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ケイネス&キャスター」(2014/08/17 (日) 21:23:23) の最新版変更点

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ケイネス・アーチボルトは激怒した。 極東の地にて行われる聖杯戦争、その下準備の一環として取り寄せた触媒をあろうことか盗み出した愚物がいるという。それが誰かと思えば時計塔の末席、歴史も浅い魔術師の端くれ風情が我が栄光の道を邪魔立てしようというのだ。 ロード・エルメロイを警戒した他マスターとの駆け引きならば戦争の一環として認めよう。むしろ早期から自身をマークし、手を伸ばす周到さを讃えようではないか。しかしあんな何もできない小僧が…… 「ええい、あの男は何をやっていたのだ!」 「落ち着いて、ケイネス」 バン!と苛立ち露わに机を叩くと婚約者、ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリにいさめられる。 「確かに征服王の触媒を失ったのは痛手よ。けど万が一、こういう場合に備えて私の家に予備の触媒を手配させておいたんでしょう?」 「それは……そうだが」 「些事にこだわっても仕方ないわ。降霊科の伝手をたどれば征服王には劣るとも優れた英霊を引き当てることはできるはず。あとはあなたの腕なら何の問題もない……でしょう?」 そうだ。確かに彼女の言う通りではないか。私の実力なら何の問題もない。 愛しい女性の言葉に気を良くしていると コンコン、と扉を叩く音 「入りたまえ」 訪れたのはかつての教え子で、ソフィアリ家からの使い。 「失礼します、ロード。手配していました触媒の候補の一つをお届けに上がりました」 手にしているのは船の外板に使われるような板の欠片。 「ゴフェルの木片、と呼ばれるものです。かつてノアの方舟に用いられた材料だとか」 「ほう」 興味をもち手に取ってみる。なるほど、確かに強力な神秘を感じ取れる。これなら…… そしてケイネス・エルメロイ・アーチボルトは地球から姿を消した。 ケイネス・アーチボルトは月海原学院でも指折りの教師であった。 …こんなところで何をしている? 教壇に立ち、弁を振るい、白墨を走らせる。 …神秘の探求はどうした? 生徒からの人望も厚い。 …魔導の才の欠片も持ち合わせぬ愚物に何を教えることがある? そうだ、私にはやらねばならないことがある。 「きさまが俺様を呼び出したマスターか?」 教室を飛び出し、己がサーヴァントと向き合う。ステータスは低い、恐らくはキャスター。マスターの采配が問われることになる。予定とは違ったが聖杯戦争であるなら勝ち残るのみ。 「その通り、わが名はケイネス…」 この時ケイネスは知らず気おされていた。でなければ、 「インぺリオ〈服従せよ〉」 いくら魔術師の英霊相手とはいえ、道具と見下すサーヴァントに洗脳されることなどありえなかっただろう。 「あ、あああ…」 このお方こそ我が生涯の主君だ。私はこのお方と出会うために今まで生きてきたのだ。 「お、お初にお目にかかります。私、ケイネス・エルメロイ・アーチボルトと申します」 「うむ、ケイネス、か。魔力量はなかなか。俺様のマスターとして聖杯をとった暁には相応の地位と褒美をくれてやろう。まずは、忠誠の証として……」 主君に賜った賛辞の言葉とともに次の指示を待つ。 「お辞儀をするのだ」 恭しく礼をとるその姿はまるで麗しき主従の絆…… 左腕に巣食った三体の蛇がそれを眺めていた…… 【クラス】キャスター 【真名】ヴォルデモート(トム・マールヴォロ・リドル)@ハリー・ポッターシリーズ 【パラメータ】筋力E 耐久E 敏捷D+ 魔力A 幸運B 宝具B 【属性】混沌・悪 【クラス別スキル】 道具作成:A+ 魔力を帯びた器具を作成できる。 魂のみとなった半死者に肉体を与える魔法薬、一流の魔術師でも解呪できない死の呪いを込めた指輪など、いわゆる闇の魔術関連のものを得意とする。 生前は闇の魔術の最高峰、分霊箱の作成も行った。 陣地作成:C 魔術師として自らに有利な陣地を作り上げる。 亡者や血の通行料、吸魂鬼の体液など研究地としてより敵の排他に特化した工房の作成を得意とする。 【保有スキル】 魔術:A オーソドックスな魔術を習得。特に闇の魔術を専門とする。 変化:D 借体成形とも。 他者に憑依し操ることが可能だが、欠損した魂をしているためか、歪みきった思想ゆえか強い善性や愛を持つものに憑依するのには耐え難い苦痛を伴う。 暴君:C 対峙するものに恐怖を与え、敏捷を1ランクダウンさせる。またファンブルの確立を上昇させる精神干渉型スキル。 同ランクのカリスマも内包する。 芸術審美:B 芸術品・美術品への執着心。 魔術的な芸能面の逸話を持つ宝具を目にした場合、高い確率で真名を看破できる。 魅了:- 優れた容姿と人の心に滑り込む言動により他者を引き寄せる。 しかし度重なる魔術実験によって変貌した容姿と暴君と化したその振る舞いは一般的に魅力的とは言い難く、このスキルは失われている。 【宝具】 『死が己を分かつとき(ホークラックス)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0~5 最大捕捉:1人 他者を殺害することによって自身の魂を切り裂き、その一部を何かに封じ込めたもの。分霊箱とも呼ばれる。 自らの罪を認め、悔い改めれば魂は一つに戻るが、其れには強い苦痛が伴う。 仮に本体が滅んでも魂のかけらが存在する限り死ぬことはないため、擬似的な不死となる。 ただし死後(?)は低級霊のような状態でしか存在できず、物理的に現世に干渉するのは極めて難しくなる。 サーヴァントとして十全の力を取り戻すには誰かの手を借り、何らかの処置が必要となる。 生前の彼なら作成はさほど難しくはなかったはずだが、サーヴァントの魂を引き裂くのは容易ではないため追加で作るのは極めて難しい。 今回持ち込んだ分霊箱は『リドルの日記』と『スリザリンのロケット』の2つ。キャスターの魂が込められているため、意思の疎通や所持者に精神的に影響を与えることも出来る。 なお破壊にはCランク相当の神秘を必要とする。 『禁句~名前を呼んではいけない例のあの人~(I AM LORD VOLDEMORT)』 ランク:D 種別:対軍宝具 レンジ:0~99 最大捕捉:上限なし 自らの名を偽り、その偽りの名すら口にすることを恐れられた逸話が昇華した宝具。 スキルや宝具による真名の看破を無効にし、通常の推論や調査においても彼の真名を知りたくない、口にしたくないと思わせる。 また彼の真名を知らないものに対してCランク相当の気配遮断スキルを得る。 ただし、彼のヴォルデモートという名を知る者には一切の効果を発揮しない。 さらに彼の本当の真名『TOM MARVOLO RIDDLE』を知るものに対してはスキル暴君が効果を発揮しなくなる。 『死の秘宝が一、ニワトコの杖(エルダー・ワンド)』 ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:0~10 最大捕捉:1人 死の杖、宿命の杖とも呼ばれる、様々な人の手を渡り歩いてきたきわめて強力な杖。 使用するすべての魔術が魔力消費は変わらず、効力のみ1ランク上昇する。 なお彼はこの杖の忠誠心を勝ち得ていないため一切効果を発揮せず、神秘の高さ以外通常の杖となんら変わらない。文字通り宝の持ち腐れである。 ただし、もしもこの杖の忠誠心を勝ち得たことのあるサーヴァントや魔術師に勝利することが出来れば杖は忠誠を誓う。 【weapon】 『イチイの木に不死鳥の尾羽の芯の杖』 学生時代から愛用した杖。数多の殺人や闇の魔術を記憶している強力な杖だが、宝具には劣る。 【呪文一例】 あくまで一例。ヴォルデモートは優れた魔術師であるため原典世界における呪文で使えないものはほぼないと考えられる。 他に使える呪文や作成可能な道具についてはwikiなどを参照。 ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%83%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%81%AE%E7%94%A8%E8%AA%9E%E4%B8%80%E8%A6%A7 また彼は無言詠唱という技術を習得しており、死の呪文を除くすべてを効果は低下するが詠唱破棄して使用することが出来る。 「インぺリオ〈服従せよ〉」 服従の呪文。対象人物を自分の意のままに操ることができる。操られているか否かを見分けるのは難しい。命令に抗うのは困難であるが、心が強ければ命令に抵抗することができる。 「クルーシオ〈苦しめ〉」 磔の呪文。対象に耐え難い苦痛を与える。主に拷問に用いる、というか他に用途がない。 「アバダケダブラ〈息絶えよ〉」 死の呪文。一瞬で相手の肉体から魂を引きはがす術で、その死体は「死んでいる以外は全くの健康体」である。 「モースモードル〈闇の印よ〉」 ヴォルデモートのシンボル、闇の印を打ち上げる。特に効果があるわけではなく示威行為、宣戦布告などに用いる。象徴的なシンボルのため真名ばれに繋がりかねないが、宝具の効果によりその心配は限りなく薄い。スキル:暴君の一助になるかもしれない。 「レジリメンス〈開心〉」 開心術。心の中身をこじ開ける。いわゆる読心術。ヴォルデモートの前であらゆる嘘は意味をなさない。 「閉心術」 開心術の対となる術、というより技術に近いか。心を閉ざし、読み取れなくする。 「姿くらまし」「姿現し」 どこかに姿をくらまし、どこかに姿を現す。要するに瞬間移動。どこへ行くのか自身が分かってないと使うことはできず、また4~5人くらいなら付き添わせることも可能。 「飛翔術」 杖一本持っていれば飛行が可能。原典世界では箒や絨毯など飛行専用の道具が必要だったが、彼とその部下のみが杖のみでの飛行を可能とした。 【人物背景】 20世紀後半、イギリスを中心に活動した『今世紀最悪の闇の魔法使い』。非魔法族の父と没落した魔法族の名家の母の間に生まれる。育った環境と自身の才覚から魔法という力、引いては魔法族の血は絶対であるという思想を持つ。学生時代は表向き優等生であったが、裏では殺人や闇の魔術の開発など危険なことに手を伸ばしていた。 卒業後数年すると度を越した血統主義とずば抜けた魔術の腕前で『死喰い人』と自称する集団を率い、世界を恐怖に染め上げたが『選ばれし者』ハリー・ポッターに敗れ身をくらます。数年後に復活し一時は政府を裏から掌握するまでに力を伸ばしたが、再びハリー・ポッターに敗れその邪悪な生涯を終えた。 魔法こそ絶対の力である、魔法族こそ至高の存在、闇の魔術が最高と信じ人の善性を侮ったゆえに人の繋がりに敗れた。 差別主義者で癇癪のままに部下を殺す暴君ではあるが、通常は蔑まれてきた巨人族や吸魂鬼らを受け入れるなど器の大きな面もある。非魔法族を受け入れることはできないだろうが、悪魔やホムンクルスを嫌悪することもないと思われる。 【サーヴァントとしての願い】 完全なる不老不死の獲得と復活 【基本戦術、方針、運用法】 魔術師同士の決闘なら無類の強さを誇るが、それ以外で正面対決はまず勝てない。特に対魔力を持つ三騎士やライダーとの正面対決は何としても避ける。『死の呪文』すら効かないだろうから『姿くらまし』で逃げよう。一所に陣地を作るよりフットワークの軽さを生かした方がいいだろう。ブービートラップ的な拠点を複数作っておくのは本人も好み。 NPCや敵マスター、場合によってはサーヴァントを『服従』させるのが基本方針。バーサーカーとか簡単に『服従』するかも? 『死が己を分かつとき(ホークラックス)』により仮死状態になったら原作のように誰かの手を借りて肉体を取り戻す薬を作るのが無難な選択。他者の宝具やスキルに協力を仰ぐ、というか利用することもあるだろう。『死が己を分かつとき(ホークラックス)』には自身の人格が宿り所持者を軽い洗脳状態にできるので命綱だからといってどこかに隠したり持ち歩いたりだけでなくあえて誰かに持たせる選択も必要かもしれない。 『死の秘宝が一、ニワトコの杖(エルダー・ワンド)』には何も期待しない。ハリー・ポッターやアルバス・ダンブルドアなどを真っ向から倒せば使えるようにはなるが……一応予備の杖としては優秀。 総じて自己の力より手駒の数が重要になるサーヴァント。対魔力持ち、精神耐性系スキル持ちは相性が悪いので逃げの一手が多いだろうが、逆にそれ以外は翻弄できるしうまく軍団を作っての勝利を狙おう。 【マスターステータス】 【名前】ケイネス・エルメロイ・アーチボルト@Fate/Zero 【参加方法】 イスカンダルのマントのスペアとして取り寄せた触媒が『ゴフェルの木片』だった 【マスターとしての願い】 魔術師としての経歴に箔をつける。そのためにも闇の帝王の下へ聖杯を。 【能力・技能】 時計塔で講師を務めるほどの優秀な魔術師。 属性は風と水で、流体操作、降霊が得意。戦闘は専門ではないが基礎的な治癒や気流操作による気配隠匿など、一通りの魔術の行使は可能。後述する礼装での戦闘が最も強力。 【weapon】 『月霊髄液(ヴォールメン・ハイドラグラム)』 ケイネスが趣味で作った礼装であり、魔力を込めた水銀。流体操作により刃にも盾になる。盾には攻撃を感知して自動変形することも出来るが、圧力が不足すると破られることも。また脈拍や体温などの生体反応を感知することもできる。 【人物背景】 魔術の名門アーチボルト家の嫡子である優秀な魔術師。ロード・エルメロイと称される時計塔でも指折りの実力者であり、幼少期から華々しい成果を上げてきた。研究畑の出であるため戦場における実績がなく、経歴に箔をつけようと第四次聖杯戦争に参戦を試みる。しかし召喚のための触媒を教え子に盗まれ、予備の触媒を用いて参戦する。本来の時間軸ではランサー、ディルムッド・オディナを従え冬木に赴くのだが、ゴフェルの木を手にしたため月の聖杯戦争に参戦することになる。本来の戦場ではないが、これはこれで戦果になると考えていたが… 正史における彼は第四次聖杯戦争に参加した魔術師の中でも随一の腕前なのだが、入念な準備をした工房がテロでフィナーレしたり、魔術師同士の決闘を挑んだら拳銃に撃ち抜かれたり、許嫁を人質にされて命を落としたりと箔をつけるどころか悲惨の一言。敵の苛烈さ以上に魔術以外の技術を蔑み、自身の知る知識こそ絶対、名家の血と歴史こそ力と信じるその傲慢さが敗因の一つであった。 【方針】 我が君の御心のままに。 【その他】 ケイネスの令呪は左手前腕部、三体の蛇が絡んだもの。ハリーポッターシリーズにおける闇の印から髑髏を抜いたイメージ。右のとぐろが一匹目、左のとぐろが二匹目、中央が三匹目になってる感じ。
*ケイネス&キャスター ◆A23CJmo9LE ケイネス・アーチボルトは激怒した。 極東の地にて行われる聖杯戦争、その下準備の一環として取り寄せた触媒をあろうことか盗み出した愚物がいるという。それが誰かと思えば時計塔の末席、歴史も浅い魔術師の端くれ風情が我が栄光の道を邪魔立てしようというのだ。 ロード・エルメロイを警戒した他マスターとの駆け引きならば戦争の一環として認めよう。むしろ早期から自身をマークし、手を伸ばす周到さを讃えようではないか。しかしあんな何もできない小僧が…… 「ええい、あの男は何をやっていたのだ!」 「落ち着いて、ケイネス」 バン!と苛立ち露わに机を叩くと婚約者、ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリにいさめられる。 「確かに征服王の触媒を失ったのは痛手よ。けど万が一、こういう場合に備えて私の家に予備の触媒を手配させておいたんでしょう?」 「それは……そうだが」 「些事にこだわっても仕方ないわ。降霊科の伝手をたどれば征服王には劣るとも優れた英霊を引き当てることはできるはず。あとはあなたの腕なら何の問題もない……でしょう?」 そうだ。確かに彼女の言う通りではないか。私の実力なら何の問題もない。 愛しい女性の言葉に気を良くしていると コンコン、と扉を叩く音 「入りたまえ」 訪れたのはかつての教え子で、ソフィアリ家からの使い。 「失礼します、ロード。手配していました触媒の候補の一つをお届けに上がりました」 手にしているのは船の外板に使われるような板の欠片。 「ゴフェルの木片、と呼ばれるものです。かつてノアの方舟に用いられた材料だとか」 「ほう」 興味をもち手に取ってみる。なるほど、確かに強力な神秘を感じ取れる。これなら…… そしてケイネス・エルメロイ・アーチボルトは地球から姿を消した。 ケイネス・アーチボルトは月海原学院でも指折りの教師であった。 …こんなところで何をしている? 教壇に立ち、弁を振るい、白墨を走らせる。 …神秘の探求はどうした? 生徒からの人望も厚い。 …魔導の才の欠片も持ち合わせぬ愚物に何を教えることがある? そうだ、私にはやらねばならないことがある。 「きさまが俺様を呼び出したマスターか?」 教室を飛び出し、己がサーヴァントと向き合う。ステータスは低い、恐らくはキャスター。マスターの采配が問われることになる。予定とは違ったが聖杯戦争であるなら勝ち残るのみ。 「その通り、わが名はケイネス…」 この時ケイネスは知らず気おされていた。でなければ、 「インぺリオ〈服従せよ〉」 いくら魔術師の英霊相手とはいえ、道具と見下すサーヴァントに洗脳されることなどありえなかっただろう。 「あ、あああ…」 このお方こそ我が生涯の主君だ。私はこのお方と出会うために今まで生きてきたのだ。 「お、お初にお目にかかります。私、ケイネス・エルメロイ・アーチボルトと申します」 「うむ、ケイネス、か。魔力量はなかなか。俺様のマスターとして聖杯をとった暁には相応の地位と褒美をくれてやろう。まずは、忠誠の証として……」 主君に賜った賛辞の言葉とともに次の指示を待つ。 「お辞儀をするのだ」 恭しく礼をとるその姿はまるで麗しき主従の絆…… 左腕に巣食った三体の蛇がそれを眺めていた…… 【クラス】キャスター 【真名】ヴォルデモート(トム・マールヴォロ・リドル)@ハリー・ポッターシリーズ 【パラメータ】筋力E 耐久E 敏捷D+ 魔力A 幸運B 宝具B 【属性】混沌・悪 【クラス別スキル】 道具作成:A+ 魔力を帯びた器具を作成できる。 魂のみとなった半死者に肉体を与える魔法薬、一流の魔術師でも解呪できない死の呪いを込めた指輪など、いわゆる闇の魔術関連のものを得意とする。 生前は闇の魔術の最高峰、分霊箱の作成も行った。 陣地作成:C 魔術師として自らに有利な陣地を作り上げる。 亡者や血の通行料、吸魂鬼の体液など研究地としてより敵の排他に特化した工房の作成を得意とする。 【保有スキル】 魔術:A オーソドックスな魔術を習得。特に闇の魔術を専門とする。 変化:D 借体成形とも。 他者に憑依し操ることが可能だが、欠損した魂をしているためか、歪みきった思想ゆえか強い善性や愛を持つものに憑依するのには耐え難い苦痛を伴う。 暴君:C 対峙するものに恐怖を与え、敏捷を1ランクダウンさせる。またファンブルの確立を上昇させる精神干渉型スキル。 同ランクのカリスマも内包する。 芸術審美:B 芸術品・美術品への執着心。 魔術的な芸能面の逸話を持つ宝具を目にした場合、高い確率で真名を看破できる。 魅了:- 優れた容姿と人の心に滑り込む言動により他者を引き寄せる。 しかし度重なる魔術実験によって変貌した容姿と暴君と化したその振る舞いは一般的に魅力的とは言い難く、このスキルは失われている。 【宝具】 『死が己を分かつとき(ホークラックス)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0~5 最大捕捉:1人 他者を殺害することによって自身の魂を切り裂き、その一部を何かに封じ込めたもの。分霊箱とも呼ばれる。 自らの罪を認め、悔い改めれば魂は一つに戻るが、其れには強い苦痛が伴う。 仮に本体が滅んでも魂のかけらが存在する限り死ぬことはないため、擬似的な不死となる。 ただし死後(?)は低級霊のような状態でしか存在できず、物理的に現世に干渉するのは極めて難しくなる。 サーヴァントとして十全の力を取り戻すには誰かの手を借り、何らかの処置が必要となる。 生前の彼なら作成はさほど難しくはなかったはずだが、サーヴァントの魂を引き裂くのは容易ではないため追加で作るのは極めて難しい。 今回持ち込んだ分霊箱は『リドルの日記』と『スリザリンのロケット』の2つ。キャスターの魂が込められているため、意思の疎通や所持者に精神的に影響を与えることも出来る。 なお破壊にはCランク相当の神秘を必要とする。 『禁句~名前を呼んではいけない例のあの人~(I AM LORD VOLDEMORT)』 ランク:D 種別:対軍宝具 レンジ:0~99 最大捕捉:上限なし 自らの名を偽り、その偽りの名すら口にすることを恐れられた逸話が昇華した宝具。 スキルや宝具による真名の看破を無効にし、通常の推論や調査においても彼の真名を知りたくない、口にしたくないと思わせる。 また彼の真名を知らないものに対してCランク相当の気配遮断スキルを得る。 ただし、彼のヴォルデモートという名を知る者には一切の効果を発揮しない。 さらに彼の本当の真名『TOM MARVOLO RIDDLE』を知るものに対してはスキル暴君が効果を発揮しなくなる。 『死の秘宝が一、ニワトコの杖(エルダー・ワンド)』 ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:0~10 最大捕捉:1人 死の杖、宿命の杖とも呼ばれる、様々な人の手を渡り歩いてきたきわめて強力な杖。 使用するすべての魔術が魔力消費は変わらず、効力のみ1ランク上昇する。 なお彼はこの杖の忠誠心を勝ち得ていないため一切効果を発揮せず、神秘の高さ以外通常の杖となんら変わらない。文字通り宝の持ち腐れである。 ただし、もしもこの杖の忠誠心を勝ち得たことのあるサーヴァントや魔術師に勝利することが出来れば杖は忠誠を誓う。 【weapon】 『イチイの木に不死鳥の尾羽の芯の杖』 学生時代から愛用した杖。数多の殺人や闇の魔術を記憶している強力な杖だが、宝具には劣る。 【呪文一例】 あくまで一例。ヴォルデモートは優れた魔術師であるため原典世界における呪文で使えないものはほぼないと考えられる。 他に使える呪文や作成可能な道具についてはwikiなどを参照。 ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%83%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%81%AE%E7%94%A8%E8%AA%9E%E4%B8%80%E8%A6%A7 また彼は無言詠唱という技術を習得しており、死の呪文を除くすべてを効果は低下するが詠唱破棄して使用することが出来る。 「インぺリオ〈服従せよ〉」 服従の呪文。対象人物を自分の意のままに操ることができる。操られているか否かを見分けるのは難しい。命令に抗うのは困難であるが、心が強ければ命令に抵抗することができる。 「クルーシオ〈苦しめ〉」 磔の呪文。対象に耐え難い苦痛を与える。主に拷問に用いる、というか他に用途がない。 「アバダケダブラ〈息絶えよ〉」 死の呪文。一瞬で相手の肉体から魂を引きはがす術で、その死体は「死んでいる以外は全くの健康体」である。 「モースモードル〈闇の印よ〉」 ヴォルデモートのシンボル、闇の印を打ち上げる。特に効果があるわけではなく示威行為、宣戦布告などに用いる。象徴的なシンボルのため真名ばれに繋がりかねないが、宝具の効果によりその心配は限りなく薄い。スキル:暴君の一助になるかもしれない。 「レジリメンス〈開心〉」 開心術。心の中身をこじ開ける。いわゆる読心術。ヴォルデモートの前であらゆる嘘は意味をなさない。 「閉心術」 開心術の対となる術、というより技術に近いか。心を閉ざし、読み取れなくする。 「姿くらまし」「姿現し」 どこかに姿をくらまし、どこかに姿を現す。要するに瞬間移動。どこへ行くのか自身が分かってないと使うことはできず、また4~5人くらいなら付き添わせることも可能。 「飛翔術」 杖一本持っていれば飛行が可能。原典世界では箒や絨毯など飛行専用の道具が必要だったが、彼とその部下のみが杖のみでの飛行を可能とした。 【人物背景】 20世紀後半、イギリスを中心に活動した『今世紀最悪の闇の魔法使い』。非魔法族の父と没落した魔法族の名家の母の間に生まれる。育った環境と自身の才覚から魔法という力、引いては魔法族の血は絶対であるという思想を持つ。学生時代は表向き優等生であったが、裏では殺人や闇の魔術の開発など危険なことに手を伸ばしていた。 卒業後数年すると度を越した血統主義とずば抜けた魔術の腕前で『死喰い人』と自称する集団を率い、世界を恐怖に染め上げたが『選ばれし者』ハリー・ポッターに敗れ身をくらます。数年後に復活し一時は政府を裏から掌握するまでに力を伸ばしたが、再びハリー・ポッターに敗れその邪悪な生涯を終えた。 魔法こそ絶対の力である、魔法族こそ至高の存在、闇の魔術が最高と信じ人の善性を侮ったゆえに人の繋がりに敗れた。 差別主義者で癇癪のままに部下を殺す暴君ではあるが、通常は蔑まれてきた巨人族や吸魂鬼らを受け入れるなど器の大きな面もある。非魔法族を受け入れることはできないだろうが、悪魔やホムンクルスを嫌悪することもないと思われる。 【サーヴァントとしての願い】 完全なる不老不死の獲得と復活 【基本戦術、方針、運用法】 魔術師同士の決闘なら無類の強さを誇るが、それ以外で正面対決はまず勝てない。特に対魔力を持つ三騎士やライダーとの正面対決は何としても避ける。『死の呪文』すら効かないだろうから『姿くらまし』で逃げよう。一所に陣地を作るよりフットワークの軽さを生かした方がいいだろう。ブービートラップ的な拠点を複数作っておくのは本人も好み。 NPCや敵マスター、場合によってはサーヴァントを『服従』させるのが基本方針。バーサーカーとか簡単に『服従』するかも? 『死が己を分かつとき(ホークラックス)』により仮死状態になったら原作のように誰かの手を借りて肉体を取り戻す薬を作るのが無難な選択。他者の宝具やスキルに協力を仰ぐ、というか利用することもあるだろう。『死が己を分かつとき(ホークラックス)』には自身の人格が宿り所持者を軽い洗脳状態にできるので命綱だからといってどこかに隠したり持ち歩いたりだけでなくあえて誰かに持たせる選択も必要かもしれない。 『死の秘宝が一、ニワトコの杖(エルダー・ワンド)』には何も期待しない。ハリー・ポッターやアルバス・ダンブルドアなどを真っ向から倒せば使えるようにはなるが……一応予備の杖としては優秀。 総じて自己の力より手駒の数が重要になるサーヴァント。対魔力持ち、精神耐性系スキル持ちは相性が悪いので逃げの一手が多いだろうが、逆にそれ以外は翻弄できるしうまく軍団を作っての勝利を狙おう。 【マスターステータス】 【名前】ケイネス・エルメロイ・アーチボルト@Fate/Zero 【参加方法】 イスカンダルのマントのスペアとして取り寄せた触媒が『ゴフェルの木片』だった 【マスターとしての願い】 魔術師としての経歴に箔をつける。そのためにも闇の帝王の下へ聖杯を。 【能力・技能】 時計塔で講師を務めるほどの優秀な魔術師。 属性は風と水で、流体操作、降霊が得意。戦闘は専門ではないが基礎的な治癒や気流操作による気配隠匿など、一通りの魔術の行使は可能。後述する礼装での戦闘が最も強力。 【weapon】 『月霊髄液(ヴォールメン・ハイドラグラム)』 ケイネスが趣味で作った礼装であり、魔力を込めた水銀。流体操作により刃にも盾になる。盾には攻撃を感知して自動変形することも出来るが、圧力が不足すると破られることも。また脈拍や体温などの生体反応を感知することもできる。 【人物背景】 魔術の名門アーチボルト家の嫡子である優秀な魔術師。ロード・エルメロイと称される時計塔でも指折りの実力者であり、幼少期から華々しい成果を上げてきた。研究畑の出であるため戦場における実績がなく、経歴に箔をつけようと第四次聖杯戦争に参戦を試みる。しかし召喚のための触媒を教え子に盗まれ、予備の触媒を用いて参戦する。本来の時間軸ではランサー、ディルムッド・オディナを従え冬木に赴くのだが、ゴフェルの木を手にしたため月の聖杯戦争に参戦することになる。本来の戦場ではないが、これはこれで戦果になると考えていたが… 正史における彼は第四次聖杯戦争に参加した魔術師の中でも随一の腕前なのだが、入念な準備をした工房がテロでフィナーレしたり、魔術師同士の決闘を挑んだら拳銃に撃ち抜かれたり、許嫁を人質にされて命を落としたりと箔をつけるどころか悲惨の一言。敵の苛烈さ以上に魔術以外の技術を蔑み、自身の知る知識こそ絶対、名家の血と歴史こそ力と信じるその傲慢さが敗因の一つであった。 【方針】 我が君の御心のままに。 【その他】 ケイネスの令呪は左手前腕部、三体の蛇が絡んだもの。ハリーポッターシリーズにおける闇の印から髑髏を抜いたイメージ。右のとぐろが一匹目、左のとぐろが二匹目、中央が三匹目になってる感じ。 ---- |BACK||NEXT| |018:[[真理は魂と数理に]]|[[投下順>本編SS目次・投下順]]|020:[[足立透&キャスター]]| |018:[[真理は魂と数理に]]|[[時系列順>本編SS目次・時系列順]]|020:[[足立透&キャスター]]| |BACK|登場キャラ|NEXT| |&color(yellow){参戦}|[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]]&キャスター([[ヴォルデモート]])|035:[[トモダチヒャクニンデキルカナ]]|

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