「大神一郎&バーサーカー」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

大神一郎&バーサーカー」(2014/07/06 (日) 01:04:57) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

街を望む高台の公園に夜桜が舞い散る。 踊るように舞う桜色の花弁の中、佇むのは白い軍服に身を包んだ若き将校だった。 軍服など時代錯誤というのならそうだろう。 何せこの男は正真正銘、過去から来た男なのだから。 男が生きた時は太正。所は帝都。 その正体は帝都の平和を守る秘密部隊、帝国華撃団隊長、大神一郎その人である。 それは、大帝国劇場の総支配人の座を米田から引き継いだ直後のことだ。 何時ものように黒子たちと共に舞台の修復を手伝いをしていた。 その一つある材木を何の気なしに手にした事を切っ掛けに、大神はこの戦いに巻き込まれた。 そう戦いだ。 聖杯戦争。英霊たちが覇を競う規格外の戦争である。 大神からしてみれば、信じがたいようなまさしく魔法のような出来事ではあるのだが。 それよりも今彼の心をつかんでいるのは高台から見下ろす風景であった。 太正を生きる彼にとってはこの街並みこそまさしく魔法の世界である。 「綺麗だな」 一つ一つの光がそこで暮らす人々の光だ。 太正では考えられぬほど町は光に満ち、夜の闇などどこにもありはしないかのようだ。 帝都の夜景も美しかったが、これはこれでまた別の味わいがある。 例え、NPCが暮らす仮初のモノだったとしても、この美しさは変わらないだろう。 「あ、あの……」 そんな大神を背後から巨大な影が覆った。 それは、いつの間に現れたのか。 慌てて振り向く大神の前に立っていたのは、緑の軍服を着た大男だった。 まず目を見張るのは2メートルを軽く超すような巨大な体躯である。 身にまとった軍服の形状からして陸軍だろうか。どこの国のモノかはわからない。 幾多もの戦場を超えてきた事の証明である顔に刻まれた一文字の大きな傷の跡。 それ以外にも幾つもの生々しい傷跡が見える。 「……あなたが俺の、マスター…………ですかね?」 だが、大男から発せられたのは自信なさげな弱弱しい声だった。 マスター。その言葉に大神はサーヴァントを率いて戦うという自らの役割を思い出した。 ならば、目の前の大男は己のサーヴァントなのだろう。 「自分は帝国海軍、大神一郎大尉だ。君は?」 「あ、自分は帝国陸軍情報3課ランデル・オーランド伍長、です。クラスは、その…………バーサーカーです」 「バーサーカー?」 バーサーカーとは理性を代償に力を得るクラスである。 だが目の前のサーヴァントにはしっかりとした理性があり意思疎通もできている。 狂化ランクが低いのかと思ったがそうでもないようだ。 「えっと……自分が狂化されるのは宝具使用中だけなので……」 「なるほど」 そういうものか、とひとまず納得する大神。 なんにせよ共に手を取り合う運命共同体なのだ、意思疎通ができるというのならそれに越したことはないだろう。 「伍長。共に戦うに当たって。先に君に言っておかなければならない事がある。これからの方針についてだ」 自らのサーヴァントに対して言っておかねばならいことがある。 大神はしっかりと真正面から相手の目を見つめる。 「俺は優勝を目指すつもりはない」 そう自らのサーヴァントに向けて宣言した。 「勿論死ぬつもりはないし生き残るために全力は尽くす。  だが、俺が戦うのは人々の笑顔を守るためだ。身勝手な理由で誰かを殺すだなんてことはできない。  中には願いを持って。決意を持って戦っている人もいるだろう。  それを止めるのが正しいのかはわからない。それでも目の前で誰かが争っているのならば俺はそれを止めたい」 サーヴァントは願いがあるからこそ召喚に応じる。 そんな相手に対して、お前の願いを叶えるつもりはないと告げるに等しい言葉をぶつける。 例えそれが理由でここで自らのサーヴァントに殺されようとも曲げることのできない、大神一郎の正義である。 「はい。俺もそれでいいと思います」 だが、意外なほどすんなりバーサーカーは頷きを返し、この方針を受け入れた。 ある程度の反発を予想してきた大神は、これには少々面を食らった。 「いいのかい? 君も何か願いがあるのだろう?」 「いいんです。その、俺も助けられる人がいるなら助けたいですから」 そう言ってバーサーカーは表情を綻ばせる。 その表情に大神は見た目にそぐわぬ、彼の心の優しさを感じ取った。 「そうか。なら、改めてよろしく頼むよ。伍長」 そう言って大神は右手を差し出し自らのサーヴァントに握手を求る。 バーサーカーは真摯な態度に僅かに驚きながらも、大きな手でその手を握り返した。 手を繋いだまま、大神は自らのサーヴァントが表情を崩して笑ていることに気付いた。 「どうした伍長?」 「いえ。すいません、大尉って俺の知ってる少尉に少し似てるなって思って」 「? そうなのか?」 「はい」 ふっと大神も笑みを返す。 信頼できる相手と出会えた幸運に感謝しながら、大神はこの場でも正義を貫くことを誓う。 **【名前】 大神一郎 **【出典】 サクラ大戦 **【サーヴァント】 バーサーカー **【参加方法】 舞台修理中用の材木に『木片』が紛れ込んでいた **【人物背景】 士官学校を主席で卒業した海軍のエリート。 卒業後は帝都を守護する秘密部隊『帝国華撃団』の隊長として配属され、襲いくる魔の手から帝都を三度、巴里を一度を守護した歴戦の勇者である。 正義感の塊のような男で非常に熱く仁真面目な性格なのだが、女性の入浴シーンに遭遇すると体勝手に動いてしまうという奇病を患っている。 本来女性にしか動かせない霊子甲冑を起動させられるほどの非常に高い霊力を持っており、他者の霊力を同調させる触媒の能力も併せ持っている。 平時は『帝国華撃団』の世を忍ぶ仮の姿『帝国歌劇団』のモギリとして働いており、モギリに対して非常に高いプライドを持っている。 そして最終的に支配人まで上り詰めたという伝説のモギリである。 **【weapon】 **『神刀滅却』、  所持者に人を統率し正しい方向へと導く力を授けると言い伝えられている刀。 **『光刀無形』  所持者に希望と野望・野心を達成する強い力を与えるとされている刀。 **【能力・技能】 宮本武蔵を祖とする二天一流・二刀流の使い手。銃撃も得意としている。 霊子甲冑に乗り込めば神話レベルの戦闘が可能となるが、霊子甲冑の持ち込みはさすがに不可能であったためこの聖杯戦争でその雄姿が日の目を見ることはない。 13人の個性が豊かすぎる少女たちを率いた統率力と、彼女たちを指揮して都合4度ほど世界を救った指揮能力は非常に高い。 非常に高い霊力を持っているため魔力補給もそれなりに潤沢である。 **【願い】 正義を貫く **【基本戦術、方針、運用法】 無益な戦闘の静止、弱者の救済。 悪は容赦なく滅ぼして正義を示す。 **【クラス】 バーサーカー **【真名】 ランデル・オーランド **【出典】 パンプキン・シザース **【マスター】 大神一郎 **【属性】 中立・中庸 **【ステータス】 筋力:B 耐久:A 敏捷:E 魔力:E 幸運:E 宝具:B **【weapon】 **『ドア・ノッカー』 戦車の装甲を撃ち抜く事を目的とした単発の対戦車用超大型拳銃。 人間の扱える限界の13ミリという大口径の巨大な中折れ式のリボルバーである。 装薬量が多く一発撃つだけでも銃身が素手では触れない程過熱するため分厚い手袋の装備が必要。 装甲を確実に貫くべく零距離射撃を前提とした設計であり、有効射程は通常の拳銃よりも短く照星も付いていない特攻兵器。 歩兵が戦車に零距離まで接近するなど常識的に不可能であるため、正式採用は見送られ公式には製造されなかった銃である。 **『三式装甲剥離鋏』 戦車の搭乗口をこじ開ける事を目的とした折り畳み式の巨大なハサミ。 振り回せば鈍器にもなり、鋏として敵を直接解体することも可能。 彼の物にはランデルが自ら堀った『断末魔』を意味する『マルマン・チェーダ』の文字が刻まれている。 **『焼硬鋼(ブルースチール)のランタン』 901隊員が左腰部分に下げている焼硬鋼製のランタン。 灯すと蒼い鬼火が浮かび上がり、901隊員の脳内に仕込まれた冬虫夏草が反応し脳神経経路が励起する。 **【クラススキル】 狂化:-(A)  最上級の狂化適性を持つが、狂化は宝具使用時にのみ適応される **【固有スキル】  なし **【宝具】 **『命を無視された兵隊(ゲシュペンスト・イェーガー)』  ランク:B 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人 「例えその瞳を灼かれても、例えその腕をもがれても、奴等は決して歩みを止めない。  死沼へ誘う鬼火(ウィル・オー・ウィスプ)に導かれるまま、保身無き零距離射撃を敢行する」 腰に下げた焼硬鋼のランタンに蒼い鬼火を灯すことで発動する。 幾つもの戦車を破壊してきた逸話から、非生物系の乗り物に対して高い追加判定を持つ。 狂化A、勇猛A+、戦闘続行A+のスキル効果を得ることができ、ダメージを完全に無視して行動する事が可能となる。 効果は戦闘終了まで強制的に持続、途中で解除は不可能である。 **【人物背景】 非人道的な人体実験によって生み出された非公式戦闘部隊『不可視の9番』の一つ。 『歩兵による戦車の打倒』を目的として編成された対戦車猟兵部隊『901ATT(Anti Tank Trooper)』の元隊員。 901ATT隊員は全員、脳改造を施されており、腰に提げたランタンに蒼い炎を燈すと一切の苦痛や恐怖を感じない殺戮兵器と化す。 停戦後は非公式部隊所属の彼が軍に復帰できるはずもなく各地を放浪していたが、アリス・L・マルヴィン少尉と出会い陸上情報部第3課、戦災復興部隊。通称『パンプキン・シザース』に所属することとなる。 帝都にある存在しないとされているスラム街、0番地区(オーランド)の生まれ。 売春婦の子で父親は不明、売春宿の売春婦達を母として育ち、彼女たちの健康管理をしていた医師を義父としている。 派閥抗争に巻き込まれ実母が死亡。父親は抗争の主犯と思しき人物と差し違える形で亡くなっている。 その後はストリートチルドレンのグループ「回転草の兄弟団(タンブル・ウィード)」の一員になり、数人の子どもたちと義兄弟として暮らしていた。 だが、病気となった義妹の薬代を得るため人買いに自らを売り、カウプラン機関の実験体となり、最終的に901ATTの隊員となった。 ランデル自身の素の性格はその外見と経歴に見合わず、温厚で虫すら殺せないような臆病者である。 その優しさゆえか、戦争であったと割り切れず、多くの人間を殺害してきたことに対する罪悪感に苦しんでいる。 **【願い】 誰かの役に立ちたい。マシな自分になりたい。 **【方針】 大神大尉(マスター)に従う。 通常時の性格が余りも戦闘向きでないため、戦闘は宝具の使用を前提としている。
街を望む高台の公園に夜桜が舞い散る。 踊るように舞う桜色の花弁の中、佇むのは白い軍服に身を包んだ若き将校だった。 軍服など時代錯誤というのならそうだろう。 何せこの男は正真正銘、過去から来た男なのだから。 男が生きた時は太正。所は帝都。 その正体は帝都の平和を守る秘密部隊、帝国華撃団隊長、大神一郎その人である。 それは、大帝国劇場の総支配人の座を米田から引き継いだ直後のことだ。 何時ものように黒子たちと共に舞台の修復を手伝いをしていた。 その一つある材木を何の気なしに手にした事を切っ掛けに、大神はこの戦いに巻き込まれた。 そう戦いだ。 聖杯戦争。英霊たちが覇を競う規格外の戦争である。 大神からしてみれば、信じがたいようなまさしく魔法のような出来事ではあるのだが。 それよりも今彼の心をつかんでいるのは高台から見下ろす風景であった。 太正を生きる彼にとってはこの街並みこそまさしく魔法の世界である。 「綺麗だな」 一つ一つの光がそこで暮らす人々の光だ。 太正では考えられぬほど町は光に満ち、夜の闇などどこにもありはしないかのようだ。 帝都の夜景も美しかったが、これはこれでまた別の味わいがある。 例え、NPCが暮らす仮初のモノだったとしても、この美しさは変わらないだろう。 「あ、あの……」 そんな大神を背後から巨大な影が覆った。 それは、いつの間に現れたのか。 慌てて振り向く大神の前に立っていたのは、緑の軍服を着た大男だった。 まず目を見張るのは2メートルを軽く超すような巨大な体躯である。 身にまとった軍服の形状からして陸軍だろうか。どこの国のモノかはわからない。 幾多もの戦場を超えてきた事の証明である顔に刻まれた一文字の大きな傷の跡。 それ以外にも幾つもの生々しい傷跡が見える。 「……あなたが俺の、マスター…………ですかね?」 だが、大男から発せられたのは自信なさげな弱弱しい声だった。 マスター。その言葉に大神はサーヴァントを率いて戦うという自らの役割を思い出した。 ならば、目の前の大男は己のサーヴァントなのだろう。 「自分は帝国海軍、大神一郎大尉だ。君は?」 「あ、自分は帝国陸軍情報3課ランデル・オーランド伍長、です。クラスは、その…………バーサーカーです」 「バーサーカー?」 バーサーカーとは理性を代償に力を得るクラスである。 だが目の前のサーヴァントにはしっかりとした理性があり意思疎通もできている。 狂化ランクが低いのかと思ったがそうでもないようだ。 「えっと……自分が狂化されるのは宝具使用中だけなので……」 「なるほど」 そういうものか、とひとまず納得する大神。 なんにせよ共に手を取り合う運命共同体なのだ、意思疎通ができるというのならそれに越したことはないだろう。 「伍長。共に戦うに当たって。先に君に言っておかなければならない事がある。これからの方針についてだ」 自らのサーヴァントに対して言っておかねばならいことがある。 大神はしっかりと真正面から相手の目を見つめる。 「俺は優勝を目指すつもりはない」 そう自らのサーヴァントに向けて宣言した。 「勿論死ぬつもりはないし生き残るために全力は尽くす。  だが、俺が戦うのは人々の笑顔を守るためだ。身勝手な理由で誰かを殺すだなんてことはできない。  中には願いを持って。決意を持って戦っている人もいるだろう。  それを止めるのが正しいのかはわからない。それでも目の前で誰かが争っているのならば俺はそれを止めたい」 サーヴァントは願いがあるからこそ召喚に応じる。 そんな相手に対して、お前の願いを叶えるつもりはないと告げるに等しい言葉をぶつける。 例えそれが理由でここで自らのサーヴァントに殺されようとも曲げることのできない、大神一郎の正義である。 「はい。俺もそれでいいと思います」 だが、意外なほどすんなりバーサーカーは頷きを返し、この方針を受け入れた。 ある程度の反発を予想してきた大神は、これには少々面を食らった。 「いいのかい? 君も何か願いがあるのだろう?」 「いいんです。その、俺も助けられる人がいるなら助けたいですから」 そう言ってバーサーカーは表情を綻ばせる。 その表情に大神は見た目にそぐわぬ、彼の心の優しさを感じ取った。 「そうか。なら、改めてよろしく頼むよ。伍長」 そう言って大神は右手を差し出し自らのサーヴァントに握手を求る。 バーサーカーは真摯な態度に僅かに驚きながらも、大きな手でその手を握り返した。 手を繋いだまま、大神は自らのサーヴァントが表情を崩して笑ていることに気付いた。 「どうした伍長?」 「いえ。すいません、大尉って俺の知ってる少尉に少し似てるなって思って」 「? そうなのか?」 「はい」 ふっと大神も笑みを返す。 信頼できる相手と出会えた幸運に感謝しながら、大神はこの場でも正義を貫くことを誓う。 **【名前】 大神一郎 **【出典】 サクラ大戦 **【サーヴァント】 バーサーカー **【参加方法】 舞台修理中用の材木に『木片』が紛れ込んでいた **【人物背景】 士官学校を主席で卒業した海軍のエリート。 卒業後は帝都を守護する秘密部隊『帝国華撃団』の隊長として配属され、襲いくる魔の手から帝都を三度、巴里を一度を守護した歴戦の勇者である。 正義感の塊のような男で非常に熱く仁真面目な性格なのだが、女性の入浴シーンに遭遇すると体勝手に動いてしまうという奇病を患っている。 本来女性にしか動かせない霊子甲冑を起動させられるほどの非常に高い霊力を持っており、他者の霊力を同調させる触媒の能力も併せ持っている。 平時は『帝国華撃団』の世を忍ぶ仮の姿『帝国歌劇団』のモギリとして働いており、モギリに対して非常に高いプライドを持っている。 そして最終的に支配人まで上り詰めたという伝説のモギリである。 **【weapon】 **『神刀滅却』  所持者に人を統率し正しい方向へと導く力を授けると言い伝えられている刀。 **『光刀無形』  所持者に希望と野望・野心を達成する強い力を与えるとされている刀。 **【能力・技能】 宮本武蔵を祖とする二天一流・二刀流の使い手。銃撃も得意としている。 霊子甲冑に乗り込めば神話レベルの戦闘が可能となるが、霊子甲冑の持ち込みはさすがに不可能であったためこの聖杯戦争でその雄姿が日の目を見ることはない。 13人の個性が豊かすぎる少女たちを率いた統率力と、彼女たちを指揮して都合4度ほど世界を救った指揮能力は非常に高い。 非常に高い霊力を持っているため魔力補給もそれなりに潤沢である。 **【願い】 正義を貫く **【基本戦術、方針、運用法】 無益な戦闘の静止、弱者の救済。 悪は容赦なく滅ぼして正義を示す。 **【クラス】 バーサーカー **【真名】 ランデル・オーランド **【出典】 パンプキン・シザース **【マスター】 大神一郎 **【属性】 中立・中庸 **【ステータス】 筋力:B 耐久:A 敏捷:E 魔力:E 幸運:E 宝具:B **【weapon】 **『ドア・ノッカー』 戦車の装甲を撃ち抜く事を目的とした単発の対戦車用超大型拳銃。 人間の扱える限界の13ミリという大口径の巨大な中折れ式のリボルバーである。 装薬量が多く一発撃つだけでも銃身が素手では触れない程過熱するため分厚い手袋の装備が必要。 装甲を確実に貫くべく零距離射撃を前提とした設計であり、有効射程は通常の拳銃よりも短く照星も付いていない特攻兵器。 歩兵が戦車に零距離まで接近するなど常識的に不可能であるため、正式採用は見送られ公式には製造されなかった銃である。 **『三式装甲剥離鋏』 戦車の搭乗口をこじ開ける事を目的とした折り畳み式の巨大なハサミ。 振り回せば鈍器にもなり、鋏として敵を直接解体することも可能。 彼の物にはランデルが自ら堀った『断末魔』を意味する『マルマン・チェーダ』の文字が刻まれている。 **『焼硬鋼(ブルースチール)のランタン』 901隊員が左腰部分に下げている焼硬鋼製のランタン。 灯すと蒼い鬼火が浮かび上がり、901隊員の脳内に仕込まれた冬虫夏草が反応し脳神経経路が励起する。 **【クラススキル】 狂化:-(A)  最上級の狂化適性を持つが、狂化は宝具使用時にのみ適応される **【固有スキル】  なし **【宝具】 **『命を無視された兵隊(ゲシュペンスト・イェーガー)』  ランク:B 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人 「例えその瞳を灼かれても、例えその腕をもがれても、奴等は決して歩みを止めない。  死沼へ誘う鬼火(ウィル・オー・ウィスプ)に導かれるまま、保身無き零距離射撃を敢行する」 腰に下げた焼硬鋼のランタンに蒼い鬼火を灯すことで発動する。 幾つもの戦車を破壊してきた逸話から、非生物系の乗り物に対して高い追加判定を持つ。 狂化A、勇猛A+、戦闘続行A+のスキル効果を得ることができ、ダメージを完全に無視して行動する事が可能となる。 効果は戦闘終了まで強制的に持続、途中で解除は不可能である。 **【人物背景】 非人道的な人体実験によって生み出された非公式戦闘部隊『不可視の9番』の一つ。 『歩兵による戦車の打倒』を目的として編成された対戦車猟兵部隊『901ATT(Anti Tank Trooper)』の元隊員。 901ATT隊員は全員、脳改造を施されており、腰に提げたランタンに蒼い炎を燈すと一切の苦痛や恐怖を感じない殺戮兵器と化す。 停戦後は非公式部隊所属の彼が軍に復帰できるはずもなく各地を放浪していたが、アリス・L・マルヴィン少尉と出会い陸上情報部第3課、戦災復興部隊。通称『パンプキン・シザース』に所属することとなる。 帝都にある存在しないとされているスラム街、0番地区(オーランド)の生まれ。 売春婦の子で父親は不明、売春宿の売春婦達を母として育ち、彼女たちの健康管理をしていた医師を義父としている。 派閥抗争に巻き込まれ実母が死亡。父親は抗争の主犯と思しき人物と差し違える形で亡くなっている。 その後はストリートチルドレンのグループ「回転草の兄弟団(タンブル・ウィード)」の一員になり、数人の子どもたちと義兄弟として暮らしていた。 だが、病気となった義妹の薬代を得るため人買いに自らを売り、カウプラン機関の実験体となり、最終的に901ATTの隊員となった。 ランデル自身の素の性格はその外見と経歴に見合わず、温厚で虫すら殺せないような臆病者である。 その優しさゆえか、戦争であったと割り切れず、多くの人間を殺害してきたことに対する罪悪感に苦しんでいる。 **【願い】 誰かの役に立ちたい。マシな自分になりたい。 **【方針】 大神大尉(マスター)に従う。 通常時の性格が余りも戦闘向きでないため、戦闘は宝具の使用を前提としている。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: