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遠坂凛&セイバー」(2014/07/14 (月) 21:19:09) の最新版変更点

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カタカタカタカタカタカタカタ。 とあるアパートメントの一室でひたすら情報端末を操作する音が鳴る。 サーヴァント・セイバーは自身のマスターが端末で行っている作業をまんじりと眺め続けていた。 途中で焼きそばパンを食べつつほぼ休みなく続けていたそれを、彼女のマスターはようやく終えたようだった。 「よし、とりあえず基本スペックの再現はできたわね。 セイバー、ちょっとこれ見てくれる?」 疲れた様子を見せながらも満面の笑みでマスターはプログラムを実体化させた。 現れたのはマスターの適性試験用に用意されたドールを青く塗り替えたもの。 だが、その人形からは有り得ざる濃密な威圧感が感じ取れた。 「これは、まさか……」 「そう、あなたの性能をコピーして作ったドールよ。 あなたの実戦データを反映しないと本当の意味で完成はしないんだけど」 この数日間自分の新たなマスター、遠坂凛が没頭していた作業はこれだったか。 学校から帰って暇を見つけては取り組んでいたのを覚えている。 遠坂凛は予選の最初期に記憶を取り戻したマスターの一人である。 すぐにセイバーとの契約を済ませ互いの自己紹介も終えて久しい。 その後凛は学校で引き続き優等生を演じつつ本戦の準備を整えていた。 校舎で時折起こるサーヴァント絡みの事件・事故に対してもつかず離れずの距離を保っている。 さらにマスターに目覚めた者やその兆候が見られる者にある程度目星をつけている。 「ですが、まさかサーヴァント級の人形を魔術師が自作するとは……。 私が以前召喚された時代では考えられなかったことです」 「時代というか、世界が違うものね。 そっちで言う第三魔法、魂の物質化だったかしら? それってこっちの世界じゃ魔術師(ウィザード)がもう達成してるわけだし。 逆にわたし達は基本電脳に潜らないと大したことはできないから、魔術回路を使う場所と得意分野が違うってことね」 遠坂凛とセイバーはそれぞれ似て非なる平行世界の住人である。 お互いについて語るうちにその事実に行き着いた時には驚いたものだった。 特に第四次聖杯戦争に召喚された事を打ち明けた時には凄まじい勢いで食いついてきたものだ。 主に出会ったサーヴァントのことについて。 「それにしたって、今考えても本当に反則よね。 何よ、何十人にも分裂するアサシンに軍団呼び出す固有結界が切り札のライダーって! おまけに人海戦術上等のキャスターに宝具を無数に持ってるアーチャーって! そりゃこっちだって必死にドールの一つも作るわよ!」 思い出して憤ったのだろう、突然凛が気炎を上げた。 確かに、考えてみればマスターが数の暴力による英霊の守護を越えた攻撃を警戒するのは当然だ。 以前の自分は誇りを追求することばかりに腐心し、それ以外をおざなりにしていたのかもしれない。 故国を真に救うのならば、新しい環境で今度こそ勝利を至上としなければなるまい。 「ですが凛、それなら無理に学園に通い続ける必要はなかったのでは? 確かにマスターの候補が集う重要施設ではありますが、リスクに見合うほどの価値があったとは思えません。 貴女なら、その時間を聖杯戦争の準備に使いながら、使い魔の類で様子だけを探ることもできたでしょう」 「…………」 だからこそ、ここで以前からの疑問について問い質さなければならない。 いかに凛が優秀とはいえあまり非合理的なことをされては勝てる戦いも勝てなくなるのだから。 かつて自分が犯した過ちだからこそ繰り返さないようにするべきだ。 問われた凛は黙り込んでしまった。 答えに窮したというより、何かを考え込む様子だった。 「ねえ、ちょっと外に出ない?」 ややあって、そんなことを言い出した。 夜の街並みはひどく穏やかで、静かだった。 ともすれば、この世界が仮想空間であることを忘れるほどに。 凛は何故か実体化したまま、私服に着替えて出掛けるように言いつけた。 とりあえず意図がわからないなりに従い、様子を見ることにした。 途中、立ち寄ったコンビニエンスストアで肉まんを購入した凛はそれを半分に割ってセイバーに渡した。 「…凛、サーヴァントは別段食事を摂る必要性はありませんが」 「別に良いじゃない、せっかくの体験なんだから。 ほら、冷めないうちに食べなさい。でなきゃ税金取るわよ?」 相変わらず意図を掴みかねるが拒否する理由も特にない。 物は試しと一口食べて、軽い衝撃に襲われた。 柔らかく、ふかふかの饅頭にジューシーな肉の旨みが五臓六腑に染み渡る。 これがあれば十年は戦えそうな錯覚さえ覚える。 ついあっという間に平らげてしまったのも無理からぬことだろう。 「ここって何食べても美味しいのよね。 日本人の居住区で同じものは食べたことがあるけど、全然違うわ。 知ってると思うけど、ここって2010年代の日本をモデルに作られた街みたいなの。 わたしの世界で日本が健在だったら、こうなってたのかしら」 「………」 聞いた話では凛の世界の日本は二十世紀末に発生した災害を機に行政、国家としての機能が破綻したという。 そして日本の人材の多くは西欧財閥に保護・吸収されることになった。 故国が滅びたセイバーにとっても全く無視できる話ではなかった。 「ここには私が求めていた全てがあったわ。 ハーウェイの管理都市みたいな階級区分はなくて、代わりに自由と発展がある。 初等部に通ってる子どもたちも、みんな笑ってたわ。 高等部の生徒も、明日どこで何をするか、将来何になりたいか、生き生きした顔で話してた。 もちろんその分だけ暗い部分や、豊かさから来る無責任さとかもあるんだろうけど」 「凛、ですがそれは」 「うん、わかってる。 結局ここはどこかの日本を模倣した仮想空間でしかない。 そこにいちいち感傷を持ったり、ましてこの世界の生活に浸るなんて心の贅肉どころの話じゃないわよね」 凛は苦笑しながら、「でも」と続けた。 「…何かを模倣するには元になった存在が不可欠なのよ。 例えこの世界の全てが作り物だとしても、ここにある街並みや人の笑顔は広いどこかの世界に必ずあった。 わたし達マスターは今からこの街を戦場にするわけだけど、その前に少しでもこの自由と平和の両方がある世界を覚えておきたかった。 わたしがずっと学園に通い続けてたのも、結局はそういうこと」 「躊躇いが生まれましたか?」 セイバーの問いに凛は大きく首を横に振って「まさか」と答えた。 その顔からはもう迷いは消え、勝利を求める意志の強さだけが感じられた。 「聖杯にかける個人的な願いはあまり考えてなかったけど、今なら前よりハッキリしたビジョンが見えるわ。 聖杯の力でこういう世界を子どもたちに見せてあげられるならやる気も出るってものよ。 改めてよろしくねセイバー。この戦い、必ず勝ちましょう」 「ええ、元よりそのつもりです」 星が煌めく夜空の下で握手を交わす。 二人は共に、このパートナーとなら戦い抜けることを確信していた。 【クラス】 セイバー 【真名】 アルトリア・ペンドラゴン@Fate/stay night 【属性】 秩序・善 【ステータス】 筋力 A 耐久 B 敏捷 B 魔力 A+ 幸運 A+ 宝具EX 【クラス別スキル】 対魔力:A…Aランク以下の魔術を完全に無効化する。 事実上、現代の魔術師では、セイバーに魔術で傷をつけることは出来ない。 騎乗:B…騎乗の才能。 大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。 【保有スキル】 直感:A…戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を”感じ取る”能力。 研ぎ澄まされた第六感はもはや未来予知に近い。 魔力放出:A…武器、ないし自身の肉体に魔力を帯びさせる。 瞬間的に放出する事によって、能力を向上させる。 カリスマ:B…軍団を指揮する天性の才能。 カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。 【宝具】 「風王結界(インビジブル・エア)」 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1個 彼女の剣を覆う、風で出来た第二の鞘。厳密には宝具というより魔術に該当する。 幾重にも重なる空気の層が屈折率を変えることで覆った物を透明化させ、不可視の剣へと変える。 敵は間合いを把握できないため、白兵戦では非常に有効。 ただし、あくまで視覚にうったえる効果であるため、幻覚耐性や「心眼(偽)」などのスキルを持つ相手には効果が薄い。 透明化は副次的な役割であり、その本質は彼女の余りにも有名すぎる剣を隠すためのもの。 風で覆う対象は剣に限らず、オートバイに纏わせて速力をアップさせたり、ビルをも覆う風の防御壁にしたりもしている(必要がなかったためか、透明化までは行われなかった)。 また、纏わせた風を解放することで破壊力を伴った暴風として撃ち出す「風王鉄槌(ストライク・エア)」という技ともなる。 ただし、一度解放すると再び風を集束させるのに多少時間を要するため、連発はできない。 「約束された勝利の剣(エクスカリバー)」 ランク:A++ 種別:対城宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人 生前のアーサー王が、一時的に妖精「湖の乙女」から授かった聖剣。 アーサー王の死に際に、ベディヴィエールの手によって湖の乙女へ返還された。 人ではなく星に鍛えられた神造兵装であり、人々の「こうあって欲しい」という願いが地上に蓄えられ、星の内部で結晶・精製された「最強の幻想(ラスト・ファンタズム)」。 聖剣というカテゴリーの中で頂点に位置し、「空想の身でありながら最強」とも称される。 あまりに有名であるため、普段は「風王結界」で覆って隠している。 剣としての威力だけでも、風王結界をまとった状態を80~90だとしたら、こちらの黄金バージョンのほうは1000ぐらい。 神霊レベルの魔術行使を可能とし、所有者の魔力を光に変換、集束・加速させることで運動量を増大させ、光の断層による「究極の斬撃」として放つ。 攻撃判定があるのは光の斬撃の先端のみだが、その莫大な魔力の斬撃が通り過ぎた後には高熱が発生するため、結果的に光の帯のように見える。 言うならば一点集中型の指向性のエネルギー兵器でその膨大なエネルギーを正しく放つには両手での振り抜きが必要とされる。 威力・攻撃範囲ともに大きい為、第四次聖杯戦争時に切嗣が大型客船を緩衝材として使ったり、第五次でビルの屋上から空へ向けて放ったりと、常に周囲への配慮を必要とする威力に比例して扱いが難しい部分もあるが、出力は多少ならば調整可能であり、抑えた場合宝具の起動まで一秒未満に短縮することも出来る。 「全て遠き理想郷(アヴァロン)」 ランク:EX 種別:結界宝具 防御対象:1人 妖精モルガン(モルガン・ル・フェ)がアーサー王から奪った聖剣の鞘アーサー王の手から奪われた後、コーンウォールから「宝具の現物」として発掘され、現代に復活する。 「不老不死」の効果を有し、持ち主の老化を抑え、呪いを跳ね除け、傷を癒す。 真名解放を行なうと、数百のパーツに分解して使用者の周囲に展開され、この世界では無い「妖精郷」に使用者の身を置かせることであらゆる攻撃・交信をシャットアウトして対象者を守る。 それは防御というより遮断であり、この世界最強の守り。 魔法の域にある宝具で、五つの魔法さえ寄せ付けず、多次元からの交信は六次元まで遮断する。 あらゆる宝具を持っているに等しいギルガメッシュでもこの宝具を使用中の彼女には最高出力のエアを使っても傷を一つ付けることさえ不可能。 セイバーでなくとも所持者に加護を与え、傷を癒し、活力を与えるが、本来の持ち主である彼女から魔力を供給されないと効力は微弱なものとなる。 基本的に、セイバーとの距離が近い程治癒力が高まる傾向が見られる。 彼女が鞘の存在を認識していなくとも、鞘と同化した対象に触れると治癒力が大幅に高まる模様。 瀕死の重傷を即座に完治させることはさすがに出来ないが、治癒を阻害する呪詛による傷であっても自動的に完治させる点は極めて強力である。 原作においてセイバーはこの宝具を紛失したまま聖杯戦争に臨んでいるが、二次二次聖杯では正規のサーヴァントとして参加させるための調整が行われた。 これにより今回セイバーは最初からこの宝具を使用可能な他、霊子化が可能になり、鞘の所持により魔力保有量の上限が大幅に増している。 【Weapon】 魔術炉心…正確には武器というよりセイバー自身の魔術回路を指す。 竜の因子を持つセイバーは生前呼吸するだけで膨大な魔力を生み出した。 マスターからの供給に依存する聖杯戦争ではサーヴァント化しているためこの機能は大きく制限されている。 それでもマスターから一定以上の供給があれば「魔力を生み出す工場」に喩えられるほどの高い回復力を発揮する。 引き換えに竜殺しの属性を持つ攻撃に弱いという弱点が出来ており、魔術で傷つけられた事など皆無と語る自慢の対魔力も竜殺しの魔術は有効化されている。 【人物背景】 かつてブリテンを治めたアーサー王。選定の剣を引き抜き王となった。 国のために身を捧げるも結局国を護ることができなかった後悔から、自分は王にふさわしい器ではなかったと感じ、新たに王の選定をやり直すために聖杯を求めている。 実は彼女は他の英霊達と違ってまだ死んでおらず、死の寸前で「聖杯を手にすること」を求めて世界と契約し、生きている状態のまま様々な時空間に呼び出されている。 聖杯を手にし、世界との契約が達成された暁には本来の時間に戻り、願いを叶えた後にそのまま死を迎え、はじめて正式に英霊となることになる。 生者である彼女は本来聖杯戦争に参加した際紛失した生前の宝具を使用できない等多くの制約を受けるが二次二次聖杯ではムーンセル側の調整によってこれらの制約は全て撤廃されている。 マスター性能の高さもあり、限りなく全盛期のアーサー王伝説に近い実力を発揮できる状態にある。 【サーヴァントの願い】 王の選定をやり直す。 【基本戦術、方針、運用法】 セイバーのセオリー通り、白兵戦で高い実力を発揮する。 また魔力放出スキルの汎用性の高さからどのサーヴァント、どの戦場でも対応できる。 持ち前の直感、幸運、耐久性も手伝い例え不利なフィールドに引き摺り出されようとも高確率で生還するサバイバビリティの高さはまさに最優のサーヴァント。 二次二次聖杯では「全て遠き理想郷」を最初から所持しているためこれらの特性に大きく磨きがかかっている。 疑似的な不死性を得たことで格上相手でも粘り強く戦える他、あらゆるバッドステータスから即時に復帰できるようになった。 一方真名と弱点が有名であるため序盤からの宝具解放は極力避けるのが吉。 このため中盤までは生存性の高さを活かして敵の手の内を探り実戦で情報を手に入れることになる。 そして相手の能力を暴き対策を練り気兼ねなく宝具を使える状況を整えればセイバーの独壇場である。 総じて特定の状況に相手を追い込んで一方的に倒すタイプではなく幅広い対応力と咄嗟の機転こそが強み。 セイバーの真価を万遍なく引き出せるかはマスターの采配にかかっている。 遠坂凛@Fate/Extra 【参加方法】 レジスタンスに雇われ聖杯戦争について調査を進めていた。 ゴフェルの木片はオークションで入手。 【マスターとしての願い】 西欧財閥に聖杯を渡さない(少なくとも西欧財閥側の人間が参加していると考えている)。 【Weapon】 宝石…凛が自作したソフトウェアを宝石という形に収めたもの。 平行世界の凛と同じように溜めた魔力を解放する使い方も可能。 余談だが作中でこれを用いた彼女のコードキャストはサーヴァントの通常攻撃に匹敵するダメージ数値を叩きだし味方サーヴァントの幸運を低下させる。 ナイフ…スカートの下に巻いたホルダー兼ガーターベルトに収納されているポリカーボネートのナイフで数本ほど収納されている。 ドール…サーヴァントの戦闘力を模倣した人形。 宝具や攻撃スキルは再現できないが上級のサーヴァントでも梃子摺る力を持つ。 二次二次聖杯ではセイバーの力を模したドールが作られている。 しかしセイバーの実戦データを取れていないため開始時点ではまだ未完成。 【能力・技能】 数多くのスキルを兼ね備えることから五大属性(アベレージ・ワン)と呼ばれる、凄腕の霊子ハッカー。 特許を申請すれば一財産築けると豪語するほどの様々なプログラムを自作しており、聖杯戦争には違法呪文(ルールブレイカー)の類も持ち込んでいる。 原作で披露したものはアサシン・李書文の透明化を打ち破る三種類の術路やバーサーカー・呂布用の対抗プログラムなど。 またサーヴァントの能力をある程度再現したドールも作成し、遠隔操作している。 サーヴァント攻略にも役立つプログラムを短期間で作成するだけの技能を有していることは確かである。 またレジスタンスとして実戦経験を積んでおり、サーヴァントを指揮する能力も高い。 ちなみに料理はあまり得意ではなく、八極拳も修得していないと思われる。 【人物背景】 日本出身の魔術師(ウィザード)で遠坂本家の血統ではなく、かつて遠坂時臣が海外に渡った際の落胤の血統。 物心ついた時からフリーのエンジニアとしてジャンク屋で電脳戦を行っていた。 このため学校へ通う年齢でありながら実際にはろくに通ったことがない。 子供の頃に遠坂本家には何度か行ったことがあり、そのとき出会った気の合う女性から麦藁帽子を貰っている。 元々は国連組織の一員でアジア地域の医療活動に従事するNGO団体でボランティアとしてシステム管理技士のような仕事をしており、貧困にあえぐ国々を飛び回っていた。 国連からも将来を期待されていたがある時中東の武装集団に身を投じ、レジスタンスとして西欧財閥と敵対するようになる。 西欧財閥と戦っている建前はビジネスだが、実際は進歩・進化を行動原理とし、常に前に進み続けることを信条とする凛にとって世界の停滞・安定を望む西欧財閥が敵であるため。 普段は単身で中東や欧州を中心に活動しているため、日本にはあまりゆっくりといたことがない。 そのため、聖杯戦争が終わってハーウェイを打倒したら日本でのんびり暮らすのもいいと思っている。 レジスタンスの歴戦の勇者達にお姫様扱いされていたため、恋愛経験はない。 原作で彼女と契約した槍兵曰く「男っ気がないのは嬢ちゃんのガードが硬いんじゃなく、オヤジどもの目が厳しいんだろうなあ」とのこと。 数々の解放戦に参加したレジスタンスの英雄として知られているが、敵対する西欧財閥からは国際テロリストとして指名手配を受けている。 普段は単独で活動しているが、西欧財閥と敵対するレジスタンス組織と共闘することもある。 平行世界の凛と非常によく似た性格で、自分にも他人にも厳しく冷徹であろうとするが、基本的には姉御肌でつい他人の世話を焼いてしまう人の好さも持っている。 容姿も基本的にほぼ同一だが聖杯戦争で使う姿(アバター)は電脳世界用に用意された架空のものであり、現実の彼女の姿は金髪碧眼である。 ただし世界観や人生経験の違いからか平行世界の凛との相違点も少なからずある。 若くして武装集団に身を置いてきたためかややドライで達観した死生観を持っている。 また情報の危機管理などに関してもかなり敏感であることが伺える。 何よりもこちらの凛は機械類に滅法強い。 起源や容姿を同じくしながらも、彼女達はやはり別人であるということがわかる。 【方針】 アサシン、アーチャー、キャスターなどによる闇討ちや物量作戦を警戒する。 これらの敵に対処するため他の参加者との同盟や情報交換、一時共闘も視野に入れる。 セイバーの情報漏洩には一層注意するが、やむを得ない場合は宝具を使用させる。 尚、凛は聖杯戦争に参加しているのは自らの意思で参加した者のみと認識している。 このため巻き込まれて参加した者と接触した場合どう転ぶかは未知数である。

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