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木原マサキ&バーサーカー」(2014/07/05 (土) 21:10:10) の最新版変更点

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*木原マサキ&バーサーカー ◆HHvly5T5Xo 「……頃合いか」 月海原学園 コンピューター室 数十台のPCが設置された室内で、男は先ほどまで使用していたパソコンの電源をオフにした。 ここではこれ以上の必要な情報を得られないと悟ったからだ。 彼の記憶はそう時間を費やす事無く、簡単に取り戻す事が出来た。 男にとって記憶の封印は試練にもならない。 にも拘わらず予選を早々と突破せずに月海原学園で学生ごっこに興じていたのは、出来る限り情報を収集し自身の勝利をより確実の物とするためである。 行くぞ と男が短く告げる。 すると男の傍に立っていた少女は無言のままコクリとうなづき、男の秘書であるかのように後ろを付いて行った。 男に従う少女は銀髪で肌が雪の様に白く、赤い瞳をしていた。 少女は常に無表情で感情どころが自我すら存在していない。 もし男が『手に持っているナイフを自分の喉元に突き刺して自害しろ』と命じれば一切の躊躇なく命令を遂行するだろう。 普通の人間なら、そんな行動など到底できる筈が無い。 だが少女は人間ではなく、男の手によって造られた人工生命体『ホムンクルス』 主人の命令には逆らえない人形なのである。 ♢♢♢ 月海原学園には隠された入口がある。 その先を進んでこそ予選は本当に終わる。 「出てこい、バーサーカー」 男の呼びかけに応じ、白い衣装に身を包んだサーヴァントが出現する。 ポニーテールをした栗色の髪に整った顔立ちをした優しそうな女性の姿をしているが その瞳は狂気に塗り固められ、主の命令あればひたすら破壊と殺戮の限りを尽くす狂戦士である。 男はバーサーカーを護衛に付け、ホムンクルスと共に奥へと進んでいった。 「―――――――ッ!!」 バーサーカーが何かに気付き、唸り声をあげたと同時に上空から大量の矢が雨のように降り注いだ。 矢が衝突する度に轟音が鳴り、爆風が巻き起こり三者の姿は爆炎の中へと隠された。 「へっ これで契約者を一人脱落させたぜ」 男へ攻撃を仕掛けさせたアーチャーのマスターは勝利を確信して姿を現す。 彼は男を尾行して襲撃する機会を伺っていたのだ。 「あいつはどうも厄介な予感がしたから早急に仕掛けてみたが、案外呆気なかったな」 「クックック……勝った気でいるのはまだ速いんじゃないか?」 「なっ まだ生きて……!?」 爆風が消え、男達の姿を見てアーチャーのマスターは苦虫を噛み潰したように表情をこわばらせる。 かすり傷一つ付いていなかった、バーサーカーだけではない。 マスターである男も、ホムンクルスの少女にも。 「アーチャーッ!!とっておきの宝具でぶちかませッ!!」 マスターの指示を聞いたアーチャーは宝具を展開させる。 矢を構えると先端から膨大な魔力が収束され強烈な光を発している。 男へ狙いを定めアーチャーが矢を放つと、ミサイルを撃ち込まれたのかと錯覚するほどの衝撃波が巻き起こる。 アーチャーのマスターは今度こそ決まった……と一瞬考えたがすぐに否定された。 バーサーカーが巨大な魔法陣の盾を展開して、アーチャーの攻撃を完全に遮断したのだ。 奇襲で仕掛けた矢の雨を防いだのもバーサーカーの魔法によるものだとアーチャーのマスターは理解した。 「遊びは終わりだ 捕らえろバーサーカー」 アーチャーとマスターが行動するよりも早く、バーサーカーの放つリング状の魔力で体を拘束され 撤退が不可能な状況に追い込まれた。 「お、お願いだ……殺さないでくれ……」 「バーサーカー、アーチャーを消滅させろ」 バーサーカーは手に持っている杖を、拘束されて身動きの一切取れないアーチャーへと向けた。 杖からピンク色の膨大な魔力を放出して、アーチャーは抵抗の出来ないまま直撃すると分子一つ残らず消滅した。 「あ……ああ……」 サーヴァントの死、それは契約者であるマスターの死でもある。 アーチャーのマスターの体は少しずつ消失していく。 「この日時で記憶を取り戻してる所といい、この俺を危険視した所といい魔術師としては二流以上のようだが  そんな戦い方でこの俺に勝てると踏んだ貴様は策士としては三流以下だな」 「嫌だ!俺は、死にたくない……頼む!助けてくれぇ!!」 「くくくっ……予選なんぞつまらん催し物だと思っていたが、貴様は暇つぶしとしては中々楽しませてもらったぞ、はははは……はぁーっははははははは!!!」 アーチャーのマスターの肉体は半分以上消えかかっていた。 嘆きと苦しみと後悔と絶望などの負の感情が混ざり合ったような表情で涙を流す姿は男にとって愚かで滑稽であまりにも可笑しかった。 「このまま死ぬのは心残りだろう?俺に挑んだその無謀さを買って特別に俺の名前を教えてやる  俺の名は木原マサキ!地球も月も全てを支配する冥府の王だッ!!」 バーサーカーのマスターの男、木原マサキは世界を支配する為の研究を行っている内にムーンセルの存在に行き着くと 戦いに勝ち残り、聖杯を手にする為の道具を開発していた。 通行証であるゴフェルの木片は金と頭を使えば入手する事など他愛ないが あくまで科学者であり、魔術師ではない木原マサキはサーヴァントを使役する為の魔力が不十分だと考え アインツベルンのホムンクルスの技術を盗み出して利用する事にした。 マスターとしての資格は木原マサキに所有させ、サーヴァントの魔力補充はホムンクルスに担わせる特殊な契約を結ばせた。 ホムンクルスはアインツベルンの技術に加えて木原マサキ独自の改良を重ねており 魔力だけでなく肉体の強度も飛躍的に上昇されている。 (燃費の悪さに頭を悩ませるバーサーカーだがホムンクルスを使えば例え最大出力で戦わせても問題は無い  それにバーサーカーなら余計な考えを持ち始めて邪魔をされずに済む) 本来ならキャスターとして召喚されたであろう彼女が狂化してバーサーカーに仕立て上げたのも サーヴァントがマスターを裏切らないようにするのが目的だった。 マサキがバーサーカーの方へ視線を向けると指で顎を持ち上げ、口付けをするように顔を近づける。 「見た目はただの小娘のようだが中々勇ましい功績じゃないか、なあバーサーカー……いや」 バーサーカーとの意志の疎通は不可能だったが月海原学園で情報収集してる間に出身や真名は既に把握していた。 「時空管理局、機動六課『エース・オブ・エース』の高町なのはよ」 【マスター】  木原マサキ@冥王計画ゼオライマー 【参加方法】  『ゴフェルの木片』による召喚、本人曰く金と頭を使えば簡単に入手出来た。 【マスターとしての願い】  冥王として地球も月も支配する 【weapon】  ホムンクルス、アインツベルンの技術を盗み出して作り出した名無しの少女。  木原マサキによる改良が施されているので身体能力も高い、外見はイリヤの肉体年齢を16歳にしたような姿 【能力・技能】  天才的頭脳と一般市民を犠牲にする事も問わない冷酷さ 【人物背景】  かつて鉄甲龍に所属していた科学者。八卦ロボや次元連結システムを開発しただけでなく、秋津マサトや氷室美久、八卦衆の造物主でもあるなど  機械工学のみならず生物工学にも才能を発揮した天才的技術者。  15年前、鉄甲龍を裏切りゼオライマーを持って逃亡し、日本政府に保護と見返りを要求するも、その直後に亡命を恐れた日本政府によって殺害されている。  だがマサキは自分が日本政府にとっても危険人物であることを理解しており  身の危険も承知していた。ゼオライマーの機体のパイロット登録システムに自身の遺伝子を登録していたのもそのためだった。  更にゼオライマーと共に持参した自身のクローン受精卵により成長した存在(秋津マサト)がゼオライマーに搭乗すると  マサキの人格と記憶が目覚めるように予めセットすることで、15年の時を越えて復活を果たす。  卑劣で残忍、かつ狡猾な性格で、自分の目的のために他人を犠牲にする事を一切躊躇わない。彼の目的は自らが冥府の王となる事であり  日本政府か鉄甲龍のどちらかが世界を制すと計算した上で、その両陣営に自分のクローンを残している。マサトの人格の中で覚醒したマサキの意志はマサトの人格を書き換えようとしていたが  自分のプログラミングの結果である塞臥たちの愛情関係がもたらした三角関係を見て苦しみ出し、マサトの人格に敗れてしまう。最期はマサトの意思でもう一人のクローン幽羅帝もろとも、ゼオライマーのメイオウ攻撃で果てた。  最後まで愛を否定していたが、本当は彼自身も心を捨て切れず、否定しきれなかったのかもしれない。 【方針】  積極的に行動して他のマスター達を殺害する。 【クラス】バーサーカー 【真名】高町なのは@魔法少女リリカルなのはStrikerS 【パラメータ】筋力C 耐久C 俊敏C 魔力A⁺⁺ 幸運A 宝具A 【属性】秩序・狂 【クラス別スキル】  狂化:B…理性の代償として能力を強化する。  ランクBは大半の理性を失う代わりにすべての能力値が上昇する。 【保有スキル】  対魔力:A…A以下の魔術は全てキャンセルされる。      Aランク以下の魔術師では傷を付けることはできない。  エリアサーチ:B…探知用のスフィアを飛ばし隠れた敵を探す能力          このスキルを持つサーヴァントに対して物陰に隠れる事は無意味に近い。 【宝具】  『レイジングハート・エクセリオン』  ランク:A 種別:対人宝具  高町なのはが所有するインテリジェンスデバイス  戦況に応じて様々な形態を取る事が出来る 【人物背景】  海鳴市出身の空戦魔導士  ロストロギア関連の事件に巻き込まれ偶然魔法と出会い  レイジングハートを手にしたことから戦いの中でその才能を開花させていった。  機動六課では戦技教官と前線フォワード部隊『スターズ分隊』隊長を務める。  射撃・砲撃戦では攻撃力・防御力と最大射程に優れ  その空間制圧力超一流である。  武装隊では、その強さや実績から『エース・オブ・エース』の称号を得ている伝説的英雄。 【サーヴァントとしての願い】  現段階では不明。 【基本戦術、方針、運用法】  マスターの指示に従い他のマスターの殲滅。  並のマスターなら魔力の供給が間に合わないほど消耗が激しい技が多いが  ホムンクルスから大量の魔力が供給されている為、使用する事が可能。 ----

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