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「速水ヒロ・アサシン」(2014/07/06 (日) 09:19:13) の最新版変更点
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速水ヒロ・アサシン ◆w7FNZrLzJw
この想いだけを胸にしまって、俺は高みへと登っていく。
#######
「聖杯、ねぇ。眉唾物で正直信頼に値するものじゃなかったけれど、まさか本当だったとはね」
少年は、甘いルックスを武器に元の世界ではアイドルとして大いに活躍していた。
人気絶頂、道歩く女子は全員が振り返る、新人気鋭ながらもアイドル界を席巻する所まで辿り着いている“天才”。
速水ヒロ。
エリートプリズムスターを多数排出している要請アカデミーである“エーデルローズ”出身のプリズムボーイだ。
温厚で理知的な美青年でデビュー前から人気を集めていた彼は、傍から見れば満ち足りた生活を送っていたはずだ。
「……ともかく、これで予選は突破っていう訳か」
けれど、内面では鬱屈した感情で暴発寸前にまで追い込まれていた。
親友――神浜コウジとの決裂の時から彼はずっと歪んだ思いに焦がれ続けていたのだから。
お前が欲しい。何故、俺を信じようとしない。俺の為に曲を作ってくれ。俺にはコウジしかいないんだ。お前だけが俺の全てだったというのに。
絡み合った感情は既に“願い”へと昇華していた。
「ま、いいさ。ここからが本番、気を引き締めていかないとね」
そんな時、とある木の欠片に思いを捧げることで、願いが叶う与太話みたいな噂を聞いたのだ。
ヒロ自身、最初はほんの戯れ染みたお遊びのようなものだと考えていた。
幾ら何でも、ファンタジーにも程がある。所謂、今どき女の子らしい噂話だ。
そう思っていたにも関わらず、心の何処かで信じたいと縋ってしまったのだろう、気づいていたら木彫のネックレスを購入していた。
「どんな手を使ってでも、生き残ってみせる。…………他の参加者を蹴落とすことになったとしても――俺は取り戻したい、コウジを」
願え、届け、コウジへの想い。
馬鹿げたモラルなんてとっくにかなぐり捨てていた。
恥も外聞もなく、ヒロは木片を強く握りしめ請う。
自分の思いが本物ならば、連れて行け。願いの叶う場所へと。
そして、ムーンセルはヒロのプリズムの煌きに魅せられたのかその願いを聞き届けた。
無事に、予選へと到達したヒロは一通りの学園生活を満喫した後、記憶を取り戻し、今に至る。
「という感じなんだけど、どう? 君の期待には応えられたかな?」
視線の先にはリーゼントを整えた大男が静かに佇んでいる。
身に纏った鎧と合わさってその姿は威風堂々たるものだ。
男は何も言わず、ただ渋い顔をして頷くだけだ。
「……まあ、覚悟の決まった目つきではあるな。背中を預けるにはギリギリ合格点をくれてやってもいい」
ただ理解してるか? 他者を犠牲に願いを叶えるってことはそれ相応の対価があるってことを」
「勿論。俺の中にある本物は“コウジ”だけだ。あいつの作った曲でアイドルとして輝くしか道はない」
男の問いに、ヒロは表情一つ変えず淡々と答えを返す。
溢れ出る闘気に冷や汗を流しながらも揺らがない、目を逸らさない。
ここで選択肢を間違えたら何もかもが泡沫となって消えてしまう。
それだけは避けたかった。
「だから、その本物を再び俺のモノにする為なら何だってするさ。その結果、孤独になっても、報いを受けても構わない。
高みへ登るってそういうことだろ? 誰も手が届かない場所こそが、俺がいるべき世界だ。
貴方には汚れ仕事を請け負わせるかもしれない。けれど、引き金を引くのは俺だ。その覚悟だけは違えていないよ」
「それだけわかっていたら、俺からは言うことはないな。正しさだけで世界は変わらないってのは同意見だ。
全員が幸せな世界なんざありえねぇ、誰かが泣く代わりに誰かが笑う。それが世界の真実なんだからよ」
男の言葉に強く頷き、ヒロは左手を伸ばす。
信頼と未来への一歩として、彼の手を無理矢理に掴む。
「そんな世界を変えるのが貴方の願い。喪った世界を取り戻すのが俺の願いだ。
力を貸してくれないか、アサシン? いや、ブラート」
「上等。そんだけ肝っ玉があるんなら、背中を預けるには相応しいな」
ヒロの願いは――決裂した“友情”の復元。
ブラートの願いは――不当な“支配”からの解放。
「じゃあ、行こうか。願いという炎を燃やしに」
「何処までも、貫いてやろうぜ。マスター」
絶やさぬ願いを糧に前へと進む様は、まるで――革命家のようだった。
【クラス】
アサシン
【真名】
ブラート@アカメが斬る!
【パラメーター】
筋力B- 耐久C 敏捷A 魔力E- 幸運D 宝具A
【属性】
混沌・善
【クラススキル】
気配遮断:B+
サーヴァントの気配を絶つ。魔力とその漏洩を極限まで抑える能力。
宝具と合わさると、能力はさらに高まる。
【保有スキル】
変身:A+
宝具を使うことで変身する。身体能力向上といった恩恵が受けられる。
そして、何と言っても変身は漢のロマンらしい。
殺気感知:A
殺気に関しては、視界の届かぬ範囲であろうと感知することが可能。
暗殺業の賜物である。
【宝具】
『悪鬼纏身インクルシオ』
ランク:A 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大補足:1人
原作では鎧の帝具として使われていた。身に付けると、身体能力は上昇する。
凶暴な危険種タイラントを素材として作られ、高い防御力に加え、どんな環境にも対応可能。
素材となった竜の強靭な生命力により、装着者に合わせて進化するので未知数な点も多々あるので発動後ステータスは一定しない。
奥の手として、一定時間の透明化。透明化時間が切れると再装着の必要があり、また透明化していても気配まで消すことはできない。
【weapon】
悪鬼纏身インクルシオ。
普段は剣の形をしているが、起動させると副武装である槍――ノインテーターを主な武器として扱う。
【人物背景】
筋肉質の大男。原作主人公であるタツミからは「兄貴」と呼ばれていた。
豪快な性格で面倒見がいいが、暗殺業に対してはシビアな感性を持っている。
タツミに対しては、お風呂に一緒に入ったり、近寄ると頬を染めたり、ボディタッチが多かったりとLikeではなくLove疑惑。
リーゼントヘアーが特徴的だが、髪を下ろすと、思わず惚れてしまいそうなイケメンである。
元は帝国の有能な軍人だったが、帝都の腐敗を知って革命軍に仲間入りした経緯を経ている。
【サーヴァントとしての願い】
腐敗した帝国を叩きのめす。
【基本戦術】
アサシンらしく、一撃必殺を主な戦術としているが、直接的な戦闘も得手としている。
かといって、強敵が多い聖杯戦争では油断は禁物。
宝具の特性を活かして、スピーディーにアサシンらしく殺していこう。
【マスター】
速水ヒロ@プリティーリズム・レインボーライブ
【参加方法】
ゴフェルの木片のネックレスに強く願いを込めた。
【マスターとしての願い】
神浜コウジとの関係をやり直す。
【weapon】
なし。強いて言えば、靴に仕込まれたスケートの刃?
【能力・技能】
身体能力はアイドルだけあってそれなりに高い。
また、芸能界で成功しているだけあってポーカーフェイスといった腹芸は得手。
【人物背景】
神浜コウジの元親友。幼少期から育児放棄気味な母の下で育ってきたので、愛情に飢えている節が見受けられる。
高校生ながらも、大人顔負けの丁寧な態度を取っているが、あくまでそれは営業スマイル的なもの。
目的を遂げる(主にコウジ関連)ならば平然と汚い手段をも使う。例えば、コウジが作った曲を盗作して自身のデビュー曲にするなど。
しかし、ヒロ自身はコウジのことを全く嫌ってない所か、歪んだ好意を示している。LikeではなくLove疑惑。
ちなみに、情が全くない冷酷な男と言う訳でもなく、後輩の女の子達に対して気遣ったり、魔の手が降りかかった時は庇ったりと人並みの優しさも持っている。
【方針】
搦め手を使って、勝ち残る。その為ならば、他者との協力も厭わない。
アサシンであるブラートと共通していることを追記すると、弱者や共感を覚える人物に出会うと、情にほだされる可能性がある。
彼らは冷酷であれど、情も持ち合わせている。それ故にどうなるかは周りの参加者次第である。
*速水ヒロ・アサシン ◆w7FNZrLzJw
この想いだけを胸にしまって、俺は高みへと登っていく。
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「聖杯、ねぇ。眉唾物で正直信頼に値するものじゃなかったけれど、まさか本当だったとはね」
少年は、甘いルックスを武器に元の世界ではアイドルとして大いに活躍していた。
人気絶頂、道歩く女子は全員が振り返る、新人気鋭ながらもアイドル界を席巻する所まで辿り着いている“天才”。
速水ヒロ。
エリートプリズムスターを多数排出している要請アカデミーである“エーデルローズ”出身のプリズムボーイだ。
温厚で理知的な美青年でデビュー前から人気を集めていた彼は、傍から見れば満ち足りた生活を送っていたはずだ。
「……ともかく、これで予選は突破っていう訳か」
けれど、内面では鬱屈した感情で暴発寸前にまで追い込まれていた。
親友――神浜コウジとの決裂の時から彼はずっと歪んだ思いに焦がれ続けていたのだから。
お前が欲しい。何故、俺を信じようとしない。俺の為に曲を作ってくれ。俺にはコウジしかいないんだ。お前だけが俺の全てだったというのに。
絡み合った感情は既に“願い”へと昇華していた。
「ま、いいさ。ここからが本番、気を引き締めていかないとね」
そんな時、とある木の欠片に思いを捧げることで、願いが叶う与太話みたいな噂を聞いたのだ。
ヒロ自身、最初はほんの戯れ染みたお遊びのようなものだと考えていた。
幾ら何でも、ファンタジーにも程がある。所謂、今どき女の子らしい噂話だ。
そう思っていたにも関わらず、心の何処かで信じたいと縋ってしまったのだろう、気づいていたら木彫のネックレスを購入していた。
「どんな手を使ってでも、生き残ってみせる。…………他の参加者を蹴落とすことになったとしても――俺は取り戻したい、コウジを」
願え、届け、コウジへの想い。
馬鹿げたモラルなんてとっくにかなぐり捨てていた。
恥も外聞もなく、ヒロは木片を強く握りしめ請う。
自分の思いが本物ならば、連れて行け。願いの叶う場所へと。
そして、ムーンセルはヒロのプリズムの煌きに魅せられたのかその願いを聞き届けた。
無事に、予選へと到達したヒロは一通りの学園生活を満喫した後、記憶を取り戻し、今に至る。
「という感じなんだけど、どう? 君の期待には応えられたかな?」
視線の先にはリーゼントを整えた大男が静かに佇んでいる。
身に纏った鎧と合わさってその姿は威風堂々たるものだ。
男は何も言わず、ただ渋い顔をして頷くだけだ。
「……まあ、覚悟の決まった目つきではあるな。背中を預けるにはギリギリ合格点をくれてやってもいい」
ただ理解してるか? 他者を犠牲に願いを叶えるってことはそれ相応の対価があるってことを」
「勿論。俺の中にある本物は“コウジ”だけだ。あいつの作った曲でアイドルとして輝くしか道はない」
男の問いに、ヒロは表情一つ変えず淡々と答えを返す。
溢れ出る闘気に冷や汗を流しながらも揺らがない、目を逸らさない。
ここで選択肢を間違えたら何もかもが泡沫となって消えてしまう。
それだけは避けたかった。
「だから、その本物を再び俺のモノにする為なら何だってするさ。その結果、孤独になっても、報いを受けても構わない。
高みへ登るってそういうことだろ? 誰も手が届かない場所こそが、俺がいるべき世界だ。
貴方には汚れ仕事を請け負わせるかもしれない。けれど、引き金を引くのは俺だ。その覚悟だけは違えていないよ」
「それだけわかっていたら、俺からは言うことはないな。正しさだけで世界は変わらないってのは同意見だ。
全員が幸せな世界なんざありえねぇ、誰かが泣く代わりに誰かが笑う。それが世界の真実なんだからよ」
男の言葉に強く頷き、ヒロは左手を伸ばす。
信頼と未来への一歩として、彼の手を無理矢理に掴む。
「そんな世界を変えるのが貴方の願い。喪った世界を取り戻すのが俺の願いだ。
力を貸してくれないか、アサシン? いや、ブラート」
「上等。そんだけ肝っ玉があるんなら、背中を預けるには相応しいな」
ヒロの願いは――決裂した“友情”の復元。
ブラートの願いは――不当な“支配”からの解放。
「じゃあ、行こうか。願いという炎を燃やしに」
「何処までも、貫いてやろうぜ。マスター」
絶やさぬ願いを糧に前へと進む様は、まるで――革命家のようだった。
【クラス】
アサシン
【真名】
ブラート@アカメが斬る!
【パラメーター】
筋力B- 耐久C 敏捷A 魔力E- 幸運D 宝具A
【属性】
混沌・善
【クラススキル】
気配遮断:B+
サーヴァントの気配を絶つ。魔力とその漏洩を極限まで抑える能力。
宝具と合わさると、能力はさらに高まる。
【保有スキル】
変身:A+
宝具を使うことで変身する。身体能力向上といった恩恵が受けられる。
そして、何と言っても変身は漢のロマンらしい。
殺気感知:A
殺気に関しては、視界の届かぬ範囲であろうと感知することが可能。
暗殺業の賜物である。
【宝具】
『悪鬼纏身インクルシオ』
ランク:A 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大補足:1人
原作では鎧の帝具として使われていた。身に付けると、身体能力は上昇する。
凶暴な危険種タイラントを素材として作られ、高い防御力に加え、どんな環境にも対応可能。
素材となった竜の強靭な生命力により、装着者に合わせて進化するので未知数な点も多々あるので発動後ステータスは一定しない。
奥の手として、一定時間の透明化。透明化時間が切れると再装着の必要があり、また透明化していても気配まで消すことはできない。
【weapon】
悪鬼纏身インクルシオ。
普段は剣の形をしているが、起動させると副武装である槍――ノインテーターを主な武器として扱う。
【人物背景】
筋肉質の大男。原作主人公であるタツミからは「兄貴」と呼ばれていた。
豪快な性格で面倒見がいいが、暗殺業に対してはシビアな感性を持っている。
タツミに対しては、お風呂に一緒に入ったり、近寄ると頬を染めたり、ボディタッチが多かったりとLikeではなくLove疑惑。
リーゼントヘアーが特徴的だが、髪を下ろすと、思わず惚れてしまいそうなイケメンである。
元は帝国の有能な軍人だったが、帝都の腐敗を知って革命軍に仲間入りした経緯を経ている。
【サーヴァントとしての願い】
腐敗した帝国を叩きのめす。
【基本戦術】
アサシンらしく、一撃必殺を主な戦術としているが、直接的な戦闘も得手としている。
かといって、強敵が多い聖杯戦争では油断は禁物。
宝具の特性を活かして、スピーディーにアサシンらしく殺していこう。
【マスター】
速水ヒロ@プリティーリズム・レインボーライブ
【参加方法】
ゴフェルの木片のネックレスに強く願いを込めた。
【マスターとしての願い】
神浜コウジとの関係をやり直す。
【weapon】
なし。強いて言えば、靴に仕込まれたスケートの刃?
【能力・技能】
身体能力はアイドルだけあってそれなりに高い。
また、芸能界で成功しているだけあってポーカーフェイスといった腹芸は得手。
【人物背景】
神浜コウジの元親友。幼少期から育児放棄気味な母の下で育ってきたので、愛情に飢えている節が見受けられる。
高校生ながらも、大人顔負けの丁寧な態度を取っているが、あくまでそれは営業スマイル的なもの。
目的を遂げる(主にコウジ関連)ならば平然と汚い手段をも使う。例えば、コウジが作った曲を盗作して自身のデビュー曲にするなど。
しかし、ヒロ自身はコウジのことを全く嫌ってない所か、歪んだ好意を示している。LikeではなくLove疑惑。
ちなみに、情が全くない冷酷な男と言う訳でもなく、後輩の女の子達に対して気遣ったり、魔の手が降りかかった時は庇ったりと人並みの優しさも持っている。
【方針】
搦め手を使って、勝ち残る。その為ならば、他者との協力も厭わない。
アサシンであるブラートと共通していることを追記すると、弱者や共感を覚える人物に出会うと、情にほだされる可能性がある。
彼らは冷酷であれど、情も持ち合わせている。それ故にどうなるかは周りの参加者次第である。