は岸波白野のアバターの外にあったものだ。 その為にムーンセルの消去を免れたのだろう。NPCに付随したままこの“方舟”までたどり着き、こうして自分を呼び起してくれた。 結果、彼女の中にあるメモリーを参照することで岸波白野という“自分”を修復し、取り戻すことができた。 推測だが、恐らく間違ってはいないと思う。 問題は……これから自分がどうすればいいかということだ。 この“方舟”でも聖杯戦争が開催されているらしい。エリザの声が聞こえたとき、そのような記憶もまた与えられていた。 自分の知る聖杯戦争とはルールが少し違うようだが、しかし行き着くところは表面上は変らない。 万能の願望機、聖杯にアクセスすること――それが到達点だ。 しかし自分は既に聖杯に行き着いている。 行き着いて、解体されたのだ。仮に勝ち上がったとしても自分はどうしようもないのではないだろうか。 「ええと、大丈夫? 子ブタ」 エリザベートの声にはっとする。少し思いつめていたかもしれない。 とにかく、この場でまず言うべきことは―― &nowiki(){> ありがとう。} 「え、あ、その……まぁアイドルにはプロデューサーが必要だし……」 全部消えたと思っていた。出会いも別れも葛藤も決意も、過去は全部。 でもまだ残っていた。そして呼びかけてくれた。 そのことは純粋嬉しくて、気づけば自分は笑っていた。 「ひっ、その笑みは何……? 私になにかやろうとしてるの?  変態だわああああ! おまわりさんたすけて、子ブタの変態が出たわー!」 エリザベートはさらに一歩後ずさり叫びを上げる。 ……よほどあの時のことがトラウマになっているらしい。 まぁあの時の「」はあまりにも―― その時、頭がじん、と痛みを発した。 思い出そうとする。隣に居たサーヴァントを。 自分が本来契約していたのは―― &nowiki(){> 「」} 駄目だ、思い出せない。 思い出そうとすると、どうしてもノイズが走る。 あった出来事は思い出せるのに、しかしそこに居た筈の相棒の姿だけが掴めない。 記憶にできたひずみが痛みとなって襲ってきた。 ……どうやら記憶を全て取り戻せた訳ではないらしい。 仕方ないことだろう。全てゼロにされるところだったのだから。 少しだけでも残っていてくれただけでも幸運だ。 そうは思う。 思いはする――しかし、再びできた心の空白に半身を引き裂かれた心地がした。 それほどまでに、自分と「」は結びついていた。 「子ブタ?」 我に返ったエリザベートが心配そうに見上げてくる。 一縷の望みをかけて尋ねてみた。 自分のサーヴァントを知らないか、と。 「え? 子ブタのサーヴァントは……あれ? 何だったかしら。  セイバー? キャスター? それともヘンタイ? ええと……」 エリザは頭を捻っている。どうやら彼女も思い出せないようだ。 胸に痛切な思いが走る。「」を忘れていはいけない。それだけは駄目だ。 ……自覚した。今の自分には明確な願いがある。 「」のことを取り戻したい、という確かな願いが。 ちら、と己の手の甲を見た。 そこには再び刻まれた令呪が、マスターの証が鈍く光っている。 どうやらエリザベートとの再会が方舟に“召喚”として認識されたらしい。 それはつまり――聖杯戦争へ参加する権利を意味する。 自分では聖杯を取れない。それは分かっている。分かっているが、それでも何もせず諦めることはできない。 岸波白野として、在り続けない訳にはいかない。 “方舟”の聖杯と“月”の聖杯は違うかもしれない。場合によっては別に聖杯に頼らないで「」を取り戻せるかもしれない。 少しでも可能性があるならば、結果はどうあれ動くべきだ。 「どうしたの? 何かキリッとした顔して、その……恰好いいじゃない」 エリザベートに対して、今の決意を告げた。 「」を取り戻す。その為にも共に行動したい。 だから、契約して欲しい、と。 「え、そんな……改まって言われても」 途端、エリザベートは頬をまっ赤に染めた。 「ああ」とか「うう」とか意味のない言葉を漏らしたのち、きょろきょろと辺りを確認したのち、 「よ、よろしくお願いします。ふ、不束者ですが、お願いするわ。子ブ、プロデューサー」 ところどころつかえながら彼女はそう頷いてくれた。 ……もしかしてし変な意味合いに取られてしまったのだろうか。 「じゃ、じゃあ、契約もしたところだし、行くわよ!」 が、それを確かめるより早くエリザベートが揚々と声を上げた。 ぐい、と力強く引っ張られる。 「前に正真正銘最後……といったけどアンコールがないとは言ってないわ。  解散した? 再結成しないとも言ってないわ。  待たせたわね全国の子ブタ! 復活ライブの始まりよ!」 その溌剌とした言葉に、思わず微笑みを浮かべてしまう。 ――あの結末<おわり>に不満があったなんて、露ほども思わないけれど、 こうして生きているのなら、現在を生きる者として、願いを抱くべきだ。 だからこそ、思う。 ――こんな導入<はじまり>も、同じくらい希望に満ちている。 と。 【クラス】ランサー 【真名】エリザベート・バートリー 【パラメーター】 筋力B 耐久C 敏捷A 魔力D 幸運B 宝具E- 【属性】 混沌・悪  【クラススキル】 対魔力:A Aランク以下の魔術を完全に無効化する。事実上、現代の魔術師では、魔術で傷をつけることは出来ない。 ランサーの対魔力は竜の血が混じっていることによるが、本人は気付いていない。 【保有スキル】 無辜の怪物:A  生前のイメージによって、後に過去の在り方を捻じ曲げられなった怪物。能力・姿が変貌してしまう。 このスキルを外すことは出来ない。 竜の息吹:E 最強の幻想種である竜が放つマナの奔流。 ランサーは『無辜の怪物』によりドラゴン化しているが、どこか無理をしているのか威力は低い。 戦闘続行:B 名称通り戦闘を続行する為の能力。決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の傷を負ってなお戦闘可能。 ただしランサーの場合は、"何度負けても懲りずに現れる"能力となっている。 精神異常:B 精神を病んでいる。バーサーカー化による狂化ではなく、周囲の空気を読めなくなる精神的なスーパーアーマー。 その苦しみも僅かとはいえ救われたのか、本来のステータスよりほんの少しだけランクダウンしている。 陣地作成:B 凄惨な拷問・処刑場を作り出すことができる。 ……というものだったが、彼女は既に拷問趣味を止めているので、アイドルとしてコンサートホールを作るスキルに変っている。 カリスマ:C 軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。団体戦闘に置いて自軍の能力を向上させる稀有な才能。 ランサーのものは伝承補正により女性に対してワンランクアップする。 ……本人はもう反省しているので効果は少し下がるかもしれない。 拷問技術:A 卓越した拷問技術。拷問器具を使ったダメージにプラス補正がかかる。 エリザベートの場合、捕まえた人間をアイアンメイデンに閉じ込めて血を絞ったり、 指折り器や拘束器具で苦しめて狂わせたり、時には思いついたように指や腕、首筋、乳房に噛みついてそれを食いちぎったりと、その残虐行為は多岐にわたる。 とはいえ本人は既に拷問趣味を止めている為、実質このスキルは機能しない。 頭痛持ち:B 出自による呪いに起因する、慢性的な頭痛持ち。精神系スキルの成功率を著しく低下させる。 ……その痛みも少しだけ引いたかもしれない。 【宝具】 竜鳴雷声(キレンツ・サカーニィ) ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:3~30 最大捕捉:500人 ハンガリーに古くから伝わる天候の精霊にして、雷鳴のドラゴンの威風を宝具としてコンバートしたもの。 音と振動を増幅し、共鳴させることで風雨を呼ぶとされるが、本来の機能は、この宝具を持つ者の声に宿る特性を増幅させて相手の心を蝕んだり、 声量・音量を9の9倍にまで増幅させて相手の体にダメージを与えたりすること。 鮮血魔嬢(バートリ・エルジェーベト) ランク:E- 種別:対人宝具 レンジ:3~60 最大捕捉:1000人 エリザベートがその生涯に渡り君臨した居城を召喚し、己を際立たせる舞台(ステージ)とする宝具。 城には「監禁城チェイテ」という名前があり、かつて彼女が何百人もの少女を拷問の末殺したとされる魔城そのものである。 城をそのまま巨大アンプに改造した舞台の上で彼女が壊滅的なまでに音痴な歌を歌うことで、地獄にも等しいステージが降臨する。 【weapon】 ・槍 ランサーの癖して宝具でない槍。 普通に武器として使ってもいるが、真価を発揮するのは地面に突き立て台座代わりにしたときである。 即ち、超音痴攻撃の際である。 【人物背景】 英霊としての彼女は原作参照。 『Fate/EXTRA CCC』における敵サーヴァント。最初のボスキャラ兼二面のボスキャラ兼五面のボスキャラである。。 序盤~中盤において彼女は何度も使い回……立ちふさがることになる。 何故だか日本のアイドルの在り方に執心しており、“アイドル”のクラスを称したこともあった。 途中、元来惚れっぽかった彼女は主人公に恋してしまう(この展開は主人公の性別を問わない)。 色んな手段で彼ないし彼女の気を惹こうとするが、メルトリリスの言葉もあり結局は戦うことに。 バーサーカーとなり能力にブーストを掛けた上で主人公に挑むが敗北。 自分の犯してきた罪を自覚し、生前の死に様を思い出したことで「お願いだから殺して下さい」と懇願しながら、データの牢獄に閉じ込められた。 ……そこで終わりかと思えば、終盤まさかの再登場。 主人公サーヴァントの上位形態“神話礼装”を解放する為、彼女と契約。 スポット参戦とはいえプレイヤブルサーヴァントとして彼女を操作することになる。 (ちなみにこの時の彼女のステータスは全キャラ最高。ギルガメッシュを上回っている) 一時的にとはいえ主人公と共闘したあと、罪をあがなうため再び牢獄に戻っていくのだった。 その後、彼女のデータが入ったキューブを貰うか貰わないかの選択肢が出るが、特に展開に変化はない。 再び契約するにあたってクラスはランサーに戻った。 また本聖杯戦争では拷問趣味を止めているためか、一部スキルに変動がある。 【サーヴァントとしての願い】 贖罪。 岸波白野を手伝うことで、その願いはほんの少しだけ叶う。 【基本戦術、方針、運用法】 外見と上腹に結構なパワーファイター。 保有スキルも多く、どれも戦闘に有用なものな為、意外と使えるサーヴァントである。 彼女はとてつもない音痴だが自分の為でなく、人の為に歌うと真の歌姫になるという。 が、宝具の威力のことを考えると矯正しない方がいいかもしれない。ひどい歌だが。 【マスター】岸波白野(男) 【参加方法】不完全な初期化による記憶復帰。 【マスターとしての願い】「」(自身のサーヴァント)のことを取り戻す。 【能力・技能】コードキャストが使えるかもしれない。あと無印でなくCCC出典なのでジャンプできる。 【人物背景】 『Fate/EXTRA』『Fate/EXTRA CCC』の主人公。通称ザビエル。 プレイヤー没入型の無個性主人公……らしい。アンデルセン曰く「典型的な汎用救世主型主人公」。「こいつには内容が無い」とも。 外見はNPCのそれだが、異様なまでの諦めの悪さを持つ。 月の聖杯戦争の優勝者であり、意志を持ってしまったNPC。 『Fate/EXTRA CCC』においてCCCルートでなく、かつサーヴァントフラグを立てなかった場合のEDより参戦(要するに無印EDに繋がる場合) “月の聖杯戦争”の記憶は表裏問わず保持しているが、ところどころ破損がある。特に自らのサーヴァントが誰だったかは思い出せない。 【方針】 一先ず“方舟”の調査。 「」を取り戻す為、せいぜいあがいてみる。 ---- |BACK||NEXT| |009:[[アレクサンド・アンデルセン&ランサー]]|[[投下順>本編SS目次・投下順]]|011:[[遠坂凛&ランサー]]| |009:[[アレクサンド・アンデルセン&ランサー]]|[[時系列順>本編SS目次・時系列順]]|011:[[遠坂凛&ランサー]]| |BACK|登場キャラ|NEXT| |&color(yellow){参戦}|[[岸波白野]]&ランサー([[エリザベート・バートリー]])|034:[[既視の剣]]|

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: