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*失楽園-Paradise Lost- ◆A23CJmo9LE 「A-8班が帰宅を始めたそうです!」 「先生、狭間君を見かけてませんか!?」 「柳洞、本多はいないのか?彼女の手も……」 「彼女は用事があるので授業が終わったらすぐに帰りました!先ほども報告したでしょう」 「岸波がいればもう少しまとまるのだが……」 教職員室は喧噪に包まれていた。 街では行方不明者が続出し、新都では臨時教員が暴動事件。 ただでさえピリピリしていたところに学内で謎の爆発に蟲の大量発生、それに伴う負傷者の発生。銃声を耳にしたなどと言っている生徒まで出てきた。 部活動で残っていた者、居残って勉強していた者、ただダラダラと残っていた者。 現在はその殆どを集団下校のために動かしている。 生徒会の一部と教師が生徒を確認し、順次帰宅させている。 ケイネス・エルメロイ・アーチボルトもその一員として働いていた。 放課後、職員会議で部活動についてや短縮授業について話していたところに、これだ。 ジナコ・カリギリの通報などで昼休みはほとんど話が進まず、明日以降どうするかも全く決まっていない。 騒ぎが起きて少しするとキャスターはいくつか言い残し、彼の元を離れていった。 「引き続き教師として振る舞え。指輪を外すな。『月霊髄液』をいつでも起動できるようにしておけ」 そのため今、面倒な仕事を嫌々ながらこなしている。これもすべて我が君のため。 『ケイネス』 『おお、戻られましたか!』 これであとは周りに押し付けて聖杯戦争に専念できるのでは。そう期待して主の帰還を喜ぶ。 『まだだ。今は館の近くに何者かがいる。鉢合わせでもすれば余計な消耗をする羽目になる。しばし職務を続けろ』 カーベ・イニミカム〈敵を警戒せよ〉。館にかけた守りの呪文の一つが、工房に接近したものがいることをキャスターに知らせていた。 もとより仕事を放り投げさせるつもりはなかったが、下手に館に逃げ籠めない事態になったのは手痛い。 『シオン・エルトナムはもう帰ったか?』 『は……は?いえ、彼女もまだ合流していないようです』 『先ほどから流れているように呼び出せるか?』 通常の時間割中の集団下校ならば統率も取れたかもしれない。 しかし事件が起き、生徒を集め出したのは放課後。 終業後即座に学園を出た者、7限目の授業を選択していない者など欠席者以外にも姿の見られない生徒は当然いた。 そのため班に欠員があってもそれが欠席者なのか?すでに下校したのか?確認がとれず校内放送で多くの名前が呼ばれていたり生徒宅に連絡が飛んだりだ。 『ええ、問題ないかと』 『なら呼び出せ。何人か人員も動かす、俺様も動く……ケイネス、重ねて言っておくが、ここを動くな。  周囲を手駒で固めてはいるが、サーヴァント相手にはほぼ意味をなさん。お前と俺様の礼装なら時間稼ぎ位はできようが……警戒は怠るな』 追加の指示を受け忠実に動くケイネス。 最低限の情報のやり取りを済ませ、呼び出しについても指示を受け、放送をするよう別の教師に依頼する。 依頼を受けた教師が放送のために動き、キャスターもまたなにやら準備をしているようだ。 ……また面倒な業務の時間だ。 自分たちの時間はもちろんNPCまで動きが縛られる。欠席者の情報収集を依頼していたが、中途で切り上げざるを得なくなった。 小等部の欠席者は把握した。あとは例のジナコなる愚か者に、よく生徒会の手伝いをしている岸波という生徒も欠席しているらしい。 目立つ生徒であるという狭間なる者がいないというのも小耳に挟んだが、本来ならばもう少し情報も得られただろうに。 「先生、何やらケイネス先生に話があると言っている生徒がいるのですが」 「……何かな?」 何らかの報告か、相談か。重要性は分からないが立場上無碍にも出来ず、扉近くで立ち止まっていた生徒を呼び寄せる。 「どうも。高等部一年の武智乙哉です」 「楽にしたまえ」 軽く会釈してやり取りを交わす。その邂逅がどれだけ重大なものであるかもお互い知らず。 「そのー、私たちの班、まだ全員集まってないし、校門とかが混むといけないからとのことで待機してるんですけど。実は今日父が近くまで迎えに来てるんですよ……  今朝から治安が悪いって私のこと心配してたみたいでして。交通機関に負担を掛けないようにするためにも父と下校させていただけないでしょうか?」 携帯を開き、メールを見せる。 差出人は〈お父さん〉、受信したのはつい先ほど、文面はシンプルに〈今校門の前まで来た〉。 本来ならこれだけのやり取りで許可が下りることはないだろう。 だが彼女の集団下校だけは確実に全員が揃うはずがない班で、集合を待っていてはいつまでも出発のできない班だった。それをケイネスはほぼ確信していた。 武智乙哉と同地区に居住する、暁美ほむら。 蟲に追われていたという報告が生徒からも上がっていた。加えて先ほどキャスターが蟲に妨害されながらも使い魔より得た情報で戦乱地にいた女生徒がまず彼女であることは推察できた。 そしてそれ以降姿が見えず、放送の呼びかけにも一切応じていない。 生きているなら逃げたのだろう、命を落としたなら語るまでもない。 だから、ケイネスはこう答えた。 「いいだろう。父君共々、気を付けて帰りたまえ」 「ありがとうございます!それでは、失礼します!」 そう言うと即座に駆け出して行った。 のんびりしていては他の教師や生徒に引き留められかねないと考えてのものだろうか。 「ちょ、いいんですか、ケイネス先生!?」 「混雑して行動が遅れては困るのは事実。それにここで粘られて職務に支障をきたしては面倒でしょう」 それはそうですけど、とぼやく同僚。 携帯があるなら話すくらいはした方がいいのでは。本当に父親なのか。色々と言いたいことはあるが、本人がいなくなってはどうにもならない。 仕事が忙しいのもあって追及はそこでやんだ。 (さて、登録名直さなきゃ…あのコの名前はっと) そして事実そのメールは偽造したものであり、追及されては少しばかり困るものだった。 班分けが一緒だったNPCの友人に頼んでメールを送ってもらい、登録名をいじればおとーさんからの到着メールの出来上がりだ。 (持つべきものはやっぱ友達だよね。メールも送ってくれるし、携帯碌に使えない先生がいることも教えてくれるし) メールを偽造し、それがばれにくいよう、また電話をかけたりしないよう機械に疎い先生を教えてもらい、その先生と話に行く。 万一ばれてもさっさと帰りたい生徒の悪知恵で済むようはした。 もっとも人を待たせているのは事実なのだが。 (まさかこんな大騒ぎが学園で起こるなんてね。迎えに来てくれてありがとね、アサシン…トオサカに知られると困るから外にいるってのは警戒し過ぎだと思うけど) 移動するにしてもここでほむらの下手人を探るにしろ集団下校に巻き込まれて自由がきかないのは不便だ。 だから一度、門の外で待つと念話を送ってきたアサシン、吉良吉影と合流してこの騒ぎの中心から離れる。 無傷で悠々と、混迷した学園の戦況に巻き込まれることなく。 それは恐らく、彼女のよき友達の功績。 ◇  ◇  ◇ 「はあっ!?休校!?」 「なんか爆発騒ぎがあったらしいよ。部活も中断、生徒は集団下校の最中。当然定時制もひとまず休みだってさ」 集団下校する生徒の一人ががそう教えてくれた。 バスに乗り、学園に来て早々それが無駄足と知らされた。 バイト先が事件に巻き込まれて休みになったと思ったらこれだ。何か憑いてるのか……いや事件に巻き込まれてないからむしろラッキーなのか。 「まああんだけ事件起きてるのに加えて騒ぎがあれば当然っちゃ当然か……」 徒労にはなってしまったが、戦争の最中と考えれば仕方ない。 そう考え、踵を返そうとする。 『なあ、ここって確かさ、検索施設でもあるんだよな?いいのか?』 そこに杏子が口をはさむ。質問の形ではあるが咎めるような、強い口調。 騒ぎが起きている以上ここで闘争があったのはまず間違いない。 いや、まだ続いているかもしれない。 中で上手く立ち回れば優位に立てるだろうが…… 『帰るよ。横槍入れんのも嫌いじゃないけど、わざわざ虎穴に飛び込むほどの旨味はなさそう』 初戦とは状況が違う。 サーヴァントがどれだけトンデモなのかも知ってるし、ここではNPCを巻き込みかねない。 入るな、と言われているところに入るのは…難しくはないが手間だし、放っておきたくない奴もいる。 『……少しさ、考えてみたんだよ。アンタの言うれんげと“かっちゃん”の違和感について……あの子、選ばれたんじゃないか?』 『?“かっちゃん”にか?』 『いや、この方舟の“ノア”にさ』 『どういう意味だよ』 話が変わるようだが、何らかの意図があると踏み続きを促す。 『れんげの村が災厄に呑まれる前に、方舟に乗せて助けようとした奴がいるんじゃないかってことさ』 確かに方舟と言えば避難先というか、そんな感じだが…… 『ここは殺し合いの場だぞ?そんなとこに連れてくるのが助けになるわけないだろ』 『NPCとしてならどうだい?本来NPCとして何も知らずに過ごす予定だったが、記憶を保持したまま来てしまった』 『…仮にそうだとしてもNPCだって安全とは言い切れないだろ。やり過ぎたら罰則があるらしいけどすでに色んな事件起きてるし』 ケーキ屋が休みになったのもその一つだ。 ここでNPCに保証される安全なんてたかが知れている…ように思える。 ルーラーの中途半端な対応に首を傾げるところがないでもないが。 『そう、罰則があるんだ。変なんだよね、どう考えてもNPCなんて邪魔でしかないのにやり過ぎたら罰則があるなんて。なら初めから置くなって話でしょ?  ならなんでいるの?……逆にさ、本来ここにはNPCしか存在しないはずだったんじゃない?』 その口から飛び出したのは聖杯戦争という現状を全否定するような言葉。 『なんだよ、それ。ここでは聖杯戦争が起こるはずじゃなかったってこと?』 『NPCもルーラーも、純粋に殺し合うならちぐはぐじゃん。突発した聖杯戦争に対応するために慌ててルーラーを召喚したとしたらあの杜撰さにも多少は納得がいくんだけどねえ。  ま、れんげがここにいる理由とかこのおかしな聖杯戦争を踏まえてみたあたしなりの仮説だよ』 なぜマスター以外の存在がいるのか。逆に、マスターの方がイレギュラーなのではないか。 なぜれんげのような存在がいるのか。方舟の伝承にあるように何らかの災害から救済しようとしたのではないか。 NPCとは種の保存のために集められたもので、ここでマスターも本来皆NPCとして平和に過ごす予定だったのではないか。 ……そもそもここで、聖杯戦争など起きる予定ではなかったのではないか。 『どっかにいるんじゃない?れんげを木片で連れてきて災害から生き残らせようとした“ノア”が。平和なNPCしかいない楽園のような方舟でね。  で、聖杯戦争が起きたのは……偶然自我に目覚めるのに慣れた元NPCがいたのかもしれないし、ロボの旦那のマスターみたく外からなんかやったのがいるかもしれない。  “ノアの息子夫婦”とか、それ以外の奴が中からいじった可能性もある。ま、あたしはどっちかっていうと突っ走るタイプなんでこーいうの、あんまり当てにしないで』 『……方舟のこと、詳しいんだね』 『ふん、アンタも聖書くらいは読んだら?』 唐突に与えられた仮説に悩み、黙考する春紀。 この仮説が真ならば…これはイレギュラーな、もしくは仕組まれた聖杯戦争ということになる。 それがどういうものかはわからないが、あまりいい状況とは思い難い。 『前置きが長くて悪いんだけどさ、あたしはここを利用してくべきだと思うよ。れんげを連れてきた筆頭候補はアイツのサーヴァントだ。  この戦争を引き起こしたやつがそいつかも、ってあたしは言ってるんだ。何の対策も練らずに戻るのはちょっと、ねえ。賢明じゃないと思うよ』 見るからに帰りたがっていたマスターに釘をさす。 容姿や能力に“かっちゃん”という真名のヒントもあるのだ。敵の手の内は知っておくに越したことはない。 ロボの旦那については情報が少ないが、それでもとりあえず調べて損はない。 そう、意思ではっきりと示す。 今の春紀はれんげを意識するあまりに戦意が薄くなっている。 『意外の毒』に侵され、牙を失いかけている。 調査も兼ね、ここであえてこの戦場に身を置き、再び爪を研ぎ牙を磨くべきだろう。 ……自分も含め。 始めに放たれた鴉は戻ってこなかった。 次に放たれた鳩はしばらくして戻ってきたが、もう一度放ったらオリーブの枝を咥えて戻ってきた。 さらに時間をおいて放った鳩は安住の地を見つけた。 方舟に招かれたものが人のつがいでないならば。 招かれた者が別の何かに符合するなら。 最後の一組にならずとも彼女がこの方舟から出る術はあるのではないか。 ……そう希望的に考えなかったといえば嘘になる。 (あたしも甘さが移っちまったかな、ったく) だからこそ、勝ち抜きたければ闘争に身を置くべきだ。動機など、勝利を求めるだけで十分。 悩む少女二人をよそに学園近くを歩む男がいた。 意図してか目立たないように振る舞い、気持ち何かを警戒しているようようだ。 纏う空気も放つ魔力量もどこにでもいるサラリーマンと変わらない。 強いて特徴を上げるなら……その男のネクタイにはドクロが描かれていた。 【C-3 /月海原学園近く/一日目 夕方】 【寒河江春紀@悪魔のリドル】 [状態]健康、満腹 [令呪]残り3画 [装備]ガントレット&ナックルガード、仕込みワイヤー付きシュシュ [道具]携帯電話(木片ストラップ付き)、マニキュア、Rocky、うんまい棒、ケーキ、ペットボトル(水道水)    筆記用具、れんちょん作の絵(春紀の似顔絵、カッツェ・アーカード・ジョンスの人物画) [所持金]貧困レベル [思考・状況] 基本行動方針:聖杯戦争を勝ち抜く。一人ずつ着実に落としていく。 1.月海原学園(定時制校舎)が休校だったのでれんげのもとへ帰るつもりだったが…… 2.時機を見てホシノ・ルリ、宮内れんげと連絡を取り合流する。 3.杏子の過去が気になる。 4.食料調達をする。 5.れんげのサーヴァントへの疑念。 [備考] ※ライダー(キリコ・キュービィー)のパラメーター及び宝具『棺たる鉄騎兵(スコープドッグ)』を確認済。ホシノ・ルリをマスターだと認識しました。 ※テンカワ・アキトとはNPC時代から会ったら軽く雑談する程度の仲でした。 ※春紀の住むアパートは天河食堂の横です。 ※定時制の高校(月海原学園定時制校舎)に通っています。 ※昼はB-10のケーキ屋でバイトをしています。アサシン(カッツェ)の襲撃により当分の開業はありません。 ※ジナコ(カッツェ)が起こした事件を把握しました。事件は罠と判断し、無視するつもりです。 ※ジョンスとアーチャー(アーカード)の情報を入手しました。  ただし本名は把握していません。二人に戦意がないと判断しています。  ジョンス・アーカードの外見を宮内れんげの絵によって確認しています。 ※アサシン(カッツェ)の情報を入手しました。  尻尾や変身能力などれんげの知る限りの能力を把握しています。  変身前のカッツェの外見を宮内れんげの絵によって確認しています。 ※ホシノ・ルリ・ライダー組と共闘関係を結び、携帯電話番号を交換しました。 【ランサー(佐倉杏子)@魔法少女まどか☆マギカ】 [状態]健康、魔力貯蓄(中) 、霊体化 [装備]ソウルジェムの指輪 [道具]Rocky、ポテチ、チョコビ、ペットボトル(中身は水、半分ほど消費)、ケーキ、れんちょん作の絵(杏子の似顔絵) [思考・状況] 基本行動方針:寒河江春紀を守りつつ、色々たべものを食う。 1.春紀の護衛。彼女の甘さに辟易。払拭のため戦場へ行きたい。 2.ライダー(キリコ)と共闘しつつ、弱点を探る。 3.食料調達をする。 4.妹、か……。 5.れんげのサーヴァントへの疑念。 [備考] ※ジナコ(カッツェ)が起こした事件を把握しました。 ※ジョンスとアーチャー(アーカード)の情報を入手しました。  ただし本名は把握していません。二人に戦意がないと判断しています。  ジョンス・アーカードの外見を宮内れんげの絵によって確認しています。 ※アサシン(カッツェ)の情報を入手しました。  尻尾や変身能力などれんげの知る限りの能力を把握しています。  変身前のカッツェの外見を宮内れんげの絵によって確認しています。 ※れんげの証言から彼女とそのサーヴァントの存在に違和感を覚えています。  れんげをルーラーがどのように判断しているかは後の書き手様に任せます。 ※れんげやNPCの存在、ルーラーの対応から聖杯戦争は本来起こるはずのないものだったのではないかと仮説を立てました。  ただし本人も半信半疑であり、あまり本気でそう主張するつもりはありません。 【アサシン(吉良吉影)@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]:健康、聖の手への性的興奮 [装備]:なし [道具]:レジから盗んだ金の残り(残りごく僅か) [思考・状況] 基本行動方針:平穏な生活を取り戻すべく、聖杯を勝ち取る。 0.フフ…ああ…良い『手』だった… 1.乙哉を迎えに行く。 2.甲冑のサーヴァントのマスターの手を頂きたい。そのために情報収集を続けよう。 3.B-4への干渉は避ける。 4.女性の美しい手を切り取りたい。 [備考] ※魂喰い実行済み(NPC数名)です。無作為に魂喰いした為『手』は収穫していません。 ※保有スキル「隠蔽」の効果によって実体化中でもNPC程度の魔力しか感知されません。 ※B-6のスーパーのレジから少額ですが現金を抜き取りました。 ※スーパーで配送依頼した食品を受け取っています。日持ちする食品を選んだようですが、中身はお任せします。 ※切嗣がNPCに暗示をかけ月海原学園に向かわせているのを目撃し、暗示の内容を盗み聞きました。  そのため切嗣のことをトオサカトキオミという魔術師だと思っています。 ※衛宮切嗣&アーチャーと交戦、干将・莫邪の外観及び投影による複数使用を視認しました。  切嗣は戦闘に参加しなかったため、ひょっとするとまだ正体秘匿スキルは切嗣に機能するかもしれません。 ※B-10で発生した『ジナコ=カリギリ』の事件は変装したサーヴァントによる社会的攻撃と推測しました。  本物のジナコ=カリギリが存在しており、アーカードはそのサーヴァントではないかと予想しています。 ※聖白蓮の手に狙いを定めました。  進行方向から彼等の向かう先は寺(命蓮寺)ではないかと考えていますが、根拠はないので確信はしていません。 ※サーヴァントなので爪が伸びることはありませんが、いつか『手』への欲求が我慢できなくなるかもしれません。  ですが、今はまだ大丈夫なようです。 【C-3 /月海原学園/一日目 夕方】 【武智乙哉@悪魔のリドル】 [状態]:健康 [令呪]:残り3画 [装備]:月海原学園の制服、通学鞄、指ぬきグローブ [道具]:勉強道具、ハサミ一本(いずれも通学鞄に収納)、携帯電話 [所持金]:普通の学生程度(少なくとも通学には困らない) [思考・状況] 基本行動方針:聖杯を勝ち取って「シリアルキラー保険」を獲得する。 1. アサシンと合流する。 2.『友達』を倒した相手を探したい。 3.他のマスターに怪しまれるのを避ける為、いつも通り月海原学園に通う。 4.有事の際にはアサシンと念話で連絡を取る。 5.可憐な女性を切り刻みたい。 [備考] ※B-6南西の小さなマンションの1階で一人暮らしをしています。ハサミ用の腰ポーチは家に置いています。 ※バイトと仕送りによって生計を立てています。 ※月海原学園への通学手段としてバスを利用しています。 ※トオサカトキオミ(衛宮切嗣)の刺客を把握。アサシンが交戦したことも把握。 ※暁美ほむらと連絡先を交換しています。 ※現在の時刻は少なくともB-4での鬼眼王出現前です。 **「[[原罪-Mudblood-]]」に続く ---- |BACK||NEXT| |129:[[犯行(反攻)]]|[[投下順>本編SS目次・投下順]]|130-b:[[原罪-Mudblood-]]| |127:[[籠を出た鳥の行方は?]]|[[時系列順>本編SS目次・時系列順]]|130-b:[[原罪-Mudblood-]]| |BACK|登場キャラ:[[追跡表]]|NEXT| |127:[[籠を出た鳥の行方は?]]|[[寒河江春紀]]&ランサー([[佐倉杏子]])|130-b:[[原罪-Mudblood-]]| |114-c:[[days/best friend]]|[[武智乙哉]]&アサシン([[吉良吉影]])|~| |~|[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]]&キャスター([[ヴォルデモート]])|~|
*失楽園-Paradise Lost- ◆A23CJmo9LE 「A-8班が帰宅を始めたそうです!」 「先生、狭間君を見かけてませんか!?」 「柳洞、本多はいないのか?彼女の手も……」 「彼女は用事があるので授業が終わったらすぐに帰りました!先ほども報告したでしょう」 「岸波がいればもう少しまとまるのだが……」 教職員室は喧噪に包まれていた。 街では行方不明者が続出し、新都では臨時教員が暴動事件。 ただでさえピリピリしていたところに学内で謎の爆発に蟲の大量発生、それに伴う負傷者の発生。銃声を耳にしたなどと言っている生徒まで出てきた。 部活動で残っていた者、居残って勉強していた者、ただダラダラと残っていた者。 現在はその殆どを集団下校のために動かしている。 生徒会の一部と教師が生徒を確認し、順次帰宅させている。 ケイネス・エルメロイ・アーチボルトもその一員として働いていた。 放課後、職員会議で部活動についてや短縮授業について話していたところに、これだ。 ジナコ・カリギリの通報などで昼休みはほとんど話が進まず、明日以降どうするかも全く決まっていない。 騒ぎが起きて少しするとキャスターはいくつか言い残し、彼の元を離れていった。 「引き続き教師として振る舞え。指輪を外すな。『月霊髄液』をいつでも起動できるようにしておけ」 そのため今、面倒な仕事を嫌々ながらこなしている。これもすべて我が君のため。 『ケイネス』 『おお、戻られましたか!』 これであとは周りに押し付けて聖杯戦争に専念できるのでは。そう期待して主の帰還を喜ぶ。 『まだだ。今は館の近くに何者かがいる。鉢合わせでもすれば余計な消耗をする羽目になる。しばし職務を続けろ』 カーベ・イニミカム〈敵を警戒せよ〉。館にかけた守りの呪文の一つが、工房に接近したものがいることをキャスターに知らせていた。 もとより仕事を放り投げさせるつもりはなかったが、下手に館に逃げ籠めない事態になったのは手痛い。 『シオン・エルトナムはもう帰ったか?』 『は……は?いえ、彼女もまだ合流していないようです』 『先ほどから流れているように呼び出せるか?』 通常の時間割中の集団下校ならば統率も取れたかもしれない。 しかし事件が起き、生徒を集め出したのは放課後。 終業後即座に学園を出た者、7限目の授業を選択していない者など欠席者以外にも姿の見られない生徒は当然いた。 そのため班に欠員があってもそれが欠席者なのか?すでに下校したのか?確認がとれず校内放送で多くの名前が呼ばれていたり生徒宅に連絡が飛んだりだ。 『ええ、問題ないかと』 『なら呼び出せ。何人か人員も動かす、俺様も動く……ケイネス、重ねて言っておくが、ここを動くな。  周囲を手駒で固めてはいるが、サーヴァント相手にはほぼ意味をなさん。お前と俺様の礼装なら時間稼ぎ位はできようが……警戒は怠るな』 追加の指示を受け忠実に動くケイネス。 最低限の情報のやり取りを済ませ、呼び出しについても指示を受け、放送をするよう別の教師に依頼する。 依頼を受けた教師が放送のために動き、キャスターもまたなにやら準備をしているようだ。 ……また面倒な業務の時間だ。 自分たちの時間はもちろんNPCまで動きが縛られる。欠席者の情報収集を依頼していたが、中途で切り上げざるを得なくなった。 小等部の欠席者は把握した。あとは例のジナコなる愚か者に、よく生徒会の手伝いをしている岸波という生徒も欠席しているらしい。 目立つ生徒であるという狭間なる者がいないというのも小耳に挟んだが、本来ならばもう少し情報も得られただろうに。 「先生、何やらケイネス先生に話があると言っている生徒がいるのですが」 「……何かな?」 何らかの報告か、相談か。重要性は分からないが立場上無碍にも出来ず、扉近くで立ち止まっていた生徒を呼び寄せる。 「どうも。高等部一年の武智乙哉です」 「楽にしたまえ」 軽く会釈してやり取りを交わす。その邂逅がどれだけ重大なものであるかもお互い知らず。 「そのー、私たちの班、まだ全員集まってないし、校門とかが混むといけないからとのことで待機してるんですけど。実は今日父が近くまで迎えに来てるんですよ……  今朝から治安が悪いって私のこと心配してたみたいでして。交通機関に負担を掛けないようにするためにも父と下校させていただけないでしょうか?」 携帯を開き、メールを見せる。 差出人は〈お父さん〉、受信したのはつい先ほど、文面はシンプルに〈今校門の前まで来た〉。 本来ならこれだけのやり取りで許可が下りることはないだろう。 だが彼女の集団下校だけは確実に全員が揃うはずがない班で、集合を待っていてはいつまでも出発のできない班だった。それをケイネスはほぼ確信していた。 武智乙哉と同地区に居住する、暁美ほむら。 蟲に追われていたという報告が生徒からも上がっていた。加えて先ほどキャスターが蟲に妨害されながらも使い魔より得た情報で戦乱地にいた女生徒がまず彼女であることは推察できた。 そしてそれ以降姿が見えず、放送の呼びかけにも一切応じていない。 生きているなら逃げたのだろう、命を落としたなら語るまでもない。 だから、ケイネスはこう答えた。 「いいだろう。父君共々、気を付けて帰りたまえ」 「ありがとうございます!それでは、失礼します!」 そう言うと即座に駆け出して行った。 のんびりしていては他の教師や生徒に引き留められかねないと考えてのものだろうか。 「ちょ、いいんですか、ケイネス先生!?」 「混雑して行動が遅れては困るのは事実。それにここで粘られて職務に支障をきたしては面倒でしょう」 それはそうですけど、とぼやく同僚。 携帯があるなら話すくらいはした方がいいのでは。本当に父親なのか。色々と言いたいことはあるが、本人がいなくなってはどうにもならない。 仕事が忙しいのもあって追及はそこでやんだ。 (さて、登録名直さなきゃ…あのコの名前はっと) そして事実そのメールは偽造したものであり、追及されては少しばかり困るものだった。 班分けが一緒だったNPCの友人に頼んでメールを送ってもらい、登録名をいじればおとーさんからの到着メールの出来上がりだ。 (持つべきものはやっぱ友達だよね。メールも送ってくれるし、携帯碌に使えない先生がいることも教えてくれるし) メールを偽造し、それがばれにくいよう、また電話をかけたりしないよう機械に疎い先生を教えてもらい、その先生と話に行く。 万一ばれてもさっさと帰りたい生徒の悪知恵で済むようはした。 もっとも人を待たせているのは事実なのだが。 (まさかこんな大騒ぎが学園で起こるなんてね。迎えに来てくれてありがとね、アサシン…トオサカに知られると困るから外にいるってのは警戒し過ぎだと思うけど) 移動するにしてもここでほむらの下手人を探るにしろ集団下校に巻き込まれて自由がきかないのは不便だ。 だから一度、門の外で待つと念話を送ってきたアサシン、吉良吉影と合流してこの騒ぎの中心から離れる。 無傷で悠々と、混迷した学園の戦況に巻き込まれることなく。 それは恐らく、彼女のよき友達の功績。 ◇  ◇  ◇ 「はあっ!?休校!?」 「なんか爆発騒ぎがあったらしいよ。部活も中断、生徒は集団下校の最中。当然定時制もひとまず休みだってさ」 集団下校する生徒の一人ががそう教えてくれた。 バスに乗り、学園に来て早々それが無駄足と知らされた。 バイト先が事件に巻き込まれて休みになったと思ったらこれだ。何か憑いてるのか……いや事件に巻き込まれてないからむしろラッキーなのか。 「まああんだけ事件起きてるのに加えて騒ぎがあれば当然っちゃ当然か……」 徒労にはなってしまったが、戦争の最中と考えれば仕方ない。 そう考え、踵を返そうとする。 『なあ、ここって確かさ、検索施設でもあるんだよな?いいのか?』 そこに杏子が口をはさむ。質問の形ではあるが咎めるような、強い口調。 騒ぎが起きている以上ここで闘争があったのはまず間違いない。 いや、まだ続いているかもしれない。 中で上手く立ち回れば優位に立てるだろうが…… 『帰るよ。横槍入れんのも嫌いじゃないけど、わざわざ虎穴に飛び込むほどの旨味はなさそう』 初戦とは状況が違う。 サーヴァントがどれだけトンデモなのかも知ってるし、ここではNPCを巻き込みかねない。 入るな、と言われているところに入るのは…難しくはないが手間だし、放っておきたくない奴もいる。 『……少しさ、考えてみたんだよ。アンタの言うれんげと“かっちゃん”の違和感について……あの子、選ばれたんじゃないか?』 『?“かっちゃん”にか?』 『いや、この方舟の“ノア”にさ』 『どういう意味だよ』 話が変わるようだが、何らかの意図があると踏み続きを促す。 『れんげの村が災厄に呑まれる前に、方舟に乗せて助けようとした奴がいるんじゃないかってことさ』 確かに方舟と言えば避難先というか、そんな感じだが…… 『ここは殺し合いの場だぞ?そんなとこに連れてくるのが助けになるわけないだろ』 『NPCとしてならどうだい?本来NPCとして何も知らずに過ごす予定だったが、記憶を保持したまま来てしまった』 『…仮にそうだとしてもNPCだって安全とは言い切れないだろ。やり過ぎたら罰則があるらしいけどすでに色んな事件起きてるし』 ケーキ屋が休みになったのもその一つだ。 ここでNPCに保証される安全なんてたかが知れている…ように思える。 ルーラーの中途半端な対応に首を傾げるところがないでもないが。 『そう、罰則があるんだ。変なんだよね、どう考えてもNPCなんて邪魔でしかないのにやり過ぎたら罰則があるなんて。なら初めから置くなって話でしょ?  ならなんでいるの?……逆にさ、本来ここにはNPCしか存在しないはずだったんじゃない?』 その口から飛び出したのは聖杯戦争という現状を全否定するような言葉。 『なんだよ、それ。ここでは聖杯戦争が起こるはずじゃなかったってこと?』 『NPCもルーラーも、純粋に殺し合うならちぐはぐじゃん。突発した聖杯戦争に対応するために慌ててルーラーを召喚したとしたらあの杜撰さにも多少は納得がいくんだけどねえ。  ま、れんげがここにいる理由とかこのおかしな聖杯戦争を踏まえてみたあたしなりの仮説だよ』 なぜマスター以外の存在がいるのか。逆に、マスターの方がイレギュラーなのではないか。 なぜれんげのような存在がいるのか。方舟の伝承にあるように何らかの災害から救済しようとしたのではないか。 NPCとは種の保存のために集められたもので、ここでマスターも本来皆NPCとして平和に過ごす予定だったのではないか。 ……そもそもここで、聖杯戦争など起きる予定ではなかったのではないか。 『どっかにいるんじゃない?れんげを木片で連れてきて災害から生き残らせようとした“ノア”が。平和なNPCしかいない楽園のような方舟でね。  で、聖杯戦争が起きたのは……偶然自我に目覚めるのに慣れた元NPCがいたのかもしれないし、ロボの旦那のマスターみたく外からなんかやったのがいるかもしれない。  “ノアの息子夫婦”とか、それ以外の奴が中からいじった可能性もある。ま、あたしはどっちかっていうと突っ走るタイプなんでこーいうの、あんまり当てにしないで』 『……方舟のこと、詳しいんだね』 『ふん、アンタも聖書くらいは読んだら?』 唐突に与えられた仮説に悩み、黙考する春紀。 この仮説が真ならば…これはイレギュラーな、もしくは仕組まれた聖杯戦争ということになる。 それがどういうものかはわからないが、あまりいい状況とは思い難い。 『前置きが長くて悪いんだけどさ、あたしはここを利用してくべきだと思うよ。れんげを連れてきた筆頭候補はアイツのサーヴァントだ。  この戦争を引き起こしたやつがそいつかも、ってあたしは言ってるんだ。何の対策も練らずに戻るのはちょっと、ねえ。賢明じゃないと思うよ』 見るからに帰りたがっていたマスターに釘をさす。 容姿や能力に“かっちゃん”という真名のヒントもあるのだ。敵の手の内は知っておくに越したことはない。 ロボの旦那については情報が少ないが、それでもとりあえず調べて損はない。 そう、意思ではっきりと示す。 今の春紀はれんげを意識するあまりに戦意が薄くなっている。 『意外の毒』に侵され、牙を失いかけている。 調査も兼ね、ここであえてこの戦場に身を置き、再び爪を研ぎ牙を磨くべきだろう。 ……自分も含め。 始めに放たれた鴉は戻ってこなかった。 次に放たれた鳩はしばらくして戻ってきたが、もう一度放ったらオリーブの枝を咥えて戻ってきた。 さらに時間をおいて放った鳩は安住の地を見つけた。 方舟に招かれたものが人のつがいでないならば。 招かれた者が別の何かに符合するなら。 最後の一組にならずとも彼女がこの方舟から出る術はあるのではないか。 ……そう希望的に考えなかったといえば嘘になる。 (あたしも甘さが移っちまったかな、ったく) だからこそ、勝ち抜きたければ闘争に身を置くべきだ。動機など、勝利を求めるだけで十分。 悩む少女二人をよそに学園近くを歩む男がいた。 意図してか目立たないように振る舞い、気持ち何かを警戒しているようようだ。 纏う空気も放つ魔力量もどこにでもいるサラリーマンと変わらない。 強いて特徴を上げるなら……その男のネクタイにはドクロが描かれていた。 【C-3 /月海原学園近く/一日目 夕方】 【寒河江春紀@悪魔のリドル】 [状態]健康、満腹 [令呪]残り3画 [装備]ガントレット&ナックルガード、仕込みワイヤー付きシュシュ [道具]携帯電話(木片ストラップ付き)、マニキュア、Rocky、うんまい棒、ケーキ、ペットボトル(水道水)    筆記用具、れんちょん作の絵(春紀の似顔絵、カッツェ・アーカード・ジョンスの人物画) [所持金]貧困レベル [思考・状況] 基本行動方針:聖杯戦争を勝ち抜く。一人ずつ着実に落としていく。 1.月海原学園(定時制校舎)が休校だったのでれんげのもとへ帰るつもりだったが…… 2.時機を見てホシノ・ルリ、宮内れんげと連絡を取り合流する。 3.杏子の過去が気になる。 4.食料調達をする。 5.れんげのサーヴァントへの疑念。 [備考] ※ライダー(キリコ・キュービィー)のパラメーター及び宝具『棺たる鉄騎兵(スコープドッグ)』を確認済。ホシノ・ルリをマスターだと認識しました。 ※テンカワ・アキトとはNPC時代から会ったら軽く雑談する程度の仲でした。 ※春紀の住むアパートは天河食堂の横です。 ※定時制の高校(月海原学園定時制校舎)に通っています。 ※昼はB-10のケーキ屋でバイトをしています。アサシン(カッツェ)の襲撃により当分の開業はありません。 ※ジナコ(カッツェ)が起こした事件を把握しました。事件は罠と判断し、無視するつもりです。 ※ジョンスとアーチャー(アーカード)の情報を入手しました。  ただし本名は把握していません。二人に戦意がないと判断しています。  ジョンス・アーカードの外見を宮内れんげの絵によって確認しています。 ※アサシン(カッツェ)の情報を入手しました。  尻尾や変身能力などれんげの知る限りの能力を把握しています。  変身前のカッツェの外見を宮内れんげの絵によって確認しています。 ※ホシノ・ルリ・ライダー組と共闘関係を結び、携帯電話番号を交換しました。 【ランサー(佐倉杏子)@魔法少女まどか☆マギカ】 [状態]健康、魔力貯蓄(中) 、霊体化 [装備]ソウルジェムの指輪 [道具]Rocky、ポテチ、チョコビ、ペットボトル(中身は水、半分ほど消費)、ケーキ、れんちょん作の絵(杏子の似顔絵) [思考・状況] 基本行動方針:寒河江春紀を守りつつ、色々たべものを食う。 1.春紀の護衛。彼女の甘さに辟易。払拭のため戦場へ行きたい。 2.ライダー(キリコ)と共闘しつつ、弱点を探る。 3.食料調達をする。 4.妹、か……。 5.れんげのサーヴァントへの疑念。 [備考] ※ジナコ(カッツェ)が起こした事件を把握しました。 ※ジョンスとアーチャー(アーカード)の情報を入手しました。  ただし本名は把握していません。二人に戦意がないと判断しています。  ジョンス・アーカードの外見を宮内れんげの絵によって確認しています。 ※アサシン(カッツェ)の情報を入手しました。  尻尾や変身能力などれんげの知る限りの能力を把握しています。  変身前のカッツェの外見を宮内れんげの絵によって確認しています。 ※れんげの証言から彼女とそのサーヴァントの存在に違和感を覚えています。  れんげをルーラーがどのように判断しているかは後の書き手様に任せます。 ※れんげやNPCの存在、ルーラーの対応から聖杯戦争は本来起こるはずのないものだったのではないかと仮説を立てました。  ただし本人も半信半疑であり、あまり本気でそう主張するつもりはありません。 【アサシン(吉良吉影)@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]:健康、聖の手への性的興奮 [装備]:なし [道具]:レジから盗んだ金の残り(残りごく僅か) [思考・状況] 基本行動方針:平穏な生活を取り戻すべく、聖杯を勝ち取る。 0.フフ…ああ…良い『手』だった… 1.乙哉を迎えに行く。 2.甲冑のサーヴァントのマスターの手を頂きたい。そのために情報収集を続けよう。 3.B-4への干渉は避ける。 4.女性の美しい手を切り取りたい。 [備考] ※魂喰い実行済み(NPC数名)です。無作為に魂喰いした為『手』は収穫していません。 ※保有スキル「隠蔽」の効果によって実体化中でもNPC程度の魔力しか感知されません。 ※B-6のスーパーのレジから少額ですが現金を抜き取りました。 ※スーパーで配送依頼した食品を受け取っています。日持ちする食品を選んだようですが、中身はお任せします。 ※切嗣がNPCに暗示をかけ月海原学園に向かわせているのを目撃し、暗示の内容を盗み聞きました。  そのため切嗣のことをトオサカトキオミという魔術師だと思っています。 ※衛宮切嗣&アーチャーと交戦、干将・莫邪の外観及び投影による複数使用を視認しました。  切嗣は戦闘に参加しなかったため、ひょっとするとまだ正体秘匿スキルは切嗣に機能するかもしれません。 ※B-10で発生した『ジナコ=カリギリ』の事件は変装したサーヴァントによる社会的攻撃と推測しました。  本物のジナコ=カリギリが存在しており、アーカードはそのサーヴァントではないかと予想しています。 ※聖白蓮の手に狙いを定めました。  進行方向から彼等の向かう先は寺(命蓮寺)ではないかと考えていますが、根拠はないので確信はしていません。 ※サーヴァントなので爪が伸びることはありませんが、いつか『手』への欲求が我慢できなくなるかもしれません。  ですが、今はまだ大丈夫なようです。 【C-3 /月海原学園/一日目 夕方】 【武智乙哉@悪魔のリドル】 [状態]:健康 [令呪]:残り3画 [装備]:月海原学園の制服、通学鞄、指ぬきグローブ [道具]:勉強道具、ハサミ一本(いずれも通学鞄に収納)、携帯電話 [所持金]:普通の学生程度(少なくとも通学には困らない) [思考・状況] 基本行動方針:聖杯を勝ち取って「シリアルキラー保険」を獲得する。 1. アサシンと合流する。 2.『友達』を倒した相手を探したい。 3.他のマスターに怪しまれるのを避ける為、いつも通り月海原学園に通う。 4.有事の際にはアサシンと念話で連絡を取る。 5.可憐な女性を切り刻みたい。 [備考] ※B-6南西の小さなマンションの1階で一人暮らしをしています。ハサミ用の腰ポーチは家に置いています。 ※バイトと仕送りによって生計を立てています。 ※月海原学園への通学手段としてバスを利用しています。 ※トオサカトキオミ(衛宮切嗣)の刺客を把握。アサシンが交戦したことも把握。 ※暁美ほむらと連絡先を交換しています。 ※現在の時刻は少なくともB-4での鬼眼王出現前です。 **「[[原罪-Mudblood-]]」に続く ---- |BACK||NEXT| |129:[[犯行(反攻)]]|[[投下順>本編SS目次・投下順]]|130-b:[[原罪-Mudblood-]]| |127:[[籠を出た鳥の行方は?]]|[[時系列順>本編SS目次・時系列順]]|130-b:[[原罪-Mudblood-]]| |BACK|登場キャラ:[[追跡表]]|NEXT| |127:[[籠を出た鳥の行方は?]]|[[寒河江春紀]]&ランサー([[佐倉杏子]])|133:[[クラスメイト]]| |114-c:[[days/best friend]]|[[武智乙哉]]&アサシン([[吉良吉影]])|~| |~|[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]]&キャスター([[ヴォルデモート]])|130-b:[[原罪-Mudblood-]]|

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