第二十四章 もう1人の間所


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「鼻技…
どっかで聞いたような…

あ!


アイツだ…

もう一人の俺が使ってた…


そう言えばヤツは『これが開門だ』とか言ってたけど、“開門”ってなんなんだよ!


それもなんか関係あんのか?」


「ほう…しょうへい、お前、なかなかいい感しているな。

まずイノセンスにはペチンガーを貫き、駆除する“基本能力”に加え、
各イノセンスごとに“特有の効果や能力”を持っているんだ。

私の場合は“鼻技”がそれにあたる。


そして、“開門”とはその各イノセンスの個性能力を使える状態にすることを言うんだ。

それに対し“発動”とはイノセンスの基本能力をただ引き出すだけ。


まぁわかりやすく言うと、

“発動”は目を覚ますだけで、布団の中にいるようなもの、

“開門”は布団から出てちゃんと朝の準備までする

みたいな感じだ!」


「なるへそぉ…

あ?…でも俺、鼻技の前に開門ってのできねーじゃん」


「あぁ、それなら心配するな!この私とのコミュニケーションが“開門”だ。」


「そ、そうだったの!?

じゃあさっそく、その鼻技とやらを教えてくれ!」


~~~~~~~~~~


「父上…

脱走したペチンガーは捕まえてきました。

えーっ…

し、清水あきのりのところに行ってみたのですが、磨螺鉈の方は見つかりませんでした!

すすすす、すいません!」


「なんだと…

ふざけるなッッ!!!

おい、ペチンガーよ…
貴様、何故脱走した?」

フルフルッ

自分は脱走していないということを伝えようと、だいすけは必死に首を横にふった。


「どうやら、バカな息子と無能なペットには体で教えてやらないとわからないみたいだな…」


~~~~~~~~~~


「とんだ見込み違いだったようだな。」

呆れて、しょうへいを置き去りにした加藤は塾の職員室で帰りの支度をしていた。


ヒョコッ


職員室のドアの向こうから、しょうへいが現れた

かと思うと、
いきなり、マジックペンで【B】と書かれた右乳首を長押しし始めた。


しょうへいの右手に鼻をかたどった大きな炎がまとわり始めた。


ゴォォォオオオ…



“鼻技-火鳥拳”
(ファルコン・パンチ)

!!!!」


しょうへいがあらぶる鷹のポーズすると、炎をまとった右の拳をドア越しの加藤めがけ、勢いよく突き出した。


ズバゴォォォオオブズラップ!!!!


「なっ!?…」


職員室が粉砕した。

「危ない…危ない。

あと一歩でもイノセンスの発動を遅れていたら死んでるところだった。

どうやら私の狙いは成功したようだな。

しょうへいよ、開門おめでとう!」

加藤は下半身むきだしでそう言った。


「あんたのおかげさ☆(ドヤ)」


「しょうへい、もう私の教えることは何もない。


ああ、それとケナンチェヨ、久しぶりだな…

以前会ったとき、お前の適合者はもっと違う“鼻技”を使ってなかったか?

それにしてもお前、未だに俺が大戦の英雄などと言っているのか?」


「久しぶりだな加藤。


ああ、こいつは前の適合者ではない。まだ、こいつは“第一開門”だからな。

お前が活躍していたのは事実であろう。」


「ほーぅ

しかし、実際、あの戦争を終わらせたのはお前たちだったじゃないか!」



「え?…

つーかあんたら知り合いだったのかよ!

アイツとか第一開門とか…一体何なんだよ!オッサン!」


「加藤、しょうへいの前だ。この話はやめよう。

しょうへい、時が来たらいつかお前にも話す。だからそれまでは…」


「ちぇっ…わからーしたっ
(また俺だけ蚊帳の外か…)」


~~~~~~


『やっと着いたな』

あきのりと間所と野呂はアメリカのマイアミにきていた。

そして、マイアミの郊外のある店に来ていた。

“BAR shige”



中へ入ると、そこには


あきのりが1年のころ英語を教わったしげ子がいた。

『えっ!しげ子?』

『こんな所で立ち話しないで、奥へ行きましょう。』


そして、しげ子についていくと、地下室に連れてかれた。


ドゥーン!!ガチャッ


そこにはカプセルに入れられた人やペチンガーがいた。


『こっここは、なんっなんだぁぁ!!』

びびるあきのり。

『ここは、ペチンガーを研究する施設だ。』

説明する間所


そして、奥の扉からある男がやってきた。

完全に外国人だ。

いや、違う。

青い目をした間所先生そっくりのやつがでてきた。

『YA-ひろき兄さん!!久々だね。』



『たかひろも元気そうだな。で、いよいよ"あれ"を行いたいと思ってる。いいか?』



『とうとうやるんだね…"あれ"を』


『覚悟はできてるか?たかひろ』


『あぁ…』



すると、間所と間所の弟は奥の部屋に行ってしまった。


『野呂さん、なんで間所様の弟さんは目が青いんだい?』


すると、いきなりしげ子が

『それは父親がお互いに違うからよ。そこはあまり触れないであげてちょうだい。
あの2人の過去はね…まぁいいわ。
実は、たかひろは"アメリカ国防省"で働いてるのよ。』


『すっすげいっすね』

驚くあきのり。


『そして、ひろきには壮絶な"過去"があるから、みんなに復讐しようとしてるの…』
『でも、しげ子。なんで、父親が違うのに間所様と弟さんは仲良しなんだ?』

『今から、19年前のある事件をきっかけに2人は出会ったの。』

『その事件とは?』

『私が言えるのはここまで…そんなことよりあなたには、ここで修行をしてもらうわよ』

『わかった』



…バッ!!コーン!!
ビリビリビリビリビリビリビリビリ


奥の部屋が爆発した。

そして、1人の男がでてきた。

その男は爆発により電気をまとっていた。

それは間所だった。


『もう"あれ"を完了したのですか?』

しげ子が聞くと

『あぁ。今は心地よい気分だ。』


あきのりは急いで、奥の部屋へ行くと、抜け殻となったたかひろがいた。


『なっなっ……なんで …』


『私とたかひろは融合したのだよ。魂と力は私の体の中へ入ったんだ。』

『こっんなことができるなんてっ………』
『これは"心体交融合"というものだ。
だが、術者が強いことと"血"が繋がっていることが絶対条件なんだ。



しかし、デメリットはどちらか死ぬことなんだ。精神はもう片方に残るが、支配権はその体の持ちぬしにあるんだ。』





『間所様…このあきのりには翔平という強力なイノセンスを持つ兄がいます。これ以上は…』



『徳江よ、忘れたかぁ!!あきのりの中には私に従わなくてはいけないというウイルスが、dominant powerが働いてることを。


そして、その力は段々と強くなり最終的には、徳江!お前のような従順なしもべとなる。』



『はっ!あたくしめみたいなものが意見をあげるなどご無礼でありましたっ!!!』


『別によい。私の右腕は徳江!!お前しかいない。そしてあきのり!お前は私の左腕になることを期待してるぞ。』





『はい(おいっ!俺の体がもっと言うこときかなくなるって…ってか翔平何してるかな。ケンカ別れのままだしな、




…翔平……』



『しげ子、MP計画は完了したのか?』


『えぇ。たかひろがすべてやりました。』

『はぁっはぁっはぁっ!!いよいよっ…ぬっぬふっふっふ(笑) 侵略の時だ!! やつらに復讐を果たす。』

興奮する間所。


(いったい、これからどうなっちまうんだ)


「んふっふっふっー
こうなったからには祝いをしなくてはなぁ…
まず手始めにエクソシストのアメリカ支部を叩きのめすか!

この戦いはあきのりを中心に編成を組む。
わたしは城で待つ。
徳江はしっかりあきのりをサポートしてやってくれ。
あと、私がじきじきに調教した
『とっておき』
もつれてゆくがよい。

ではゆけっ!!!!」


「はっ!」

徳江とあきのりは勢いよく返事をすると部屋を飛び出ていった。