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*門矢士&セイバー ◆LuuKRM2PEg  世界の破壊者、ディケイド。  いくつもの世界を巡り、その瞳は何を見る。 「聖杯戦争……か」  門矢士は呟いた。  その手元には『ゴフェルの木片』が握られている。  旅の途中で訪れたとある世界で、たまたま見つけた謎のアイテムを手に取ったら……いつの間にか、この世界に流れ着いていた。  どうやら、ここは戦いの世界らしい。ライダー大戦のように、各々が生き残りを賭けたバトルロワイアルをやるようだ。  もしかしたら、また世界の崩壊が始まっているのかと思ったが、どうやらそういう訳でもない。世界ではなく、自分の願いを叶える為に戦うようだ。 「それにしても、まさかまたお前と出会うとはな。シンケンレッド……いや、志葉丈瑠」  士の前に立っているのは、かつて訪れた『シンケンジャーの世界』で出会った侍戦隊の一人。  外道衆と戦う志葉家の当主であり、シンケンレッドとしてシンケンジャーを束ねている男・志葉丈瑠だった。 「どうだ、嬉しいか?」 「さあな……少なくとも、訳のわからない戦いに呼び出されて、気分はよくならないな」 「ほう? お前も自分の意思でやってきた訳じゃないのか?」 「当たり前だ。第一、俺も好きでこんな所に来る訳がない……何がどうなっているんだ?」 「そんなこと、俺が知るか」  ブラックサタンやデルザー軍団と戦ってきた正義の仮面ライダーの台詞を真似るように、士は返答する。  どうやら、丈瑠も自分から好きでこんな所に来た訳ではないらしい。恐らく『ゴフェルの木片』を拾って、いつの間にかここに辿り着いたのだろう。  再会としては、最悪の形かもしれないが。 「外道衆の仕業なのか? だが、奴らはもう俺達が全滅させたはずだ……まさか、あのブレドランみたいな怪物がまた現れたのか?」 「あるいは、大ショッカーやスーパーショッカーのような連中か……何にせよ、とんでもない連中が関わっているだろうな」 「そうか……」  こんな大掛かりな戦いを仕組むのなら、それ相応の組織が関わっているかもしれない。これまでの経験から士はそう推測していた。  それは丈瑠も同じらしい。彼はライダーのいない世界で、三途の川から現れる外道衆という化け物達と戦っていた。だから、悪の組織には縁があるのだろう。  自分が見ていない所で相当な苦労をしてきたのかもしれない。そんなことを考えながら、丈瑠の顔を見つめた。 「士。お前は願いとやらが本当にあると思っているのか?」 「どうだか? 本当かもしれないし、嘘かもしれない……俺にはわからないな」 「……嘘、か」 『嘘』という単語を呟く丈瑠の顔は、ほんの少しだけ曇っている。まるで、何か思うことがあるかのようだ。  それは気にならなくもないが、ここで追求をした所で意味はない。ただ空気が悪くなるだけだ。仮に聞くとしても、そのタイミングは今ではない。 「……お前はここでどうするつもりだ?」 「何のことだ?」 「お前はこの戦いで何をするつもりなのかを聞いている。お前は……俺のマスターなのだからな」  問いかけてくる丈瑠の顔は、徐々に真剣味を帯びている。それでいて、かつて共に戦った時に見せた迫力が醸し出されていた。  彼の疑問は当然だった。誰かの下に付くのなら、上に立つ人間の思惑を知りたいと思うのが心情だ。興味がない奴もいるだろうが、それではただの人形になるだけ。 「そういえば、俺はお前のマスターになっていたんだったな。クラスとやらは、セイバーだったか?」 「その通りだ」  サーヴァントとして召喚された丈瑠のクラスはセイバー。  英語で言えば、武器の一種であるサーベルを示す。そして、侍である彼には相応しい称号かもしれない。  淡々と頷く丈瑠を前に、士はフッと笑った。 「何がおかしい?」 「いや、まさか殿様であるお前が俺の家来に成り下がるなんて、夢にも思わなかったからな。俺は黒子をやらされたことがあるからな」 「お前……」 「これでおあいこだろう? 人の上に立つなら、これくらいのことでガタガタ騒ぐな……器が小さいぞ」  ぶっきらぼうにそう言い放って、丈瑠の追求を止める。くだらない口論などしたくなかった。  周りに沈黙が広がる。士にとっても都合がよくなった頃、丈瑠の疑問に答えることにした。 「……そういえばお前は気になっていたようだな。俺が、どうするのかを」 「ああ」 「ここはライダーどころか、侍だっているかもわからない……だが、俺は俺のやりたいようにやるだけだ。お前もそれに従って貰うぞ」 「……もしかして、お前もまだ決めていないのか?」  丈瑠が口にしたその一言は、士の心に突き刺さった。表情も、ほんの少しだけ歪む。  すると、丈瑠は軽い溜息を吐いた。全てがお見通しなのかもしれない。かつて言っていた侍の勘とやらだろうか。 「図星のようだな」 「……仕方がないだろう。この世界にいると、いつもと勝手が違う」 「そんなに違うのか?」 「ああ。この世界にいると、変な気分になる……そもそもどうやってここまで来たのか、いまいち覚えていない」  知らない場所にいきなり放り込まれたせいなのか、士の心はずっと靄がかかっている。困惑とも不安とも違う、奇妙な違和感。  右も左もわからない。頼りになるのは、こんな形で再会した丈瑠だけ。 「だが、わからないなら捜してやるだけだ。お前達の世界だって、俺はそうしてきたからな」 「ほう。今までもそうしてきたのか」 「当然……それがこの俺、門矢士だからな」 『シンケンジャーの世界』を去ってからも、数えきれないほどの世界を巡ってきた。  世界の破壊者という使命を全うしたが、それは旅が終わる訳ではない。丈瑠と別れてからも多くの世界で、多くの物語を見てきた。それはこの世界でも同じかもしれない。  その為に、誰かと戦う時が来るかもしれないが、罪のない命を破壊するつもりはなかった。それは丈瑠も同じだろうから、今更確認する必要はない。 「そうか……なら、俺はお前と共に戦おう」 「ほう? どういう風の吹きまわしだ」 「どうすればいいのかわからない……まるで迷子の子どもだな。言っておくが、そんな頼りない男についていくなんて俺は御免だ」 「お前……マスターに喧嘩を売る気か」 「人の上に立つなら、小さなことで騒ぐな……これでおあいこだと、お前は言ったはずだぞ」  つい先程、ぶつけたばかりの言葉だった。こうして返されるといい気分にはならないが、丈瑠の言う通り。  反論する気にもなれなかった。 「それに、お前には帰りを待っている奴らがいるだろう? 俺達と力を合わせた赤い仮面ライダーや、烏賊折神を盗んだあいつ、それにあの少女や老人だっているはずだ。  俺は彼らのことをよく知らない。だが、お前のことを待っているはずだ。シンケンジャーの留守を守る爺や黒子達のようにな……  かつてお前が俺の帰る場所を守ったのだから、今度は俺がお前の帰る場所に導く……それだけだ」  それから丈瑠の言葉が続いたことで、士は目を見開いた。  かつて、シンケンジャーが帰る場所を守る為に士はディケイドとなって戦っている。それが『シンケンジャーの世界』でやるべきことだったからだ。  それと同じことを、丈瑠がやると言ったのだ。 「そうか。大体わかった」 「不満か?」 「いや、何も言わない。俺はお前のマスターになる男だからな」  丈瑠は決して頷こうとはしない。しかし、彼なりに忠義の証を見せているかもしれなかった。  古来の侍は貴族に仕えている。シンケンジャーの侍も、志葉家の当主に忠誠を誓っていた。今度は、仮面ライダーが当主である人間を従えることになる。  それは聖杯戦争のシステムから生まれる上下関係ではない。かつて、力を合わせて世界を守った士と丈瑠の覚悟、そして絆の証だった。  いつの間にか刻まれていた令呪を見せつけるように、士は手を翳す。そして、その先にいる丈瑠に向けて強く宣言した。 「俺は門矢士……シンケンレッド・志葉丈瑠のマスターであり、通りすがりの仮面ライダーだ! 覚えておけ!」 「ああ! セイバー……いや、シンケンレッド・志葉丈瑠! 参る!」  門矢士と志葉丈瑠の宣言は強く響いた。  再び巡り合った仮面ライダーと侍。彼らがこれから、如何なる道を歩いて、そしてどんな戦いを迎えるのか? まだ、誰にもわかりませぬ。  第二次二次聖杯戦争。まずはこれまで! ◆  仮面ライダーディケイドとシンケンレッド。  かつて力を合わせて悪を打ち破った仮面ライダーとスーパー戦隊が、こうしてまた出会った。  彼らはこれまで多くの悪と戦い、人間の自由と笑顔を守り抜いている。そんな彼らの信念は、この世界でも貫き通せるのかはまだ誰にもわからない。  しかし、それでも彼らは運命に屈したりなどはしなかった。世界が滅びる未来を変える為、決して仲間を裏切らなかったのだから。  そんな彼らの絆を証明するかのように、ディケイドライバーにはあるカードが眠っている。アタックライド・レッカダイザントウのカードが…… 【クラス】 セイバー 【真名】 志葉丈瑠 【出典】 侍戦隊シンケンジャー 【属性】 秩序・善 【ステータス】 筋力:B 耐久:B 敏捷:C+ 魔力:C 幸運:B 宝具:C 【weapon】 ショドウフォン シンケンジャーが変身に使うアイテムであり、通信も可能。 ショドウフォンを使って文字を書いてモヂカラを操ると、変身の他にも様々なことが起こる。 秘伝ディスク 特殊な力が込められた秘伝の道具で、種類によってその効果は様々。 レッドは『火』の力が込められた獅子ディスクをメインに扱い『火炎の舞』という技を使うことが出来る。 また『雷』のモヂカラが込められた雷撃ディスクを扱うことで『シンケンマル雷電の舞』という、周囲に雷撃を放つ技を使える。 シンケンマル シンケンジャーの初期5人が扱う刀。普段は腰に携えている。武器としては勿論のこと、巨大化した折神の操縦にも扱われる。 烈火大斬刀 シンケンレッドの専用武器とも呼べる大きな刀。『炎』のモヂカラによって火炎を帯びた刃の威力は、鉄や岩を簡単に両断できるほど。 『百火繚乱(ひゃっかりょうらん)』という必殺技で、多くの敵を倒してきた。 武器としての威力も高いが、その大きさから盾としても使える。 シンケンマルに取り付けられた秘伝ディスクを回転させて、そして変形した後に獅子ディスクをセットすることで使用可能。 また、かつてコンプリートフォームとなったディケイドも一度だけ使い、火炎弾を発射した。(その際に『アタックライド レッカダイザントウ』のカードが使用した) 最終回でシンケンレッドは『双』のモヂカラを使い、烈火大斬刀を二本も構えて血祭ドウコクに挑んでいる。ちなみに、この時はCGしょ(ry 獅子折神 火の文字が刻まれたライオン型の折神。素早いスピードを誇り、口から火炎を吐き出すことも出来る。 また、モヂカラによって巨大化することもできて、シンケンオーの頭部と胴体になる。 インロウマル シンケンジャーをスーパーシンケンジャーにパワーアップさせる為に必要なアイテム。 また、これをセットされたシンケンマルはスーパーシンケンマルにも進化する。 キョウリュウマル シンケンマルに恐竜ディスクをセットすることで生まれる武器。 スーパーシンケンジャーのように大幅な強化がされて、その刀身は自由自在に伸びる必殺技・『キョウリュウマル・天地一閃』で敵を撃破する。 本編ではシンケンレッドやシンケングリーンが使用していたが、スペシャルDVDではシンケンゴールドもパワーアップしていて、銀幕BANG!!ではゴーオンレッドもハイパー化している。 モウギュウバズーカ 第38幕より登場した、牛を模した大筒型の武器。最終奥義ディスクをセットして放つことで威力を高めることができる。 スーパーシンケンマルやインロウマルと合わせて使うことで『スーパーモウギュウバズーカ』にパワーアップして、牛折神によく似た光線弾を発射して敵を倒す。 また『大』のモヂカラを込めることで大きくなり、モウギュウダイオーの武器にもなる。 【クラススキル】 対魔力:C 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術・儀礼呪法など大がかりな魔術は防げない。 ただし、これはモヂカラによって生まれたシンケンジャーのスーツを纏っている時のみに限定される。 騎乗:B 騎乗の才能。 モヂカラで生み出した馬を自在に扱える。 【固有スキル】 モヂカラ:B ショドウフォンによって生まれる力。文字によって様々な力を発揮する。 ただし書き順を間違えたり、字が汚いと発動しない。 以下はその一部。 『火』のモヂカラ。シンケンレッドの変身に使われる。 『馬』のモヂカラ。白馬が現れて、それに跨ることができる。 『合』のモヂカラ。折神を巨大化させる為に使うモヂカラ。これを使って侍巨人を出現させて、シンケンジャーは二の目となったアヤカシと戦っている。 『刀』のモヂカラ。シンケンマルが現れる。しかし、シンケンマルはこのモヂカラを使わなくても持てるので、発動されることは少ない。 『煙』のモヂカラ。煙を出現させて目くらましや撤退に使用する。 『車』のモヂカラ。赤いオープンカーが現れる。『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』ではゴーオンレッドが運転した。 【宝具】 『真の侍進化円盤(スーパーディスク)』 ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1人 シンケンジャーはシンケンマルにスーパーディスクと刀にインロウマルをセットすることでパワーアップする。 インロウマルから全ての折神の力を受け取って白い陣羽織を纏い、通常よりも戦闘能力が格段に上がる。「真・火炎の舞い」など、各シンケンジャーの技の名称に『真』が付く。 『超恐竜円盤(ハイパーキョウリュウディスク)』 ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1人 シンケンレッドがキョウリュウマルを扱うことで、ハイパーシンケンレッドにパワーアップをする。 スーパーシンケンレッドと同じように、通常よりも戦闘能力が格段に上がる。 また、ハイパーシンケンレッドになればキョウリュウマルを武器として扱うことができる。その威力はクサレ外道衆頭目の油目マンプクを圧倒するほどに凄まじい。 【発動後ステータス】 スーパーシンケンレッド&ハイパーシンケンレッド 筋力:A 耐久:A+ 敏捷:A 魔力:B 幸運:B+ 宝具:B+ 【人物背景】 特撮作品「侍戦隊シンケンジャー」の主人公。キャストは松坂桃李。 志葉家18代目当主であり、シンケンジャーを束ねているリーダーとして戦っている。 自分の使命に対しては真摯に向き合っていて、あまり他人とは深く関わらずに生きてきていた。その為、シンケンジャーのメンバーが集まった際、家臣や忠義ではなく覚悟で決めろと告げている。 当初は他の誰かを外道衆との過酷な戦いに巻き込みたくないと言う気持ちから、仲間を集めることに反対している。その責任感から、時には仲間を助ける為に、自らの命を蔑ろにしたような無茶をすることもあった。 他人と関わっていないせいで人見知りだが、物語が進む度に治っていく。またお化け屋敷が大の苦手で、悲鳴をあげて気絶してしまう一面も持つ。(どうやら作り物は苦手らしい) あと一度だけまねき猫と人格が入れ替わったこともあった。(その際に本体の丈瑠はまねき猫のポーズを取ったまま、固まっている) また、本編中盤では仮面ライダーディケイドこと門矢士と共闘をしたこともあった。 終盤で、実は志葉家の影武者出会ったことが判明。 その際に、全ての使命を無くしてしまい、自分には何もないという失意に包まれる。それを埋めるかのようにはぐれ外道の腑破十臓との戦いに赴くが、駆けつけた仲間達に救われて、再び外道衆との戦いに身を投じた。 そして外道衆の大将である血祭ドウコクを倒して、長きに渡る戦いに終止符を打った。その後も外道衆の残党や血祭のブレドランとも戦い、人々の平和を守っている。 【サーヴァントの願い】 門矢士と共に戦い、彼が帰る場所に導く。 それはマスターとサーヴァントというシステムよりも、かつて共闘したことで芽生えた絆から生まれている気持ちだった。 【マスター】 門矢士 【出典】 仮面ライダーディケイド 【参加方法】 旅の途中で訪れたとある世界で『ゴフェルの木片』を見つけたら、いつの間にかこの世界に訪れてしまっていた。 【マスターとしての願い】 この世界でやるべきことを見つける。 (他の参加者を殺害するつもりはありません) 【weapon】 ディケイドライバー 門矢士が仮面ライダーディケイドに変身する為に必要なベルト。 これにディケイドのカードを差し込めば、仮面ライダーディケイドに変身することができる。 また、ディケイド以外のライダーのカードも差し込めば、それぞれのライダーに変身することができる。 ライダーカード 各世界のライダーの力が込められたカード。 これを使うことでクウガ~キバのライダーの能力も扱える。また、ディケイド自身も様々な能力を使って戦うことができる。 『ディケイドスラッシュ』を発動できるスラッシュのカード。『ディケイドブラスト』を発動できるブラストのカード。分身能力を扱えるイリュージョンのカード。 そして、必殺キックの『ディメイジョンキック』を発動できるファイナルアタックライドのカードを本編では多く使っていた。 完結編に登場した激情態の形態では、ギガント・クロックアップ・インピジブル・サイドバッシャーのカードも増えている。通常形態で使うかどうかは不明。 ケータッチ ディケイドがコンプリートフォームにパワーアップする為に必要なアイテム。 また、ケータッチを使用すればクウガ~キバまでのライダーの最強フォームも召喚して、必殺技を発動することもできる。 【能力・技能】 光写真館のカメラマンとして働いているので、よくカメラを使って写真を撮っている。しかし、ピンポケばかりで苦情が多い。 訪れた世界で与えられた役割を完璧にこなしているので、かなりのハイスペックかもしれない。(スポーツから料理、更には黒子まで) だが、ニンジンやナマコが苦手。ナマコが嫌いな理由はファイナルステージで描写されている。 【人物背景】 特撮作品「仮面ライダーディケイド」の主人公。キャストは井上正大。 門矢士という本名以外、何も覚えていない記憶喪失の青年。性格はとことん傲慢で、身勝手な言動が多い典型的な『俺様』キャラ。一見すると身勝手だが、意外と脆い一面もある。 しかし強がっている一方で、何だかんだで他者を大切に想っており、旅の途中で出会った者達を支えることが多い。 「だいたいわかった」が口癖で、敵対した相手から正体を聞かれた時は「通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ!」という決め台詞で啖呵を切る。 劇場版では小夜という名の妹が登場している。両親は既に他界している模様。 紅渡から世界の消滅を阻止する為に旅をしなければならないと告げられたことをきっかけに、数多の世界を巡る事になる。 そこで小野寺ユウスケや海東大樹という仲間を得て、絆を深めながら訪れた世界の風景を写真に収めている。 しかし時として「悪魔」と罵られることもあり、士自身もそれに葛藤する事があった。 『ライダー大戦の世界』では自らの本来の使命を思い出して、士は「世界の破壊者」となって多くのライダーを破壊して、そして最後には自分自身も仮面ライダーキバーラによってわざと倒される。それによって、消滅の危機に陥っていた世界を再生した。 その後、仲間達との絆によって士も復活して、スーパーショッカーと戦った。 また、一度だけ(本編24話&25話)シンケンレッドこと志葉丈瑠が率いる侍戦隊シンケンジャーと共闘をしたこともある。 【備考】 ※『MOVIE大戦2010』終了後からの参戦ですが、もしかしたら『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』、『仮面ライダーウィザード 第52話&第53話』、『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』の出来事も経験しているかもしれません。
*門矢士&セイバー ◆LuuKRM2PEg  世界の破壊者、ディケイド。  いくつもの世界を巡り、その瞳は何を見る。 「聖杯戦争……か」  門矢士は呟いた。  その手元には『ゴフェルの木片』が握られている。  旅の途中で訪れたとある世界で、たまたま見つけた謎のアイテムを手に取ったら……いつの間にか、この世界に流れ着いていた。  どうやら、ここは戦いの世界らしい。ライダー大戦のように、各々が生き残りを賭けたバトルロワイアルをやるようだ。  もしかしたら、また世界の崩壊が始まっているのかと思ったが、どうやらそういう訳でもない。世界ではなく、自分の願いを叶える為に戦うようだ。 「それにしても、まさかまたお前と出会うとはな。シンケンレッド……いや、志葉丈瑠」  士の前に立っているのは、かつて訪れた『シンケンジャーの世界』で出会った侍戦隊の一人。  外道衆と戦う志葉家の当主であり、シンケンレッドとしてシンケンジャーを束ねている男・志葉丈瑠だった。 「どうだ、嬉しいか?」 「さあな……少なくとも、訳のわからない戦いに呼び出されて、気分はよくならないな」 「ほう? お前も自分の意思でやってきた訳じゃないのか?」 「当たり前だ。第一、俺も好きでこんな所に来る訳がない……何がどうなっているんだ?」 「そんなこと、俺が知るか」  ブラックサタンやデルザー軍団と戦ってきた正義の仮面ライダーの台詞を真似るように、士は返答する。  どうやら、丈瑠も自分から好きでこんな所に来た訳ではないらしい。恐らく『ゴフェルの木片』を拾って、いつの間にかここに辿り着いたのだろう。  再会としては、最悪の形かもしれないが。 「外道衆の仕業なのか? だが、奴らはもう俺達が全滅させたはずだ……まさか、あのブレドランみたいな怪物がまた現れたのか?」 「あるいは、大ショッカーやスーパーショッカーのような連中か……何にせよ、とんでもない連中が関わっているだろうな」 「そうか……」  こんな大掛かりな戦いを仕組むのなら、それ相応の組織が関わっているかもしれない。これまでの経験から士はそう推測していた。  それは丈瑠も同じらしい。彼はライダーのいない世界で、三途の川から現れる外道衆という化け物達と戦っていた。だから、悪の組織には縁があるのだろう。  自分が見ていない所で相当な苦労をしてきたのかもしれない。そんなことを考えながら、丈瑠の顔を見つめた。 「士。お前は願いとやらが本当にあると思っているのか?」 「どうだか? 本当かもしれないし、嘘かもしれない……俺にはわからないな」 「……嘘、か」 『嘘』という単語を呟く丈瑠の顔は、ほんの少しだけ曇っている。まるで、何か思うことがあるかのようだ。  それは気にならなくもないが、ここで追求をした所で意味はない。ただ空気が悪くなるだけだ。仮に聞くとしても、そのタイミングは今ではない。 「……お前はここでどうするつもりだ?」 「何のことだ?」 「お前はこの戦いで何をするつもりなのかを聞いている。お前は……俺のマスターなのだからな」  問いかけてくる丈瑠の顔は、徐々に真剣味を帯びている。それでいて、かつて共に戦った時に見せた迫力が醸し出されていた。  彼の疑問は当然だった。誰かの下に付くのなら、上に立つ人間の思惑を知りたいと思うのが心情だ。興味がない奴もいるだろうが、それではただの人形になるだけ。 「そういえば、俺はお前のマスターになっていたんだったな。クラスとやらは、セイバーだったか?」 「その通りだ」  サーヴァントとして召喚された丈瑠のクラスはセイバー。  英語で言えば、武器の一種であるサーベルを示す。そして、侍である彼には相応しい称号かもしれない。  淡々と頷く丈瑠を前に、士はフッと笑った。 「何がおかしい?」 「いや、まさか殿様であるお前が俺の家来に成り下がるなんて、夢にも思わなかったからな。俺は黒子をやらされたことがあるからな」 「お前……」 「これでおあいこだろう? 人の上に立つなら、これくらいのことでガタガタ騒ぐな……器が小さいぞ」  ぶっきらぼうにそう言い放って、丈瑠の追求を止める。くだらない口論などしたくなかった。  周りに沈黙が広がる。士にとっても都合がよくなった頃、丈瑠の疑問に答えることにした。 「……そういえばお前は気になっていたようだな。俺が、どうするのかを」 「ああ」 「ここはライダーどころか、侍だっているかもわからない……だが、俺は俺のやりたいようにやるだけだ。お前もそれに従って貰うぞ」 「……もしかして、お前もまだ決めていないのか?」  丈瑠が口にしたその一言は、士の心に突き刺さった。表情も、ほんの少しだけ歪む。  すると、丈瑠は軽い溜息を吐いた。全てがお見通しなのかもしれない。かつて言っていた侍の勘とやらだろうか。 「図星のようだな」 「……仕方がないだろう。この世界にいると、いつもと勝手が違う」 「そんなに違うのか?」 「ああ。この世界にいると、変な気分になる……そもそもどうやってここまで来たのか、いまいち覚えていない」  知らない場所にいきなり放り込まれたせいなのか、士の心はずっと靄がかかっている。困惑とも不安とも違う、奇妙な違和感。  右も左もわからない。頼りになるのは、こんな形で再会した丈瑠だけ。 「だが、わからないなら捜してやるだけだ。お前達の世界だって、俺はそうしてきたからな」 「ほう。今までもそうしてきたのか」 「当然……それがこの俺、門矢士だからな」 『シンケンジャーの世界』を去ってからも、数えきれないほどの世界を巡ってきた。  世界の破壊者という使命を全うしたが、それは旅が終わる訳ではない。丈瑠と別れてからも多くの世界で、多くの物語を見てきた。それはこの世界でも同じかもしれない。  その為に、誰かと戦う時が来るかもしれないが、罪のない命を破壊するつもりはなかった。それは丈瑠も同じだろうから、今更確認する必要はない。 「そうか……なら、俺はお前と共に戦おう」 「ほう? どういう風の吹きまわしだ」 「どうすればいいのかわからない……まるで迷子の子どもだな。言っておくが、そんな頼りない男についていくなんて俺は御免だ」 「お前……マスターに喧嘩を売る気か」 「人の上に立つなら、小さなことで騒ぐな……これでおあいこだと、お前は言ったはずだぞ」  つい先程、ぶつけたばかりの言葉だった。こうして返されるといい気分にはならないが、丈瑠の言う通り。  反論する気にもなれなかった。 「それに、お前には帰りを待っている奴らがいるだろう? 俺達と力を合わせた赤い仮面ライダーや、烏賊折神を盗んだあいつ、それにあの少女や老人だっているはずだ。  俺は彼らのことをよく知らない。だが、お前のことを待っているはずだ。シンケンジャーの留守を守る爺や黒子達のようにな……  かつてお前が俺の帰る場所を守ったのだから、今度は俺がお前の帰る場所に導く……それだけだ」  それから丈瑠の言葉が続いたことで、士は目を見開いた。  かつて、シンケンジャーが帰る場所を守る為に士はディケイドとなって戦っている。それが『シンケンジャーの世界』でやるべきことだったからだ。  それと同じことを、丈瑠がやると言ったのだ。 「そうか。大体わかった」 「不満か?」 「いや、何も言わない。俺はお前のマスターになる男だからな」  丈瑠は決して頷こうとはしない。しかし、彼なりに忠義の証を見せているかもしれなかった。  古来の侍は貴族に仕えている。シンケンジャーの侍も、志葉家の当主に忠誠を誓っていた。今度は、仮面ライダーが当主である人間を従えることになる。  それは聖杯戦争のシステムから生まれる上下関係ではない。かつて、力を合わせて世界を守った士と丈瑠の覚悟、そして絆の証だった。  いつの間にか刻まれていた令呪を見せつけるように、士は手を翳す。そして、その先にいる丈瑠に向けて強く宣言した。 「俺は門矢士……シンケンレッド・志葉丈瑠のマスターであり、通りすがりの仮面ライダーだ! 覚えておけ!」 「ああ! セイバー……いや、シンケンレッド・志葉丈瑠! 参る!」  門矢士と志葉丈瑠の宣言は強く響いた。  再び巡り合った仮面ライダーと侍。彼らがこれから、如何なる道を歩いて、そしてどんな戦いを迎えるのか? まだ、誰にもわかりませぬ。  第二次二次聖杯戦争。まずはこれまで! ◆  仮面ライダーディケイドとシンケンレッド。  かつて力を合わせて悪を打ち破った仮面ライダーとスーパー戦隊が、こうしてまた出会った。  彼らはこれまで多くの悪と戦い、人間の自由と笑顔を守り抜いている。そんな彼らの信念は、この世界でも貫き通せるのかはまだ誰にもわからない。  しかし、それでも彼らは運命に屈したりなどはしなかった。世界が滅びる未来を変える為、決して仲間を裏切らなかったのだから。  そんな彼らの絆を証明するかのように、ディケイドライバーにはあるカードが眠っている。アタックライド・レッカダイザントウのカードが…… 【クラス】 セイバー 【真名】 志葉丈瑠 【出典】 侍戦隊シンケンジャー 【属性】 秩序・善 【ステータス】 筋力:B 耐久:B 敏捷:C+ 魔力:C 幸運:B 宝具:C 【weapon】 ショドウフォン シンケンジャーが変身に使うアイテムであり、通信も可能。 ショドウフォンを使って文字を書いてモヂカラを操ると、変身の他にも様々なことが起こる。 秘伝ディスク 特殊な力が込められた秘伝の道具で、種類によってその効果は様々。 レッドは『火』の力が込められた獅子ディスクをメインに扱い『火炎の舞』という技を使うことが出来る。 また『雷』のモヂカラが込められた雷撃ディスクを扱うことで『シンケンマル雷電の舞』という、周囲に雷撃を放つ技を使える。 シンケンマル シンケンジャーの初期5人が扱う刀。普段は腰に携えている。武器としては勿論のこと、巨大化した折神の操縦にも扱われる。 烈火大斬刀 シンケンレッドの専用武器とも呼べる大きな刀。『炎』のモヂカラによって火炎を帯びた刃の威力は、鉄や岩を簡単に両断できるほど。 『百火繚乱(ひゃっかりょうらん)』という必殺技で、多くの敵を倒してきた。 武器としての威力も高いが、その大きさから盾としても使える。 シンケンマルに取り付けられた秘伝ディスクを回転させて、そして変形した後に獅子ディスクをセットすることで使用可能。 また、かつてコンプリートフォームとなったディケイドも一度だけ使い、火炎弾を発射した。(その際に『アタックライド レッカダイザントウ』のカードが使用した) 最終回でシンケンレッドは『双』のモヂカラを使い、烈火大斬刀を二本も構えて血祭ドウコクに挑んでいる。ちなみに、この時はCGしょ(ry 獅子折神 火の文字が刻まれたライオン型の折神。素早いスピードを誇り、口から火炎を吐き出すことも出来る。 また、モヂカラによって巨大化することもできて、シンケンオーの頭部と胴体になる。 インロウマル シンケンジャーをスーパーシンケンジャーにパワーアップさせる為に必要なアイテム。 また、これをセットされたシンケンマルはスーパーシンケンマルにも進化する。 キョウリュウマル シンケンマルに恐竜ディスクをセットすることで生まれる武器。 スーパーシンケンジャーのように大幅な強化がされて、その刀身は自由自在に伸びる必殺技・『キョウリュウマル・天地一閃』で敵を撃破する。 本編ではシンケンレッドやシンケングリーンが使用していたが、スペシャルDVDではシンケンゴールドもパワーアップしていて、銀幕BANG!!ではゴーオンレッドもハイパー化している。 モウギュウバズーカ 第38幕より登場した、牛を模した大筒型の武器。最終奥義ディスクをセットして放つことで威力を高めることができる。 スーパーシンケンマルやインロウマルと合わせて使うことで『スーパーモウギュウバズーカ』にパワーアップして、牛折神によく似た光線弾を発射して敵を倒す。 また『大』のモヂカラを込めることで大きくなり、モウギュウダイオーの武器にもなる。 【クラススキル】 対魔力:C 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術・儀礼呪法など大がかりな魔術は防げない。 ただし、これはモヂカラによって生まれたシンケンジャーのスーツを纏っている時のみに限定される。 騎乗:B 騎乗の才能。 モヂカラで生み出した馬を自在に扱える。 【保有スキル】 カリスマ:B 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。 シンケンジャーのリーダーとして、そして志葉家の当主として多くの人間を率いた。 モヂカラ:B ショドウフォンによって生まれる力。文字によって様々な力を発揮する。 ただし書き順を間違えたり、字が汚いと発動しない。 以下はその一部。 『火』のモヂカラ。シンケンレッドの変身に使われる。 『馬』のモヂカラ。白馬が現れて、それに跨ることができる。 『合』のモヂカラ。折神を巨大化させる為に使うモヂカラ。これを使って侍巨人を出現させて、シンケンジャーは二の目となったアヤカシと戦っている。 『刀』のモヂカラ。シンケンマルが現れる。しかし、シンケンマルはこのモヂカラを使わなくても持てるので、発動されることは少ない。 『煙』のモヂカラ。煙を出現させて目くらましや撤退に使用する。 『車』のモヂカラ。赤いオープンカーが現れる。『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』ではゴーオンレッドが運転した。 【宝具】 『真の侍進化円盤(スーパーディスク)』 ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1人 シンケンジャーはシンケンマルにスーパーディスクと刀にインロウマルをセットすることでパワーアップする。 インロウマルから全ての折神の力を受け取って白い陣羽織を纏い、通常よりも戦闘能力が格段に上がる。「真・火炎の舞い」など、各シンケンジャーの技の名称に『真』が付く。 『超恐竜円盤(ハイパーキョウリュウディスク)』 ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1人 シンケンレッドがキョウリュウマルを扱うことで、ハイパーシンケンレッドにパワーアップをする。 スーパーシンケンレッドと同じように、通常よりも戦闘能力が格段に上がる。 また、ハイパーシンケンレッドになればキョウリュウマルを武器として扱うことができる。その威力はクサレ外道衆頭目の油目マンプクを圧倒するほどに凄まじい。 【発動後ステータス】 スーパーシンケンレッド&ハイパーシンケンレッド 筋力:A 耐久:A+ 敏捷:A 魔力:B 幸運:B+ 宝具:B+ 【人物背景】 特撮作品「侍戦隊シンケンジャー」の主人公。キャストは松坂桃李。 志葉家18代目当主であり、シンケンジャーを束ねているリーダーとして戦っている。 自分の使命に対しては真摯に向き合っていて、あまり他人とは深く関わらずに生きてきていた。その為、シンケンジャーのメンバーが集まった際、家臣や忠義ではなく覚悟で決めろと告げている。 当初は他の誰かを外道衆との過酷な戦いに巻き込みたくないと言う気持ちから、仲間を集めることに反対している。その責任感から、時には仲間を助ける為に、自らの命を蔑ろにしたような無茶をすることもあった。 他人と関わっていないせいで人見知りだが、物語が進む度に治っていく。またお化け屋敷が大の苦手で、悲鳴をあげて気絶してしまう一面も持つ。(どうやら作り物は苦手らしい) あと一度だけまねき猫と人格が入れ替わったこともあった。(その際に本体の丈瑠はまねき猫のポーズを取ったまま、固まっている) また、本編中盤では仮面ライダーディケイドこと門矢士と共闘をしたこともあった。 終盤で、実は志葉家の影武者出会ったことが判明。 その際に、全ての使命を無くしてしまい、自分には何もないという失意に包まれる。それを埋めるかのようにはぐれ外道の腑破十臓との戦いに赴くが、駆けつけた仲間達に救われて、再び外道衆との戦いに身を投じた。 そして外道衆の大将である血祭ドウコクを倒して、長きに渡る戦いに終止符を打った。その後も外道衆の残党や血祭のブレドランとも戦い、人々の平和を守っている。 【サーヴァントの願い】 門矢士と共に戦い、彼が帰る場所に導く。 それはマスターとサーヴァントというシステムよりも、かつて共闘したことで芽生えた絆から生まれている気持ちだった。 【マスター】 門矢士 【出典】 仮面ライダーディケイド 【参加方法】 旅の途中で訪れたとある世界で『ゴフェルの木片』を見つけたら、いつの間にかこの世界に訪れてしまっていた。 【マスターとしての願い】 この世界でやるべきことを見つける。 (他の参加者を殺害するつもりはありません) 【weapon】 ディケイドライバー 門矢士が仮面ライダーディケイドに変身する為に必要なベルト。 これにディケイドのカードを差し込めば、仮面ライダーディケイドに変身することができる。 また、ディケイド以外のライダーのカードも差し込めば、それぞれのライダーに変身することができる。 ライダーカード 各世界のライダーの力が込められたカード。 これを使うことでクウガ~キバのライダーの能力も扱える。また、ディケイド自身も様々な能力を使って戦うことができる。 『ディケイドスラッシュ』を発動できるスラッシュのカード。『ディケイドブラスト』を発動できるブラストのカード。分身能力を扱えるイリュージョンのカード。 そして、必殺キックの『ディメイジョンキック』を発動できるファイナルアタックライドのカードを本編では多く使っていた。 完結編に登場した激情態の形態では、ギガント・クロックアップ・インピジブル・サイドバッシャーのカードも増えている。通常形態で使うかどうかは不明。 ケータッチ ディケイドがコンプリートフォームにパワーアップする為に必要なアイテム。 また、ケータッチを使用すればクウガ~キバまでのライダーの最強フォームも召喚して、必殺技を発動することもできる。 【能力・技能】 光写真館のカメラマンとして働いているので、よくカメラを使って写真を撮っている。しかし、ピンポケばかりで苦情が多い。 訪れた世界で与えられた役割を完璧にこなしているので、かなりのハイスペックかもしれない。(スポーツから料理、更には黒子まで) だが、ニンジンやナマコが苦手。ナマコが嫌いな理由はファイナルステージで描写されている。 【人物背景】 特撮作品「仮面ライダーディケイド」の主人公。キャストは井上正大。 門矢士という本名以外、何も覚えていない記憶喪失の青年。性格はとことん傲慢で、身勝手な言動が多い典型的な『俺様』キャラ。一見すると身勝手だが、意外と脆い一面もある。 しかし強がっている一方で、何だかんだで他者を大切に想っており、旅の途中で出会った者達を支えることが多い。 「だいたいわかった」が口癖で、敵対した相手から正体を聞かれた時は「通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ!」という決め台詞で啖呵を切る。 劇場版では小夜という名の妹が登場している。両親は既に他界している模様。 紅渡から世界の消滅を阻止する為に旅をしなければならないと告げられたことをきっかけに、数多の世界を巡る事になる。 そこで小野寺ユウスケや海東大樹という仲間を得て、絆を深めながら訪れた世界の風景を写真に収めている。 しかし時として「悪魔」と罵られることもあり、士自身もそれに葛藤する事があった。 『ライダー大戦の世界』では自らの本来の使命を思い出して、士は「世界の破壊者」となって多くのライダーを破壊して、そして最後には自分自身も仮面ライダーキバーラによってわざと倒される。それによって、消滅の危機に陥っていた世界を再生した。 その後、仲間達との絆によって士も復活して、スーパーショッカーと戦った。 また、一度だけ(本編24話&25話)シンケンレッドこと志葉丈瑠が率いる侍戦隊シンケンジャーと共闘をしたこともある。 【備考】 ※『MOVIE大戦2010』終了後からの参戦ですが、もしかしたら『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』、『仮面ライダーウィザード 第52話&第53話』、『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』の出来事も経験しているかもしれません。

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