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*notice ◆holyBRftF6  ホームルームの時間になった。  ケイネスが職員室の席を立ち、廊下へ出てからしばらく。  階段の踊場に足を踏み出したところで声が響いた。耳を震わせる音声ではなく、魔術的にラインを通してだ。 『ケイネスよ、校門のあの虫のことだが』 (ああ、あの虫どもの事ですか。  全く、我が君を試すような真似をするなど不敬にも程が……) 『そうではない。今朝、貴様が取った対応についてだ』  誰の視線もない、と判断した上でヴォルデモートは話題を切り出した。  言うまでもないが二人は校門に仕掛けられた罠について気付いている。潜むというには随分とこれ見よがしだった虫はもちろんのこと、巧妙に潜んでいたもう一匹も把握済みだ。しかも門を通り抜ける片手間に成し遂げたために、NPCが異常に気付く事は無かった。  この発見はケイネスが単独で成し遂げたものである。彼の魔術属性は「風」と「水」、そして最も得意とするのは流体操作だ。彼は気流を操って探知することで、完全に姿を隠していた虫を瞬時に発見してのけた。効果という点でも魔術の隠匿という点でも、ロード・エルメロイの名に恥じぬものだと言えよう。  ヴォルデモートから見てもこの腕前は評価に値する。かつて従えていた「死喰い人」達の中でも、これ程の腕前を誇った者は一人か二人。ヴォルデモートは力ある者を忘れぬ……敵と味方とで意味は異なるが。 『なぜ見抜いた事を教えてやるような真似をした?』  問題はその後なのだ。ケイネスは虫達を粘着質な視線でねめ付けていた。  明らかにミスではない。虫達に――虫達だけに分かる、「お前達両方に気付いているのだぞ」というアピール。そのまま進めば、あるいは気付いた事を隠し通せていたかもしれぬ。少なくとも情報戦においてどちらが有利かは明らかだ。  問い詰めるヴォルデモートだったが、内心では薄々と理由が分かっていた。 「無論、不敬者を嘲るためです!  我が君にとってあの程度の罠はまさに虫ケラ同然だと教えてやらねば――」  そして、返ってきたのはやはり予想通りの言葉だ。 『俺様に助けはいらぬ、余計な事をするな。特に尻尾を掴まれるような真似は、校門でも今でもな。  今は教師を演じる事に集中するのだ』  ヴォルデモートは内心で舌打ちをしつつケイネスを黙らせた。校内では罰を加えるわけにもいかない。  念話ではなく口から大声を出しかけたケイネスだが、他ならぬ我が君から注意されては口を閉じるしかない。騒がれると面倒なことになりかねないと判断し、踊場に出るまで――人目に付かない場所に来るまでこの話題に触れなかった判断は正しかったようだ。  学校へ来る前の事といい、ケイネスはヴォルデモートの意に添うように動いているとは言いがたい。元来のプライドの高さと「服従の呪文」による高揚感が悪い方向に絡み合い作用している。彼のプライドの高さは自身だけではなく主の名誉も守らなければならないというものに変化していた。  元々「戦争」という事柄について考えが甘く、戦いにおいては自らの力を堂々と誇示して相手を屈服させるべきだと考えている節があるケイネスだ。自分達を試されるような罠を見て我慢が効かなくなったらしい。  なるほど、自分は特別扱いされるべき存在であり侮辱は許せぬという点についてはヴォルデモートも同意見だ。しかしケイネスと違い、態勢が整っていなければ隠れ整っていれば例え赤子であろうとも排除する。ただ睨むだけでは満足も安心もしない。  もっともヴォルデモートからすれば、己の存在を誇示したがる者は見慣れた存在でもある。その手の輩は死喰い人の中にも掃いて捨てるほどいた。  彼の脳裏に浮かぶのはベラトリックス・レストレンジの姿だ。彼女の忠誠はケイネスとは違い本心からの物ではあるが、事あるごとに出しゃばろうとする性分の上に自らの力を誇示したがる悪癖があった。 (……最終的に俺様はあの副官とたった二人になるまで追い込まれ、そして敗れた。  ケイネスの奴と二人きりというのは、生前の敗北をなぞるようで気に食わん。  やはり俺様の軍団を復活させねば)  苦い思い出に歯噛みするヴォルデモートだったが、実際のところ彼が思うほどケイネスはベラトリックスに近しい存在ではない――そこまで邪悪な存在ではない。  にも関わらず二人を似た存在だと思う理由は単純だ。ヴォルデモートにとっての正悪は、一般的なものとは根本的に異なる。 『ケイネス、貴様はただ俺様に従っていればよい。分かるな』 (も、申し訳ありません我が君!) 『あの虫どもへの対応は後々伝える。貴様はそれまで何もするな。ただ教師として振る舞え』  ケイネスに続くような形でヴォルデモートは教室に入る。霊体化以外にも宝具など様々な手段で身を隠している以上、仮に同じ教室にサーヴァントがいたとしても感知される可能性は低い。  とは言え、下手な行動を取れば露見する程度の守りであることもまた事実。ヴォルデモートは教室の生徒を観察し、怪しい者と使えそうなNPCを探す事に専念した。  ■ ■  シオン・エルトナム・アトラシアのスケジュールに乱れはない。  朝は六時ぴったりに起床し、身支度を整えた後に昨晩集めた情報の再整理を行う。  その中で学園内で活動する際に関係がありそうな情報を目星をつけた後、朝食を取って外へ。  昨晩の帰りは遅く睡眠時間はやや短くなったものの、まだまだ体調には差し支えない程度の誤差だ。  むしろ路地裏で寝ていた時の事を考えれば、しっかりと眠れる今の状態なら寝覚めもよくなるというもの……もっとも、ジョセフは「俺だったら路地裏で寝ていた時の二倍近い時間は寝ちまうけどな!」などとのたまっていたが。  当然、通学の際も遅刻しかけるなどという醜態は晒さない。  時刻表を考慮したスケジュールの元で歩を進め、通常の学生よりも一つ早いバスに搭乗。ホームルームが始まる二十分から三十分前には校門がはっきりと見えてくる位置にいる。  朝の部活動をする生徒よりは遅く、かと言って普通の生徒よりは早い時間……即ち、登校する生徒がまばらな時間だ。 『ちょい待った……いや待たなくていい、歩きながら聞いてくれマスター。どーも嫌な感じがする』 (アーチャー、詳細を)  ジョセフに言われるまでもなく、シオンの歩調には乱れがない。  彼女が登校する際のスケジュールは「通学時に何かを発見した際人目が少ないほうがよい」という考えの元で組み立てられている。そして、今回はまさに人目が少ないほうがよい事例だ。 『校門に一匹虫が付けられてやがった。例えじゃなくて本物の虫だ……まぁ、ただの虫じゃなさそうだけどな』 (位置は?) 『ヘコみに隠れているだけの、すげぇヘタクソな置き方だぜ。  マスターも近くに来れば簡単に見つけられるんじゃねえか』  シオンはジョセフと議論を続けている……しかし他人から見た場合、彼女がサーヴァントと議論を交わしているとは全く気付けないだろう。その表情も歩き方も全く淀みがない。外見はいつも通りの登校だ。  念話、校門の観察、いつも通りの登校。この程度のマルチタスクは彼女にとって負担ですらない。むしろ、アトラスの錬金術士なら出来て当然と言える。 『ありゃ「見つけて下さい」ってフリだと思うぜ?  わざと目立って本命を隠すのは俺もよく使う手だからな。なにか別に潜んでると見た』 (成程。では、本命については) 『……実体化して波紋を使えば一発で分かるが、俺の存在を宣伝するようなもんだな。  マスターはどーよ?』 (エーテライトで探ることは可能でしょう。校門をなぞって別の反応を探せばいい。  ですが軽く撫でるだけならまだしも、校門全てを調べるとなると少し時間が掛かる。  それにエーテライトが視認される可能性も否定出来ない)  地形利用に長けるジョセフだが感知系スキルはなく、Aランクを誇る波紋法も肉体があってこそのもの。霊体化している状態では発揮できない。  シオンも分割思考があるとは言えど、肉体や道具が追いつかない場合はどうしようもない。外界に働きかける自然干渉系の魔術も使えない以上、通りすがりに本命を見つけ出す術はない。 (ここは無視するのが無難か。  アーチャー、このまま通り抜けます) 『いや、その前に一つ教えてくれマスター。  あのエーテライトって奴、気付かれないように虫に差し込むことは可能か?』 (エーテライトを?)  こうして議論を重ねている間にもシオンの足は進んでいる。学園の敷地は既に目前だ。 (……差し込むのは容易です。他の生徒に気付かれないように差し込む事も問題ない。  ですが、この虫を使っている者には気付かれる可能性が極めて高い。  差し込まれた虫が何かを感じ取る可能性もありますが、別にいる「本命」に感知される可能性がそれ以上に高い) 『オッケー、次だ。差し込むとどんな情報が手に入る?』 (多くはない。  感覚や思考、記憶力が人間と異なる以上、得られる情報は限定的です。  せいぜい、その虫が感じているものが分かる程度だ。繋がっている限りは継続的に読めますが……) 『虫を使っている奴は追えるか?』 (少なくとも、校門に留まっている限りでは探知できない。  仮にこの虫が主の元へ帰るなら分かるでしょうが……何かされていると分かってむざむざ帰らせる可能性は低い』 『なるほどなるほど、よくわかったぜ。  こっちはこの虫の主にバレるけどこの虫の主を追うことはできない、そういうワケね』 (えぇ、ですから……) 『なら決まりだ、マスター。  その虫にエーテライトを差し込んでくれ』 (は?)  予想だにしない提案に、シオンの分割思考の一つが驚きで止まりかけた。もっとも別処理で動いていた表情や歩調は何ら乱れることは無かったが。  まるで理に適っていない返答に、慌ててシオンは念話を送る。 (どういう事ですか、アーチャー) 『後で説明するって。もう校門まであと数歩ってとこだろ?   他の連中に気付かれないように頼むぜ、マスター』 (……いいでしょう)  疑問を感じながらもシオンは校門を通り抜ける。その際に僅かに指を動かし、虫に軽く触れながら。  元々生徒の姿が疎らだった事もあり、彼女が何かしたことに気付いた者は皆無だ――――ただし、虫自身を除いて。  整った歩調で敷地内に足を踏み入れたシオンは、即座に念話を再開した。 (説明しなさい、アーチャー) 『おっと、最後に聞かないとまずい事がある。その虫の感じているものが分かるんだよな?  その感覚だけで通り抜ける生徒がマスターかどうか区別できるか教えてくれ』 (本当に最後ですね?) 『ああ。  ……だから俺にエーテライト向けんなよ?』 (向ける気はありません。真面目な話をする限り、ですが)  微妙にビクビクしているジョセフに半分フォロー、半分脅しの言葉を投げかけつつシオンは分割思考の一つを虫からの情報に割り当てた。  一度接着したエーテライトの射程は広い。街の中にいる限りは問題なく対象を把握できる。ましてや校庭からのハッキングなど順調に終わって当然というものだ。  虫の感覚から数秒ほど生徒たちを観察したシオンは、あっさりと答えを出した。 (不可能と見ていいでしょう) 『よし、これで分かった。  まずその虫を張り付かせた奴は他の情報源を持ってるか、もしくは欲しがってる』  その言葉に、シオンは目を少しばかり長くまばたかせた。  言葉そのものは理に適っているが、予想外の方向への推論だった。 (……虫だけで判別できないのならば、虫はあくまで一手段でしかない。  理解はできますが、それを把握するためにマスターだと露見する危険を冒したのですか?) 『どっちかというと、わざと俺達に気付かせるためだな。  仮に他の情報源を欲しがっているなら、俺達を売り込めるだろ』 (売り込む?) 『相手を引っ掛けるような監視を置くような奴が、いきなり襲い掛かってくるとは思えねえ。  何らかの手段で追っかけてくるか、もしくは連絡を取ろうとするか……  いろいろと準備をしてから戦い始めるはずだぜ』 (確かに、この虫の性能は戦闘用のそれではない)  エーテライトを通して確認した内容を精査しつつ、シオンはジョセフの考えを肯定した。  彼の言葉はあくまで推論でしか無いものの、推論を補う材料は十分にある。 『そして他の情報源を持っているなら、目立ちやすい身分のマスターが気付かれるのは時間の問題だった。  だからわざと悪い手を打ってみたのさ。舐めてかかってくれれば対応も楽だからな。  何より相手が俺達の知らない事を知ってる以上、それを知る機会が欲しい……  俺達に目をつけて早いうちに接触してくるのは俺達にとっても悪い事じゃあない』  そこまで言った所で、ジョセフが咳払いをした――念話に咳払いも何もないが、シオンはそんな気配を感じ取った。 『要するに油断を誘っておびき出して、ウマいこと情報をせしめようってワケだ』  それがジョセフ・ジョースターの戦略。  彼が生前から得意とする、自らを釣り餌とした騙しのテクニックである。 (仮にこの虫の感覚が、単体でマスターか否かを見抜けるものだった場合――いえ、愚問ですね) 『そんときゃ俺達も通るだけでバレてたからな。  エーテライトをぶっ刺しても得しかしないだろ?』 (なるほど。  リスクはありますが、リスクを負うだけの価値はある戦略です)  僅かではあるがシオンは感嘆の吐息を漏らし……同時にジョセフがはしゃぐ様子を感じ取った。  夜の探索のことを思い出した彼女がすぐさま釘を刺しにかかったのは、ジョセフ自身の身から出た錆というものだろう。 (……とはいえ、無視できるリスクではありません。警戒は怠らないように) 『ちぇっ』  先程とは違う溜息を付きながら、シオンは玄関で靴を履き替えた。  周辺の観察に割り当てる分割思考を通常より増やす。マスターがいる事は確定なのだから、演算する思考は増やしておいた方がいいとの判断だ。  もっとも、これだけで即座にマスターが断定できるとも思っていない。実際ホームルームが始まるまで不自然にならない程度に校舎を探索したが、やはりこれと言った成果は上がらなかった。  ホームルームの五分前にはシオンは教室の自席に着席する。その体に令呪らしきものは見えない。令呪の上に束ねたエーテライトを付着させ、その色彩情報を「シオンの肌の色と同じ」だと偽装する事で隠している。  元々エーテライトは擬似神経であるため、肌と一体化させる事は容易だった。色彩情報の偽装もアバターの改竄の要領で問題なく成功している。むしろハッキングの練習台としては最適だったとすら言えよう。  もちろん単に表面を覆っているだけである以上、ごまかせるのは視覚とかろうじて触覚くらいなものだ。幸いシオンはアトラスの錬金術士であり、魔力を直接的に発露するような機会は少ない。だがそれでも警戒は必要だとシオンは再確認し。 『お、けっこういい感じのコが校門から走ってきてるぜ!』 (……アーチャー)  そんな矢先に流れたジョセフの思考に眉を顰めた。彼は教室にいない。学園に他のマスターがいる以上、四六時中共にいては逆に露見しかねないと判断したためだ。  屋上というとかなり距離が離れているようにも感じるが、霊体化できるサーヴァントにとってはそれほど離れているとは言えない。待機しているのはシオンの教室のちょうど真上であり、天井や床を通り抜けられば済む。  校舎内からは目に付きにくく、かつすぐに駆けつけられる場所としては屋上はうってつけだ……そう主張するジョセフの意見をシオンは取り入れたのだが、実のところ屋上から色々と眺めたいという理由も多分にあったらしい。  小さくため息を吐いてから数分後に扉が開いた。生徒は既に揃っている。時計の針はちょうどホームルームの時間。となれば当然、入ってくるのは教師だ。  シオンはクラスの担任の名前を脳内で反芻した。 (ケイネス・エルメロイ・アーチボルト……でしたか)  シオンが顔を上げると同時に、担任――ケイネスもまた教壇から生徒たちを見渡す。  同じく虫に反応した二人のマスターは、期せずして視線を交錯させた。 【C-3/月海原学園/1日目 午前】 【ケイネス・エルメロイ・アーチボルト@Fate/Zero】 [状態]健康、ただし〈服従の呪文〉にかかっている、魔力消費(微小) [令呪]残り3画 [装備] 月霊髄液(ヴォールメン・ハイドラグラム)、盾の指輪 [道具]地図 [所持金]教師としての収入、クラス担任のため他の教師よりは気持ち多め? [思考・状況] 基本行動方針:我が君の御心のままに 1.他のマスターに疑われるのを防ぐため、引き続き教師として振る舞う 2.教師としての立場を利用し、多くの生徒や教師と接触、情報収集や〈服従の呪文〉による支配を行う [備考] 〈服従の呪文〉による洗脳が解ける様子はまだありません。 C-3、月海原学園歩いて5分ほどの一軒家に住んでいることになっていますが、拠点はD-3の館にするつもりです。変化がないように見せるため登下校先はこの家にするつもりです。 シオンとのクラスを担当しています。 【キャスター(ヴォルデモート)@ハリーポッターシリーズ】 [状態]健康、魔力消費(小) [装備] イチイの木に不死鳥の尾羽の芯の杖 [道具]盾の指輪 [所持金]ケイネスの所持金に準拠 [思考・状況] 基本行動方針:聖杯をとる 1. 〈服従の呪文〉により手駒を増やし勝利を狙う 2. ケイネスの近くにつき、状況に応じて〈服従の呪文〉や〈開心術〉を行使する 3. ただし積極的な戦闘をするつもりはなくいざとなったら〈姿くらまし〉で主従共々館に逃げ込む 4.戦況が進んできたら工房に手を加え、もっと排他的なものにしたい [備考] D-3にリドルの館@ハリーポッターシリーズがあり、そこを工房(未完成)にしました。一晩かけて捜査した結果魔術的なアイテムは一切ないことが分かっています。 錯刃大学、教会、図書館、学園の周囲に使い魔の蛇を向かわせました。他にもいるかもしれません 【シオン・エルトナム・アトラシア@MELTY BLOOD】 [状態]健康、アーチャーとエーテライトで接続。色替えエーテライトで令呪を隠蔽。 [令呪]残り三画 [装備] エーテライト、バレルレプリカ [道具] [所持金]豊富(ただし研究費で大分浪費中) [思考・状況] 基本行動方針:方舟の調査。その可能性/危険性を見極める。並行して吸血鬼化の治療法を模索する。 1.学園内でのマスターの割り出し、及び警戒。来るだろう接触に備える。 2.帰宅後、情報の整理。コードキャストを完成させる。 3.方舟の内部調査。中枢系との接触手段を探す。 [備考] ・月見原学園ではエジプトからの留学生という設定。 ・アーチャーの単独行動スキルを使用中でも、エーテライトで繋がっていれば情報のやり取りは可能です。 ・マップ外は「無限の距離」による概念防壁(404光年)が敷かれています。通常の手段での脱出はまず不可能でしょう。  シオンは優勝者にのみ許される中枢に通じる通路があると予測しています。 ・「サポロジアビートルの腸三万匹分」を仕入れました。研究目的ということで一応は怪しまれてないようです。 【アーチャー(ジョセフ・ジョースター )@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]健康、シオンとエーテライトに接続 [装備]現代風の服、シオンからのお小遣い [道具] [思考・状況] 基本行動方針:「シオンは守る」「方舟を調査する」、「両方」やらなくっちゃあならないってのが「サーヴァント」のつらいところだぜ。 1.学校にいるであろう他のマスターに警戒。来るだろう接触に備える。 2.夜の新都で情報収集。でもちょっとぐらいハメ外しちゃってもイイよね? 3.エーテライトはもう勘弁しちくり~! [備考] 予選日から街中を遊び歩いています。NPC達とも直に交流し情報を得ているようです。 ---- |BACK||NEXT| |062:[[再現された仮想現実世界]]|[[投下順>本編SS目次・投下順]]|064:[[報復の追跡]]| |062:[[再現された仮想現実世界]]|[[時系列順>本編SS目次・時系列順]]|:[[]]| |BACK|登場キャラ|NEXT| |043:[[アンダーナイトインヴァース]]|[[シオン・エルトナム・アトラシア]]&アーチャー([[ジョセフ・ジョースター]])|:[[]]| |035:[[トモダチヒャクニンデキルカナ]]|[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]]&キャスター([[ヴォルデモート]])|:[[]]|
*notice ◆holyBRftF6  ホームルームの時間になった。  ケイネスが職員室の席を立ち、廊下へ出てからしばらく。  階段の踊場に足を踏み出したところで声が響いた。耳を震わせる音声ではなく、魔術的にラインを通してだ。 『ケイネスよ、校門のあの虫のことだが』 (ああ、あの虫どもの事ですか。  全く、我が君を試すような真似をするなど不敬にも程が……) 『そうではない。今朝、貴様が取った対応についてだ』  誰の視線もない、と判断した上でヴォルデモートは話題を切り出した。  言うまでもないが二人は校門に仕掛けられた罠について気付いている。潜むというには随分とこれ見よがしだった虫はもちろんのこと、巧妙に潜んでいたもう一匹も把握済みだ。しかも門を通り抜ける片手間に成し遂げたために、NPCが異常に気付く事は無かった。  この発見はケイネスが単独で成し遂げたものである。彼の魔術属性は「風」と「水」、そして最も得意とするのは流体操作だ。彼は気流を操って探知することで、完全に姿を隠していた虫を瞬時に発見してのけた。効果という点でも魔術の隠匿という点でも、ロード・エルメロイの名に恥じぬものだと言えよう。  ヴォルデモートから見てもこの腕前は評価に値する。かつて従えていた「死喰い人」達の中でも、これ程の腕前を誇った者は一人か二人。ヴォルデモートは力ある者を忘れぬ……敵と味方とで意味は異なるが。 『なぜ見抜いた事を教えてやるような真似をした?』  問題はその後なのだ。ケイネスは虫達を粘着質な視線でねめ付けていた。  明らかにミスではない。虫達に――虫達だけに分かる、「お前達両方に気付いているのだぞ」というアピール。そのまま進めば、あるいは気付いた事を隠し通せていたかもしれぬ。少なくとも情報戦においてどちらが有利かは明らかだ。  問い詰めるヴォルデモートだったが、内心では薄々と理由が分かっていた。 「無論、不敬者を嘲るためです!  我が君にとってあの程度の罠はまさに虫ケラ同然だと教えてやらねば――」  そして、返ってきたのはやはり予想通りの言葉だ。 『俺様に助けはいらぬ、余計な事をするな。特に尻尾を掴まれるような真似は、校門でも今でもな。  今は教師を演じる事に集中するのだ』  ヴォルデモートは内心で舌打ちをしつつケイネスを黙らせた。校内では罰を加えるわけにもいかない。  念話ではなく口から大声を出しかけたケイネスだが、他ならぬ我が君から注意されては口を閉じるしかない。騒がれると面倒なことになりかねないと判断し、踊場に出るまで――人目に付かない場所に来るまでこの話題に触れなかった判断は正しかったようだ。  学校へ来る前の事といい、ケイネスはヴォルデモートの意に添うように動いているとは言いがたい。元来のプライドの高さと「服従の呪文」による高揚感が悪い方向に絡み合い作用している。彼のプライドの高さは自身だけではなく主の名誉も守らなければならないというものに変化していた。  元々「戦争」という事柄について考えが甘く、戦いにおいては自らの力を堂々と誇示して相手を屈服させるべきだと考えている節があるケイネスだ。自分達を試されるような罠を見て我慢が効かなくなったらしい。  なるほど、自分は特別扱いされるべき存在であり侮辱は許せぬという点についてはヴォルデモートも同意見だ。しかしケイネスと違い、態勢が整っていなければ隠れ整っていれば例え赤子であろうとも排除する。ただ睨むだけでは満足も安心もしない。  もっともヴォルデモートからすれば、己の存在を誇示したがる者は見慣れた存在でもある。その手の輩は死喰い人の中にも掃いて捨てるほどいた。  彼の脳裏に浮かぶのはベラトリックス・レストレンジの姿だ。彼女の忠誠はケイネスとは違い本心からの物ではあるが、事あるごとに出しゃばろうとする性分の上に自らの力を誇示したがる悪癖があった。 (……最終的に俺様はあの副官とたった二人になるまで追い込まれ、そして敗れた。  ケイネスの奴と二人きりというのは、生前の敗北をなぞるようで気に食わん。  やはり俺様の軍団を復活させねば)  苦い思い出に歯噛みするヴォルデモートだったが、実際のところ彼が思うほどケイネスはベラトリックスに近しい存在ではない――そこまで邪悪な存在ではない。  にも関わらず二人を似た存在だと思う理由は単純だ。ヴォルデモートにとっての正悪は、一般的なものとは根本的に異なる。 『ケイネス、貴様はただ俺様に従っていればよい。分かるな』 (も、申し訳ありません我が君!) 『あの虫どもへの対応は後々伝える。貴様はそれまで何もするな。ただ教師として振る舞え』  ケイネスに続くような形でヴォルデモートは教室に入る。霊体化以外にも宝具など様々な手段で身を隠している以上、仮に同じ教室にサーヴァントがいたとしても感知される可能性は低い。  とは言え、下手な行動を取れば露見する程度の守りであることもまた事実。ヴォルデモートは教室の生徒を観察し、怪しい者と使えそうなNPCを探す事に専念した。  ■ ■  シオン・エルトナム・アトラシアのスケジュールに乱れはない。  朝は六時ぴったりに起床し、身支度を整えた後に昨晩集めた情報の再整理を行う。  その中で学園内で活動する際に関係がありそうな情報を目星をつけた後、朝食を取って外へ。  昨晩の帰りは遅く睡眠時間はやや短くなったものの、まだまだ体調には差し支えない程度の誤差だ。  むしろ路地裏で寝ていた時の事を考えれば、しっかりと眠れる今の状態なら寝覚めもよくなるというもの……もっとも、ジョセフは「俺だったら路地裏で寝ていた時の二倍近い時間は寝ちまうけどな!」などとのたまっていたが。  当然、通学の際も遅刻しかけるなどという醜態は晒さない。  時刻表を考慮したスケジュールの元で歩を進め、通常の学生よりも一つ早いバスに搭乗。ホームルームが始まる二十分から三十分前には校門がはっきりと見えてくる位置にいる。  朝の部活動をする生徒よりは遅く、かと言って普通の生徒よりは早い時間……即ち、登校する生徒がまばらな時間だ。 『ちょい待った……いや待たなくていい、歩きながら聞いてくれマスター。どーも嫌な感じがする』 (アーチャー、詳細を)  ジョセフに言われるまでもなく、シオンの歩調には乱れがない。  彼女が登校する際のスケジュールは「通学時に何かを発見した際人目が少ないほうがよい」という考えの元で組み立てられている。そして、今回はまさに人目が少ないほうがよい事例だ。 『校門に一匹虫が付けられてやがった。例えじゃなくて本物の虫だ……まぁ、ただの虫じゃなさそうだけどな』 (位置は?) 『ヘコみに隠れているだけの、すげぇヘタクソな置き方だぜ。  マスターも近くに来れば簡単に見つけられるんじゃねえか』  シオンはジョセフと議論を続けている……しかし他人から見た場合、彼女がサーヴァントと議論を交わしているとは全く気付けないだろう。その表情も歩き方も全く淀みがない。外見はいつも通りの登校だ。  念話、校門の観察、いつも通りの登校。この程度のマルチタスクは彼女にとって負担ですらない。むしろ、アトラスの錬金術士なら出来て当然と言える。 『ありゃ「見つけて下さい」ってフリだと思うぜ?  わざと目立って本命を隠すのは俺もよく使う手だからな。なにか別に潜んでると見た』 (成程。では、本命については) 『……実体化して波紋を使えば一発で分かるが、俺の存在を宣伝するようなもんだな。  マスターはどーよ?』 (エーテライトで探ることは可能でしょう。校門をなぞって別の反応を探せばいい。  ですが軽く撫でるだけならまだしも、校門全てを調べるとなると少し時間が掛かる。  それにエーテライトが視認される可能性も否定出来ない)  地形利用に長けるジョセフだが感知系スキルはなく、Aランクを誇る波紋法も肉体があってこそのもの。霊体化している状態では発揮できない。  シオンも分割思考があるとは言えど、肉体や道具が追いつかない場合はどうしようもない。外界に働きかける自然干渉系の魔術も使えない以上、通りすがりに本命を見つけ出す術はない。 (ここは無視するのが無難か。  アーチャー、このまま通り抜けます) 『いや、その前に一つ教えてくれマスター。  あのエーテライトって奴、気付かれないように虫に差し込むことは可能か?』 (エーテライトを?)  こうして議論を重ねている間にもシオンの足は進んでいる。学園の敷地は既に目前だ。 (……差し込むのは容易です。他の生徒に気付かれないように差し込む事も問題ない。  ですが、この虫を使っている者には気付かれる可能性が極めて高い。  差し込まれた虫が何かを感じ取る可能性もありますが、別にいる「本命」に感知される可能性がそれ以上に高い) 『オッケー、次だ。差し込むとどんな情報が手に入る?』 (多くはない。  感覚や思考、記憶力が人間と異なる以上、得られる情報は限定的です。  せいぜい、その虫が感じているものが分かる程度だ。繋がっている限りは継続的に読めますが……) 『虫を使っている奴は追えるか?』 (少なくとも、校門に留まっている限りでは探知できない。  仮にこの虫が主の元へ帰るなら分かるでしょうが……何かされていると分かってむざむざ帰らせる可能性は低い』 『なるほどなるほど、よくわかったぜ。  こっちはこの虫の主にバレるけどこの虫の主を追うことはできない、そういうワケね』 (えぇ、ですから……) 『なら決まりだ、マスター。  その虫にエーテライトを差し込んでくれ』 (は?)  予想だにしない提案に、シオンの分割思考の一つが驚きで止まりかけた。もっとも別処理で動いていた表情や歩調は何ら乱れることは無かったが。  まるで理に適っていない返答に、慌ててシオンは念話を送る。 (どういう事ですか、アーチャー) 『後で説明するって。もう校門まであと数歩ってとこだろ?   他の連中に気付かれないように頼むぜ、マスター』 (……いいでしょう)  疑問を感じながらもシオンは校門を通り抜ける。その際に僅かに指を動かし、虫に軽く触れながら。  元々生徒の姿が疎らだった事もあり、彼女が何かしたことに気付いた者は皆無だ――――ただし、虫自身を除いて。  整った歩調で敷地内に足を踏み入れたシオンは、即座に念話を再開した。 (説明しなさい、アーチャー) 『おっと、最後に聞かないとまずい事がある。その虫の感じているものが分かるんだよな?  その感覚だけで通り抜ける生徒がマスターかどうか区別できるか教えてくれ』 (本当に最後ですね?) 『ああ。  ……だから俺にエーテライト向けんなよ?』 (向ける気はありません。真面目な話をする限り、ですが)  微妙にビクビクしているジョセフに半分フォロー、半分脅しの言葉を投げかけつつシオンは分割思考の一つを虫からの情報に割り当てた。  一度接着したエーテライトの射程は広い。街の中にいる限りは問題なく対象を把握できる。ましてや校庭からのハッキングなど順調に終わって当然というものだ。  虫の感覚から数秒ほど生徒たちを観察したシオンは、あっさりと答えを出した。 (不可能と見ていいでしょう) 『よし、これで分かった。  まずその虫を張り付かせた奴は他の情報源を持ってるか、もしくは欲しがってる』  その言葉に、シオンは目を少しばかり長くまばたかせた。  言葉そのものは理に適っているが、予想外の方向への推論だった。 (……虫だけで判別できないのならば、虫はあくまで一手段でしかない。  理解はできますが、それを把握するためにマスターだと露見する危険を冒したのですか?) 『どっちかというと、わざと俺達に気付かせるためだな。  仮に他の情報源を欲しがっているなら、俺達を売り込めるだろ』 (売り込む?) 『相手を引っ掛けるような監視を置くような奴が、いきなり襲い掛かってくるとは思えねえ。  何らかの手段で追っかけてくるか、もしくは連絡を取ろうとするか……  いろいろと準備をしてから戦い始めるはずだぜ』 (確かに、この虫の性能は戦闘用のそれではない)  エーテライトを通して確認した内容を精査しつつ、シオンはジョセフの考えを肯定した。  彼の言葉はあくまで推論でしか無いものの、推論を補う材料は十分にある。 『そして他の情報源を持っているなら、目立ちやすい身分のマスターが気付かれるのは時間の問題だった。  だからわざと悪い手を打ってみたのさ。舐めてかかってくれれば対応も楽だからな。  何より相手が俺達の知らない事を知ってる以上、それを知る機会が欲しい……  俺達に目をつけて早いうちに接触してくるのは俺達にとっても悪い事じゃあない』  そこまで言った所で、ジョセフが咳払いをした――念話に咳払いも何もないが、シオンはそんな気配を感じ取った。 『要するに油断を誘っておびき出して、ウマいこと情報をせしめようってワケだ』  それがジョセフ・ジョースターの戦略。  彼が生前から得意とする、自らを釣り餌とした騙しのテクニックである。 (仮にこの虫の感覚が、単体でマスターか否かを見抜けるものだった場合――いえ、愚問ですね) 『そんときゃ俺達も通るだけでバレてたからな。  エーテライトをぶっ刺しても得しかしないだろ?』 (なるほど。  リスクはありますが、リスクを負うだけの価値はある戦略です)  僅かではあるがシオンは感嘆の吐息を漏らし……同時にジョセフがはしゃぐ様子を感じ取った。  夜の探索のことを思い出した彼女がすぐさま釘を刺しにかかったのは、ジョセフ自身の身から出た錆というものだろう。 (……とはいえ、無視できるリスクではありません。警戒は怠らないように) 『ちぇっ』  先程とは違う溜息を付きながら、シオンは玄関で靴を履き替えた。  周辺の観察に割り当てる分割思考を通常より増やす。マスターがいる事は確定なのだから、演算する思考は増やしておいた方がいいとの判断だ。  もっとも、これだけで即座にマスターが断定できるとも思っていない。実際ホームルームが始まるまで不自然にならない程度に校舎を探索したが、やはりこれと言った成果は上がらなかった。  ホームルームの五分前にはシオンは教室の自席に着席する。その体に令呪らしきものは見えない。令呪の上に束ねたエーテライトを付着させ、その色彩情報を「シオンの肌の色と同じ」だと偽装する事で隠している。  元々エーテライトは擬似神経であるため、肌と一体化させる事は容易だった。色彩情報の偽装もアバターの改竄の要領で問題なく成功している。むしろハッキングの練習台としては最適だったとすら言えよう。  もちろん単に表面を覆っているだけである以上、ごまかせるのは視覚とかろうじて触覚くらいなものだ。幸いシオンはアトラスの錬金術士であり、魔力を直接的に発露するような機会は少ない。だがそれでも警戒は必要だとシオンは再確認し。 『お、けっこういい感じのコが校門から走ってきてるぜ!』 (……アーチャー)  そんな矢先に流れたジョセフの思考に眉を顰めた。彼は教室にいない。学園に他のマスターがいる以上、四六時中共にいては逆に露見しかねないと判断したためだ。  屋上というとかなり距離が離れているようにも感じるが、霊体化できるサーヴァントにとってはそれほど離れているとは言えない。待機しているのはシオンの教室のちょうど真上であり、天井や床を通り抜けられば済む。  校舎内からは目に付きにくく、かつすぐに駆けつけられる場所としては屋上はうってつけだ……そう主張するジョセフの意見をシオンは取り入れたのだが、実のところ屋上から色々と眺めたいという理由も多分にあったらしい。  小さくため息を吐いてから数分後に扉が開いた。生徒は既に揃っている。時計の針はちょうどホームルームの時間。となれば当然、入ってくるのは教師だ。  シオンはクラスの担任の名前を脳内で反芻した。 (ケイネス・エルメロイ・アーチボルト……でしたか)  シオンが顔を上げると同時に、担任――ケイネスもまた教壇から生徒たちを見渡す。  同じく虫に反応した二人のマスターは、期せずして視線を交錯させた。 【C-3/月海原学園/1日目 午前】 【ケイネス・エルメロイ・アーチボルト@Fate/Zero】 [状態]健康、ただし〈服従の呪文〉にかかっている、魔力消費(微小) [令呪]残り3画 [装備] 月霊髄液(ヴォールメン・ハイドラグラム)、盾の指輪 [道具]地図 [所持金]教師としての収入、クラス担任のため他の教師よりは気持ち多め? [思考・状況] 基本行動方針:我が君の御心のままに 1.他のマスターに疑われるのを防ぐため、引き続き教師として振る舞う 2.教師としての立場を利用し、多くの生徒や教師と接触、情報収集や〈服従の呪文〉による支配を行う [備考] 〈服従の呪文〉による洗脳が解ける様子はまだありません。 C-3、月海原学園歩いて5分ほどの一軒家に住んでいることになっていますが、拠点はD-3の館にするつもりです。変化がないように見せるため登下校先はこの家にするつもりです。 シオンとのクラスを担当しています。 【キャスター(ヴォルデモート)@ハリーポッターシリーズ】 [状態]健康、魔力消費(小) [装備] イチイの木に不死鳥の尾羽の芯の杖 [道具]盾の指輪 [所持金]ケイネスの所持金に準拠 [思考・状況] 基本行動方針:聖杯をとる 1. 〈服従の呪文〉により手駒を増やし勝利を狙う 2. ケイネスの近くにつき、状況に応じて〈服従の呪文〉や〈開心術〉を行使する 3. ただし積極的な戦闘をするつもりはなくいざとなったら〈姿くらまし〉で主従共々館に逃げ込む 4.戦況が進んできたら工房に手を加え、もっと排他的なものにしたい [備考] D-3にリドルの館@ハリーポッターシリーズがあり、そこを工房(未完成)にしました。一晩かけて捜査した結果魔術的なアイテムは一切ないことが分かっています。 錯刃大学、教会、図書館、学園の周囲に使い魔の蛇を向かわせました。他にもいるかもしれません 【シオン・エルトナム・アトラシア@MELTY BLOOD】 [状態]健康、アーチャーとエーテライトで接続。色替えエーテライトで令呪を隠蔽。 [令呪]残り三画 [装備] エーテライト、バレルレプリカ [道具] [所持金]豊富(ただし研究費で大分浪費中) [思考・状況] 基本行動方針:方舟の調査。その可能性/危険性を見極める。並行して吸血鬼化の治療法を模索する。 1.学園内でのマスターの割り出し、及び警戒。来るだろう接触に備える。 2.帰宅後、情報の整理。コードキャストを完成させる。 3.方舟の内部調査。中枢系との接触手段を探す。 [備考] ・月見原学園ではエジプトからの留学生という設定。 ・アーチャーの単独行動スキルを使用中でも、エーテライトで繋がっていれば情報のやり取りは可能です。 ・マップ外は「無限の距離」による概念防壁(404光年)が敷かれています。通常の手段での脱出はまず不可能でしょう。  シオンは優勝者にのみ許される中枢に通じる通路があると予測しています。 ・「サポロジアビートルの腸三万匹分」を仕入れました。研究目的ということで一応は怪しまれてないようです。 【アーチャー(ジョセフ・ジョースター )@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]健康、シオンとエーテライトに接続 [装備]現代風の服、シオンからのお小遣い [道具] [思考・状況] 基本行動方針:「シオンは守る」「方舟を調査する」、「両方」やらなくっちゃあならないってのが「サーヴァント」のつらいところだぜ。 1.学校にいるであろう他のマスターに警戒。来るだろう接触に備える。 2.夜の新都で情報収集。でもちょっとぐらいハメ外しちゃってもイイよね? 3.エーテライトはもう勘弁しちくり~! [備考] 予選日から街中を遊び歩いています。NPC達とも直に交流し情報を得ているようです。 ---- |BACK||NEXT| |062:[[再現された仮想現実世界]]|[[投下順>本編SS目次・投下順]]|064:[[報復の追跡]]| |062:[[再現された仮想現実世界]]|[[時系列順>本編SS目次・時系列順]]|065:[[喰らう者たち 喰われる者たち]]| |BACK|登場キャラ|NEXT| |043:[[アンダーナイトインヴァース]]|[[シオン・エルトナム・アトラシア]]&アーチャー([[ジョセフ・ジョースター]])|085:[[シオン・エルトナムと純血のロード]]| |035:[[トモダチヒャクニンデキルカナ]]|[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]]&キャスター([[ヴォルデモート]])|~|

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