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*萩原子萩&アサシン ◆oLzajvgbX6 「例え相手が魔術師であろうとも、私の名前は萩原子荻。 私の前では聖杯だって全席指定、正々堂々手段を選ばず真っ向から不意討ってご覧に入れましょう」 「ああ、ただしその頃には、あんたは八つ裂きになってるだろうけどな」 ◆ ◆ ランドセルランド。 名前とは裏腹に絶叫マシンが揃う遊園地で、彼女は短い人生で、とても心に残る体験をした。 「あ、このペンダント可愛いね。きっと可愛い子萩ちゃんにはとても似合う」 「よーし、お兄ちゃんが買ってあげよう!これを肌身離さず身につけて、離れていても僕のことを思っていてくれよ。うんうん、こんなものをあげなくても子萩ちゃんがいつも僕のことを思ってくれていることは分かっているよ。僕が子萩ちゃんを思っている以上に、子萩ちゃんは僕のことを思ってくれていることは、言葉に出さなくてちゃんとこのお兄ちゃんには伝わっている」 「でも、可愛い子萩ちゃんをもっと可愛くするためなら、僕は全財産を使ってもいいいと思ってるんだ。ふふ、それに安心してよ子萩ちゃん。僕はこう見えてお金持ちの友人がいるからね。これくらいの出費、痛くも痒くもないのさ。」 こうして、彼女は変態にして殺人鬼の零崎双識から、ペンダントを貰った。 買ったその日に捨てようと思ったが、これから何度も会うのに持っていないと不自然に感じると思い、双識と会う時はずっと着けていた。 彼との人間関係が霧散した後は気持ち悪いから付けなかったが、捨てると何か呪い(何しろ変態からのプレゼントだ)のようなものが発生するかもしれない危険性があるため、ずっとポケットに仕舞っていた。 そして、彼女は『ジグザク』に全身をバラバラにされ、ペンダント―『ゴフェルの欠片』によって、聖杯戦争に参加する権利を得た。 ◆  ◆ とある民家の一室に、高校生くらいの少女と背の高い大男がいた。 高校生くらいの少女は、名を萩原子萩。マスター。 背の高い男は、真名を鑢七花。クラスはアサシン。 「そう、アサシンさんは江戸時代、いえ幕府の名前が違うから異世界でしょうか、まあとりあえずその時代の英霊だと」 「まあな。細かことは俺にもよく分からないけど」 現在、子萩はアサシンのステータスやスキル、宝具を確認した後、彼の人物背景を聞いていた。彼と同時代の人物が、英霊として呼ばれている可能性もあるし、彼の得意な相手、苦手な相手を把握しておきたい。 今までのように、たくさんのプレイヤーを扱うことはできない。現在使える駒は彼しかいないのだから。 「それにしても、大昔のプレイヤーの方と会話ができるなんて夢のようです。今が戦争中でなかったなら、もっと詳しく聞きたいですね」 「そこまで大したことはしてないけどな」 謙遜……というよりは、自分の行動に対して興味を抱いていないようだった。 しかし、稀代の策士である萩原子萩は理解していた。 目の前の男がただ者ではないということを。 自分が関わってきた殺し名達でさえ、彼には及ばないのだろう。 話を聞いている限り、そこまで頭は回らないようだし、ステータスもいささか心もとない。 が、子萩にとっては充分だ。 玉藻のように意思疎通が難しいわけでもない。武士道や騎士道のような戦争には邪魔なポリシーを持ち合わせていないようだし、何より自分の指示に忠実に従う意思を見せてくれていることは彼女にとって非常に好印象だった。 「で、子萩。あんたの願いは何なんだ。俺のことは喋ったけど、まだあんたのことは聞いてないぞ」 「そうですね。では、私も自分について語りましょう。アサシンさんに比べたら、あまりにも、――見劣りする人生ですけれど」 萩原子萩。名門女子高の澄百合学園で、総代表を務める。一般人から見ればそれだけで羨望の的になるかもしれないが、澄百合学園の『事情』を知っている者からすれば、その肩書きの意味は大きく変わる。 澄百合学園、別名首吊り高校。 名門進学校の皮を被った、傭兵育成学校。 事実、学園にはナイフを自在に操る、を通り越してナイフに自在に操られるバーサーカーな中学生や、糸を使って人間をバラバラにする高校生といった個性豊かな面子が揃っている。 そして、子萩はその代表。 簡単に言えば、非常に優秀な少女だった。 「といっても、私はたいした戦闘スキルを持っていないんですけどね。一通りの武芸は義務教育で習いましたし、狙撃と剣道はそれなりだと自負していますけど」 彼女が澄百合学園で、総代表まで上り詰めた理由。 それは、彼女が優秀な『策士』だからだ。 中学の時に殺人鬼の一族を翻弄した彼女の手腕は、天才という言葉すら生ぬるい。 「ま、はっきり言って私の願いは『蘇生』です。月見原学園では、私はしがない一般生徒ですけど、――存外、悪くない体験でした。だから、第二の人生は普通の女子高生として生きてみたいんです。普通に友達とカラオケに行って、普通に友達と恋バナをする」 「それが、あんたの願いか」 「あは、我ながら自分勝手だとは思いますけれど」 『ジグザグ』と呼ばれた少女によって彼女の体は、『策』は、バラバラにされた。 そのことに別に恨みがあるわけではないけれど、生きたいか死にたいだったら、やっぱり生きていたい。そして、第二の人生を歩んでみるのも――悪くない。 「ふーん。ま、そういうことなら俺も頑張るよ。俺自体は、さっきも言った通り、願いなんて持ってないしな。今更とがめを生き返らようとは思わないし」 自分から聞いておいて、興味がなさそうなのはどうかと思ったが、おそらくこのサーヴァントの元来の性格なのだろう。 子萩も特に表情を変えることもなく、では、と前置きをした。 「アサシンさん、仲違いや誤解からのすれ違いを避けるために、お互いのタブーを決めませんか。これだけは守ってくれないと困る。逆にこれだけはやってくれないと困る。そういうことを決めましょう」 「ああ、そうだな」 「では私から。まずは、私がお風呂やトイレの時は現界しないこと。私の指示には従うこと。魂喰いは、適度に、こまめに。後、これはアサシンさんには残酷かもしれませんが、なるべく他のサーヴァントとの直接戦闘は避けてください」 一泊置いて、アサシンの反応を探る。 やはり、変化はない。英霊である以上、プライドは高いと思ったが、そうでもないようだ。 「残念ですが、この聖杯戦争。策を用いず、正々堂々戦って勝てるような甘い物ではありません。アサシンさんの生前のような試合形式で戦えば、すぐに脱落してしまいます。戦うべき時を考え、最小の労力で最善の結果を掴みましょう」 「了解。……俺も一応言っとくけど、俺は『刀』としてあんたに力を貸すが、あんたは俺の所有者じゃない。そこは勘違いするなよ」 初めて、このアサシンの感情が見えた。 子萩はそこを見逃さない。 駒の性質を、特徴を把握するために。 この駒の有効な活用法と、切り捨て時を間違えないために。 「アサシンさん、何度でも言いますが私達は弱いです。私は魔術師ではないので、他のマスターと比べて弱いですし、アサシンさんも英霊としてはけっして強い部類ではありません。けれど―そんなハンデは私の『策戦』の前では無意味です。アサシンさん、必ず私があなたを聖杯までたどり着かせます。そうだ、この戦いが終わったら、日本最強ではなく、英霊最強を名乗るのはどうですか?」 「うん、まあ、悪くはないな」 「あは、がんばりましょうね」 こうして、ここに澄百合学園総代表、萩原子萩と、虚刀流七代目当主、鑢七花のコンビが結成された。 この陣営が聖杯戦争で何を成すかは、まだ誰にも分からない。 ◆ ◆ 「じゃあ子萩、ちょっとその髪貸してくれ。匂いを覚える」 「え?」 「いや、だからお前のその長い髪を俺に巻きつけたり、匂いを嗅いだほうがいいのかなって思ってさ。俺もあの時とは違って、人の区別はつくようになったけど、それでも念のためにさ」 「……え?どういうことですか?」 「万が一にもお前と他のマスターを間違えたらまずいだろ。だから子萩の髪の匂いや肌触り、食感を覚えておこうと思うんだ。魔力供給受けてるから、たぶん間違えないと思うんだけど」 「むしろ何で間違えるんですか!?」 ……まだ、誰にも分からない。 【クラス】 アサシン 【真名】 鑢七花 【出典】 刀語 【属性】 中立・善 【ステータス】 筋力:B 耐久:D 敏捷:B 魔力:E 幸運:A 宝具:B 【weapon】 『虚刀流』 無刀の剣術としてその身自体を刀とするために習得した技術。 対剣士との戦いにおいて様々な局面を想定した奥義が存在する。 この継承者には自身が刀(剣)を用いて戦うことはできないという呪いのような持っている。 【クラススキル】 気配遮断:D  サーヴァントとしての気配を絶つ。隠密行動に適している。  ただし、自らが攻撃態勢に移ると気配遮断は解ける。 【固有スキル】 心眼(偽):C アサシンが生前島流しにあった不承島で培われた洞察力。 だが基本は常に気を抜いていないだけ。 刀剣破壊:B アサシンが生前に習得していた殺人拳法「虚刀流」の技のひとつ、「蒲公英」と「女郎花」。セイバーなどの剣を使うサーヴァントに対してはアサシンに有利な補正がかかる。 【宝具】 『容赦姫との三つの約束(ちぇりお!)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大補足:二人 生前、アサシンがとがめと結んだ「刀を守る」「とがめを守る」「自分を守る」という約束が宝具として昇華されたもの。アサシンの筋力、敏捷、耐久のランクを一つ下げることで、「マスターへのDランク以下の攻撃を無効化」「自分へのDランク以下の攻撃が軽減」の効果を得る。一方、『完了形・虚刀『鑢』』が発動できないというデメリットも発生する。 『完了形変体刀・虚刀『鑢』(きょとう・やすり)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:一人 完成形変体刀12本を短時間で破壊したことが宝具として昇華されたもの。真名開放することで「虚刀流」の技で「剣」の性質を持つ宝具を破壊できるようになる。しかし、子萩が魔術師ではないため、現在はBランク以下の宝具しか破壊できない。『容赦姫との三つの約束』発動中は、発動できない。また、聖杯戦争では12回しか発動できない。 【人物背景】 「刀語」の主人公。声優は細谷佳正氏。 身長は六尺八寸と非常に背が高い男。 剣を使わない剣術、虚刀流の七代目当主。刀語世界では日本最強の剣士。 動きやすいという理由で服装は上半身裸でいることが多い。 「ただしその頃には、あんたは八つ裂きになっているだろうけどな」が決め台詞。 剣士であり、刀でもあるため「セイバー」のクラスでも召喚は可能だが、今回は将軍暗殺(真正面から乗り込んで)をした逸話から「アサシン」として召喚された。 【基本戦術、方針、運用法】 対セイバーのアサシン。ステータスもアサシンとしては高く、『容赦姫との三つの約束』で、マスターへの攻撃もある程度防げるので、サーヴァント同士の戦いでもそれなりに戦える。が、決めてになる宝具を持っていないので、セイバー以外のサーヴァントを倒すのは非常に難しい。セイバー以外のサーヴァントとはなるべく戦わず、マスター狙いでいくのが最適。 またセイバーに対しては非常に有利に戦えるが、「鑢」発動前にスペック差で敗北も十分に有り得る。マスターも魔術師ではないため、定期的に魂喰いを行わなければならない。弱い分類に入るこのサーヴァントでどう勝ち上がるかは、マスターの策次第である。 萩原子萩 【出典】 戯言シリーズ・人間シリーズ 【参加方法】 零崎双識にプレゼントされたペンダントが『ゴフェルの欠片』だった。 【マスターとしての願い】 生き返って普通の人間として生きてみる。 【weapon】 日本刀。 普段から帯刀していた子萩が持ち込めた唯一の武器。おそらくただの日本刀。 【能力・技能】 天才的な頭脳。中学生にして殺戮奇術集団「匂宮雑技団」と殺人鬼集団「零崎一賊」を敵に回して対等に渡り合った。剣道二段で、狙撃もできる。また、一通りの武芸も学校で習っている。 【人物背景】 澄百合学園総代表にして、理事長の娘。 殺し屋集団と殺人鬼の一族を巻き込んで戦争を起こす程度の手腕を持っている。 足元にまで届く長い黒髪と、大きな胸が特徴。戯言遣いの告白で恥じらったり、零崎双識の変態っぷりにドン引きしたりと普通の女の子らしい一面も持つ。 高校三年生の時に澄百合学園に潜入した哀川潤と戯言使いを相手に暗躍するが、後輩で脱走者の紫木一姫の曲言糸によって全身をバラバラにされて死亡した。 【備考】 狙撃銃は持ち込めなかった。魔術師ではないため、定期的な魂喰いが必要。

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