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ウーマン・イン・ザ・ミラー」(2014/08/08 (金) 05:01:30) の最新版変更点

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*ウーマン・イン・ザ・ミラー ◆F61PQYZbCw  白いキャンパスに黒を一滴落としたように。  世界に一つの闇――愛を求めた少女は今宵キャスターの座として聖杯に望む。  若干空に明るさが増し始めている中、彼女はとある廃墟ビルにポツリ一人。  マスターは睡眠中ではあるが、キャスターは何故か独りで行動をしていたのだ。    方舟の中に形成された架空の世界に愛着もなければ未練も存在しない。  彼女は自前の武器である銃火器を一部設置する、此処に彼女の【戦場】を形成している最中。  魔術的な物とは呼べないかもしれないが彼女の力を存分に発揮出来る場には変わらない。  その構成は銃火器、彼女の得意とする獲物であり英霊に効果が薄いとしても生身の人間には圧倒出来るだろう。  極力魔力を最小限に抑えて銃火器を設置、景色に溶けこませるように見え難い闇の中へ。  原始的な。英霊に何処まで通用するかは不明であるが彼女はキャスターの座だ。  その射撃も魔力を帯びさせれば或いは強力な一撃に――なるかもしれない希望も少なからず。  規格外の存在である敵に対向するには此方の力を全開に出し切らなければ勝てない相手も存在するだろう。  必ずしも正面から挑む必要も無い訳だが。  銃火器の設置を終えると彼女はワイヤーを空間に張り巡らせる。  線に触れれば対象目掛けて銃火器が一斉掃射、対象を蜂の巣に追い込む罠だ。  銃火器その物は直接引き金を引けば弾丸が射出されるが魔力を帯びさせた物ならば一度に多くの弾丸を放つ事が出来る。  もっともこの場に相手を誘い込む事が出来た場合のみ、誘い込まなければ意味を成さないのだが。  この廃墟ビルには懐かしさを感じる、彼女の知っている空間に似ている。  似ている、そう、似ているだけである。  この空間が彼女の知っている、体験していた世界とは異なるのだ、勿論彼女も理解している。  鹿■■ど■、契約、魔法少女、インキュベーター、悪夢。  美樹さやか、消火器、発見、出会い、別れ、誤解。  巴マミ、使い魔、真理、不安、幾度なく見渡した世界線……。  キャスターの真名、暁美ほむら。  彼女が生前見てきた空間にこの廃墟ビルは――似ていた。  陣地改め銃火器とワイヤーを仕込んだならばこの廃墟ビルに用事はない。  そもそも偶然立ち寄っただけ、通り掛かった時にナニカ惹かれる事象があったから入った、それだけである。  故に最初から用事も無ければ居座る予定も存在しなく、彼女はマスターの元へ帰還する。  立ち去るキャスターの背中に漂う負と希の素質、生前彼女は一体何を――。 ■  人通りの少ない町並みを彼女は静かに歩いている。  空に明るさが出て来始めた、しかし眠っている人々の方が数は多い時間帯。  方舟に構成された世界にも人は存在する、それがNPCだ。    これは聖杯戦争だ。限られた人間で行われる物に変わりはないが閉鎖的では無い。  多種多様に集められた人間達だけで閉鎖された空間内にて争う殺し合いでは無いのだ。  生活を行っている一般人との関わりも重要になるだろう。  学校もあればコンビニ等の施設もある、この世界に溶け込む事も戦いの一つだ。 「……?」  自動販売機に手を伸ばす少女が一人、見た目的な年齢では小学校にも通っていないだろう。  背が足りなく困っているのか、必死に上部に腕を伸ばしている姿が印象的であった。  無視しても問題ないが特に予定も現段階では無い。  聖杯戦争を行う中で計画も予定も建てることは不可能に近いのだが。 「……どうしたのかしら?」 「きょーはえんそくなの! それであさはいつもよりはやくおきて、えーと……ジュースを買いに来たの!」  彼女は少女に優しい声色で語りかけると少女は元気に返答する。  遠足、NPCの設定は想像よりも深く設定されているようだ、それも子ども一人一人に異なるプログラムを設定。  子供が遠足や修学旅行を楽しみにして寝不足や早起きをする事は多い、それを設定されているのだ。 「届かないならお姉さんが押してあげるけど?」 「ほんとっ!? じゃああたしはオレンジがほしい!」  まるで姉妹のような会話をしながら彼女は缶ジュースを一つ、そのボタンを押す。  ガコン、取り出し口に落ちた音が響くと彼女はそれを取り出し少女に差し出す。  奢ってあげればいいのだが先に少女がお金を入れていたため諦めた。  差し出された缶ジュースを笑顔で貰う少女。 「あいがと! おねーちゃん!」  礼を言うと少女はカシュッ。蓋を開けジュースを喉へ通す。  飲み込む音を大きく慣らし勢い良く飲み干していく。 「ぷっはー……あいがとねっ」  少女の再度なる礼に「いいのよ」一言返すと彼女は去ろうとする。  元々ただの散歩ついでの人助け、長居する必要も道理も無い。  慌てて少女は彼女の跡を着いて行く、どうやら懐かれたらしい。  小走り気味で走る少女、家に帰らなければいけないのだが――。 「まだだめよ」 「あれ……おねーちゃん?」  其処に暁美ほむらの姿など存在しない。  最初から彼女は居たのか居なかったのかも分からない。  唯一つ、新しい缶ジュースが置かれていた。  此処は暁美ほむらの自宅となっている部屋。  早めに起床した彼女は歯を磨こうと洗面台へ歩く。  寝起きのため若干足元が覚束ないが目を擦りながら辿り着いた。  歯ブラシを手に取り水を出す。  コップに水を含み歯ブラシを濡らし歯磨き粉を取り出し、そして。 「あ、あれ?」 「それは私の歯ブラシ……右が貴方ので左が私のよ」 「ふへ!?」  突然掴まれる腕、鏡に映るのは自分に似ている姿のキャスター『暁美ほむら』だ。  とある世界線の自分をサーヴァントとして召喚したマスターも『暁美ほむら』である。  そのため彼女達が用意した歯ブラシを始めとする生活用品も種類が重なってしまうのだ。  もっとも英霊に歯磨きが必要かどうかは不明であるが。 「ご、ごめんなさい……明美……さん?」 「貴女の好きなように呼ぶといいわマスター」  マスターとサーヴァントの関係ではあるが自分自身と会話する事には馴れない。  呼び方にも困れば接し方にも苦労がある。しかし仲を育まないと生き残れない。  彼女達は運命共同体だ、他人ではない。片方が足を引っ張れば道連れである。  少なくても契約を結んでいる間、暁美ほむらは対の存在となり聖杯に望むには互いが強い意志で生き残らなければならない。   「それよりも登校まで時間があるわ、一つ伝えたいことがあるの」 「なんでしょうか……?」  キャスターは廃墟ビルに陣地を作成、銃火器を設置してきたがこれは計画の一部ではない。  ビルに相手を誘い込まなければ意味が無いため使われない可能性もある。  陣地を作るならば自分の戦場に相応しい、扱い易い場所に作成したほうが有用だろう。  最もキャスターは廃墟ビルに陣地を作成したことをマスターに告げるつもりは無いのだが。 「これから貴方は登校する……学園内にマスターが居る可能性があるわ。  だから貴方は極力怪しまれないように心掛けて、転校生である以上、時間が経っているとはいえ注目を浴びる。  令呪は魔力で隠すよりもファンデーションか何かで隠したほうが良さそうね、貴方は相手の令呪を出来れば見つけてほしい。  それと相手の魔力や魔術、魔法を感じたら逃げなさい。特に既に術を施されているなら。」 「お、同じクラスにもマスターが居る……私、大丈夫かなぁ」 (それに一つじゃないような……)  この空間に招かれた人間の詳細は分からない、故に学園だろうと警戒心を高めなかればならない。  特に令呪を見られればどんな馬鹿でもマスターと一目で分かってしまうため細心の注意が必要である。  暁美ほむらの令呪は掌にある。油断すれば簡単に見れてしまう位置にあるのだ。 「今日はそれだけでいいわ。後は学園生活を過ごすために友達を作りなさい。  ……出来れば」  この世界に■目まど■は存在しない。  最高の友達は手の届かない場所に居るのだ、座についている。  だからキャスターは不思議な夢を追い求める、世界の理を超えるために。  このマスターも仮の主、使えなかれば乗り換えも視野にいれている。  最もマスターは過去の自分、その力、その甘さは理解しているつもりであるが。  故に仮に敵が魔術や結界、幻術の類を仕掛けているならば、マスターは簡単に掛かってしまうだろう。  だからキャスターは彼女を補助する、まだ死ねない、まだ諦めれない、だめ、まだだめよ。 (私は必ず辿り着く――だから)  キャスター暁美ほむらは己の頭部に着けているリボンに触れる。  永遠の愛を確かめるように――。 【Bー6(北西)/暁美ほむら・自室(マンション)/一日目 早朝】 【暁美ほむら@魔法少女まどか☆マギカ】 [状態]:健康 [令呪]:残り三画 [装備]:パジャマ [道具]:無し [所持金]:数ヶ月マンションで一人暮らしが可能な財産 [思考・状況] 基本行動方針:マスターだとバレないように過ごす。 1.学園でマスターを探してみる。 2.学園でマスターだと気付かれないようにする。 3.学園で友だちをつくる。 [備考] ※令呪は掌に宿っています。 ※寝起きのため装備は付けていません。 【キャスター(暁美ほむら(叛逆の物語))@漫画版魔法少女まどか☆マギカ-叛逆の物語-】 [状態]:健康 [装備]: [道具]:無し [思考・状況] 基本行動方針:まどかに辿り着くためならば全てを捨て駒にする。 1.マスターをサポートする。 2.マスターが使えないならば切り捨てる 3.他の敵の情報収集 4.新たな陣地作成を行いたい。 [備考] ※Bー6廃墟ビルに陣地作成を行いました(マスターは知らない)。 ※拠点にいるため装備を解除しています。 ---- |BACK||NEXT| |038:[[母なる海]]|[[投下順>本編SS目次・投下順]]|040:[[故郷とおっぱいは遠くにありて思うもの]]| |038:[[母なる海]]|[[時系列順>本編SS目次・時系列順]]|040:[[故郷とおっぱいは遠くにありて思うもの]]| |BACK|登場キャラ|NEXT| |004:[[暁美ほむら・キャスター]]|[[暁美ほむら]]&キャスター([[暁美ほむら(叛逆の物語)]])|042:[[鋏とおさげ]]|
*ウーマン・イン・ザ・ミラー ◆F61PQYZbCw  白いキャンパスに黒を一滴落としたように。  世界に一つの闇――愛を求めた少女は今宵キャスターの座として聖杯に望む。  若干空に明るさが増し始めている中、彼女はとある廃墟ビルにポツリ一人。  マスターは睡眠中ではあるが、キャスターは何故か独りで行動をしていたのだ。    方舟の中に形成された架空の世界に愛着もなければ未練も存在しない。  彼女は自前の武器である銃火器を一部設置する、此処に彼女の【戦場】を形成している最中。  魔術的な物とは呼べないかもしれないが彼女の力を存分に発揮出来る場には変わらない。  その構成は銃火器、彼女の得意とする獲物であり英霊に効果が薄いとしても生身の人間には圧倒出来るだろう。  極力魔力を最小限に抑えて銃火器を設置、景色に溶けこませるように見え難い闇の中へ。  原始的な。英霊に何処まで通用するかは不明であるが彼女はキャスターの座だ。  その射撃も魔力を帯びさせれば或いは強力な一撃に――なるかもしれない希望も少なからず。  規格外の存在である敵に対向するには此方の力を全開に出し切らなければ勝てない相手も存在するだろう。  必ずしも正面から挑む必要も無い訳だが。  銃火器の設置を終えると彼女はワイヤーを空間に張り巡らせる。  線に触れれば対象目掛けて銃火器が一斉掃射、対象を蜂の巣に追い込む罠だ。  銃火器その物は直接引き金を引けば弾丸が射出されるが魔力を帯びさせた物ならば一度に多くの弾丸を放つ事が出来る。  もっともこの場に相手を誘い込む事が出来た場合のみ、誘い込まなければ意味を成さないのだが。  この廃墟ビルには懐かしさを感じる、彼女の知っている空間に似ている。  似ている、そう、似ているだけである。  この空間が彼女の知っている、体験していた世界とは異なるのだ、勿論彼女も理解している。  鹿■■ど■、契約、魔法少女、インキュベーター、悪夢。  美樹さやか、消火器、発見、出会い、別れ、誤解。  巴マミ、使い魔、真理、不安、幾度なく見渡した世界線……。  キャスターの真名、暁美ほむら。  彼女が生前見てきた空間にこの廃墟ビルは――似ていた。  陣地改め銃火器とワイヤーを仕込んだならばこの廃墟ビルに用事はない。  そもそも偶然立ち寄っただけ、通り掛かった時にナニカ惹かれる事象があったから入った、それだけである。  故に最初から用事も無ければ居座る予定も存在しなく、彼女はマスターの元へ帰還する。  立ち去るキャスターの背中に漂う負と希の素質、生前彼女は一体何を――。 ■  人通りの少ない町並みを彼女は静かに歩いている。  空に明るさが出て来始めた、しかし眠っている人々の方が数は多い時間帯。  方舟に構成された世界にも人は存在する、それがNPCだ。    これは聖杯戦争だ。限られた人間で行われる物に変わりはないが閉鎖的では無い。  多種多様に集められた人間達だけで閉鎖された空間内にて争う殺し合いでは無いのだ。  生活を行っている一般人との関わりも重要になるだろう。  学校もあればコンビニ等の施設もある、この世界に溶け込む事も戦いの一つだ。 「……?」  自動販売機に手を伸ばす少女が一人、見た目的な年齢では小学校にも通っていないだろう。  背が足りなく困っているのか、必死に上部に腕を伸ばしている姿が印象的であった。  無視しても問題ないが特に予定も現段階では無い。  聖杯戦争を行う中で計画も予定も建てることは不可能に近いのだが。 「……どうしたのかしら?」 「きょーはえんそくなの! それであさはいつもよりはやくおきて、えーと……ジュースを買いに来たの!」  彼女は少女に優しい声色で語りかけると少女は元気に返答する。  遠足、NPCの設定は想像よりも深く設定されているようだ、それも子ども一人一人に異なるプログラムを設定。  子供が遠足や修学旅行を楽しみにして寝不足や早起きをする事は多い、それを設定されているのだ。 「届かないならお姉さんが押してあげるけど?」 「ほんとっ!? じゃああたしはオレンジがほしい!」  まるで姉妹のような会話をしながら彼女は缶ジュースを一つ、そのボタンを押す。  ガコン、取り出し口に落ちた音が響くと彼女はそれを取り出し少女に差し出す。  奢ってあげればいいのだが先に少女がお金を入れていたため諦めた。  差し出された缶ジュースを笑顔で貰う少女。 「あいがと! おねーちゃん!」  礼を言うと少女はカシュッ。蓋を開けジュースを喉へ通す。  飲み込む音を大きく慣らし勢い良く飲み干していく。 「ぷっはー……あいがとねっ」  少女の再度なる礼に「いいのよ」一言返すと彼女は去ろうとする。  元々ただの散歩ついでの人助け、長居する必要も道理も無い。  慌てて少女は彼女の跡を着いて行く、どうやら懐かれたらしい。  小走り気味で走る少女、家に帰らなければいけないのだが――。 「まだだめよ」 「あれ……おねーちゃん?」  其処に暁美ほむらの姿など存在しない。  最初から彼女は居たのか居なかったのかも分からない。  唯一つ、新しい缶ジュースが置かれていた。  此処は暁美ほむらの自宅となっている部屋。  早めに起床した彼女は歯を磨こうと洗面台へ歩く。  寝起きのため若干足元が覚束ないが目を擦りながら辿り着いた。  歯ブラシを手に取り水を出す。  コップに水を含み歯ブラシを濡らし歯磨き粉を取り出し、そして。 「あ、あれ?」 「それは私の歯ブラシ……右が貴方ので左が私のよ」 「ふへ!?」  突然掴まれる腕、鏡に映るのは自分に似ている姿のキャスター『暁美ほむら』だ。  とある世界線の自分をサーヴァントとして召喚したマスターも『暁美ほむら』である。  そのため彼女達が用意した歯ブラシを始めとする生活用品も種類が重なってしまうのだ。  もっとも英霊に歯磨きが必要かどうかは不明であるが。 「ご、ごめんなさい……明美……さん?」 「貴女の好きなように呼ぶといいわマスター」  マスターとサーヴァントの関係ではあるが自分自身と会話する事には馴れない。  呼び方にも困れば接し方にも苦労がある。しかし仲を育まないと生き残れない。  彼女達は運命共同体だ、他人ではない。片方が足を引っ張れば道連れである。  少なくても契約を結んでいる間、暁美ほむらは対の存在となり聖杯に望むには互いが強い意志で生き残らなければならない。   「それよりも登校まで時間があるわ、一つ伝えたいことがあるの」 「なんでしょうか……?」  キャスターは廃墟ビルに陣地を作成、銃火器を設置してきたがこれは計画の一部ではない。  ビルに相手を誘い込まなければ意味が無いため使われない可能性もある。  陣地を作るならば自分の戦場に相応しい、扱い易い場所に作成したほうが有用だろう。  最もキャスターは廃墟ビルに陣地を作成したことをマスターに告げるつもりは無いのだが。 「これから貴方は登校する……学園内にマスターが居る可能性があるわ。  だから貴方は極力怪しまれないように心掛けて、転校生である以上、時間が経っているとはいえ注目を浴びる。  令呪は魔力で隠すよりもファンデーションか何かで隠したほうが良さそうね、貴方は相手の令呪を出来れば見つけてほしい。  それと相手の魔力や魔術、魔法を感じたら逃げなさい。特に既に術を施されているなら。」 「お、同じクラスにもマスターが居る……私、大丈夫かなぁ」 (それに一つじゃないような……)  この空間に招かれた人間の詳細は分からない、故に学園だろうと警戒心を高めなかればならない。  特に令呪を見られればどんな馬鹿でもマスターと一目で分かってしまうため細心の注意が必要である。  暁美ほむらの令呪は掌にある。油断すれば簡単に見れてしまう位置にあるのだ。 「今日はそれだけでいいわ。後は学園生活を過ごすために友達を作りなさい。  ……出来れば」  この世界に■目まど■は存在しない。  最高の友達は手の届かない場所に居るのだ、座についている。  だからキャスターは不思議な夢を追い求める、世界の理を超えるために。  このマスターも仮の主、使えなかれば乗り換えも視野にいれている。  最もマスターは過去の自分、その力、その甘さは理解しているつもりであるが。  故に仮に敵が魔術や結界、幻術の類を仕掛けているならば、マスターは簡単に掛かってしまうだろう。  だからキャスターは彼女を補助する、まだ死ねない、まだ諦めれない、だめ、まだだめよ。 (私は必ず辿り着く――だから)  キャスター暁美ほむらは己の頭部に着けているリボンに触れる。  永遠の愛を確かめるように――。 【Bー6(北西)/暁美ほむら・自室(マンション)/一日目 早朝】 【暁美ほむら@魔法少女まどか☆マギカ】 [状態]:健康 [令呪]:残り三画 [装備]:パジャマ [道具]:無し [所持金]:数ヶ月マンションで一人暮らしが可能な財産 [思考・状況] 基本行動方針:マスターだとバレないように過ごす。 1.学園でマスターを探してみる。 2.学園でマスターだと気付かれないようにする。 3.学園で友だちをつくる。 [備考] ※令呪は掌に宿っています。 ※寝起きのため装備は付けていません。 【キャスター(暁美ほむら(叛逆の物語))@漫画版魔法少女まどか☆マギカ-叛逆の物語-】 [状態]:健康 [装備]: [道具]:無し [思考・状況] 基本行動方針:まどかに辿り着くためならば全てを捨て駒にする。 1.マスターをサポートする。 2.マスターが使えないならば切り捨てる 3.他の敵の情報収集 4.新たな陣地作成を行いたい。 [備考] ※Bー6廃墟ビルに陣地作成を行いました(マスターは知らない)。 ※拠点にいるため装備を解除しています。 ---- |BACK||NEXT| |038:[[母なる海]]|[[投下順>本編SS目次・投下順]]|040:[[故郷とおっぱいは遠くにありて思うもの]]| |038:[[母なる海]]|[[時系列順>本編SS目次・時系列順]]|040:[[故郷とおっぱいは遠くにありて思うもの]]| |BACK|登場キャラ|NEXT| |017:[[暁美ほむら・キャスター]]|[[暁美ほむら]]&キャスター([[暁美ほむら(叛逆の物語)]])|042:[[鋏とおさげ]]|

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