第十九章 芽生える二つの悪


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「父上…

お約束の“業物十指”、持って参りました。

父上はまだ疑われているようですが…
佐紀のことはコレで少しは信頼できるのでは?…」


「……ヤツはいずれ本性をあらわす……」


「ん~…

やはりまだ信用できませんか…

ところで…

一体この業物十指を何にお使われになるんですか?…」


「……


足りない……」


「え?…」


「一つ、刀が足りない……」


「刀ならちゃんと『10本』あるじゃないでか?」


「バカめ!

萬咒駿咒は双刀…

よって業物十指は計『11本』


……磨螺鉈だ…
銘刀-磨螺鉈がない…

急いで、探せ!

それと…どうやら脱走した愚かなペチンガーがいるようださっさと捕まえてこい!」


「は、はい!!…」


~~~~~~~~~~


一週間後…

「つ、ついに小テストがやってきたぞ…フンッ」

野呂による調教育の実技試験に気合いを入れ、鼻息をいつも以上に荒立てるあきのり。

そして、野呂がはいってきた。

『あ~これから小テストやるぞ。ほらっ!早く歩け!!ハリーハリー』

そして、そのペチンガーはだいすけだった。

『だっだっだいすけ!! なんでこんなとこに』

何も喋らないだいすけ

『んーDon't worry 私が調教術で感情をなくしただけだ。さぁーだいすけ君を解放してあ

げるのが今回のテストだ。時間は15分 始め!!』


まず、あきのりは調教精交の第一調型(調教術の攻撃パターン)のS+Pを使った

S(stright)
P(piston)

指をだいすけのアナルへ突っ込みピストン運動させた。

ジャップ!ジャップ


『これでどうだ!!フン!フン!』

鼻息を荒げるあきのり。


…反応がない


(くっ!第二調型(G+T+P)を使うしかないな。)

G(gyro)
T(tornad)
P(piston)

だいすけのアナルへまたダイブして、指をジャイロ回転させながらピストン運動した。

ビチャッビチャッグングングングン


…………

だが、反応はない。


残り時間はあと五分

『やはり野呂さんの調教術は強い…俺にはもう調型はない…もう万策つきた』

諦めるあきのり

だが、ふと、脳裏に
~You can do it You can do it~♪

翔平の口グセだ。

(あきらめたら翔平に笑われちまうぜ(笑)…あっ!あの手が残っているじゃないか!)


するとあきのりはリュックから水の入ったスポーツボトルを出し、だいすけのアナルへ突

っ込んだ。


(ん~何をする気なんだぁ)

そして、中にある水を注入しはじめた。


すると、だいすけも顔の表情が柔らかくなってきた。

すべてを注入した後に、あきのりはだいすけの尻を叩きつだした。

パチーン!!パチーン!!パッチーン

『だいすけ…すべてを終わらせる』

すると、あきのりはだいすけにキン肉バスターをしたのであった。

それから、尻を刺激しはじめた。

『ウッ…ウッ…ウッ…ウッ…ベボァアアーアアー』


ブッシャーブッシャー

尻から水を吹き出して、まるで噴水のようだった…



そして、水を出しきるとだいすけは


『クベェグァァーウッエエーイ゛ショウヘイアイシテル゛グァァーグァァー』

『今、翔平愛してるって…きっと無意識のうち言ってしまったんだな(泣)』

『とりあえず、合格だよ。あきのり君!』

『一週間長かった…』

『そして、君の調教styleを見て、これをあげようと思う。大事に使ってくれ』


それは浣腸注射だった。

『野呂さん…俺やるよ』

『君はやれる。Don't worry』


こうしてやっとあきのりも調教術をマスターしたのであった。



~~~~~~


家へ帰ったあきのり


自分の部屋へ戻るとそこには磨螺鉈が置いてあった。

『なっなんでここに…』
「私が三枝子君に頼んで持ってきてもらったのだよ」

いつのまにかドアの前に来ていて、そう言ったのは城能だった。

「今、業物十指で奪われていないのはその磨螺鉈だけだ。
一本だけとはいえ別の場所に保管しておいたのは正解だったな。
私はこの事に何か運命のようなものを感じるっ!
さぁ、磨螺鉈を手に取り発動させてみろ!」


ガッキーは心を決めると磨螺鉈を手にとった。

すると心地よい風が吹き、磨螺鉈が熱を発し始めた。
けして熱くはなく、心地よい暖かさだった。

ギュリギュリギュリュリュ

「うっう゛わぁぁぁぁあああ」
鉈の柄からいきなり生えてきた鋭い針によりガッキーは手から血を吹き出した。

すると磨螺鉈はまるで生きているかのように震えだし、真っ黒だった刀身、柄などが全て

深い灰色に染まっていった。

「おぉう!
やはり…やはりな!
はーっはっはっ!
成功だ!
磨螺鉈は君を主人として認めたらしい!
君は灰色が好きかぃ?
ん?」

「ぁっ…あの…はい。」

「そうだろうとも。
磨螺鉈は業物十指の中でも、ちと特殊でな。
自分の認めた持ち主の血を吸い、身体のなかに取り込む。
それにより持ち主にもっとも適した能力を持つように自分自身をかえるのだ。
それと磨螺鉈は主人を絶対に裏切らない!
他のものが触れようものならたちまち針が飛び出てきて殺されてしまうのじゃ。
今この瞬間から君が死ぬまで磨螺鉈は君以外触れることも叶わぬ君の君による君のための

武器になった!
思う存分使ってくれたまえ!」

そう言い残し城能は去っていった。


ガタッと音がすると背後にしょうへいが立っていた。
「兄さん…説明してくれ…」
そういってしょうへいはガッキーの足元を指差した。

足元にはガッキーが先ほど調教しただいすけがねっころがり、ガッキーに甘えていた。

「あっ、、、、、、、
え、あのあの
いやでもそれはしょうへいがさぁ……………」

「うるさいっっっっっっ!
こんなこと、こんなことって
ゆるさないぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」


しょうへいは叫んだ

「!!!!!…ケナンチェヨ…!!!!!!」


“その調子だ…

そのまま、怒りに身を任せろ…ジハハッ”

誰の声だかわからないが、しょうへいの心の中にその言葉が響いた…

すると、みるみるうちにしょうへいの目が紅く染まっていき、髪の毛は黄金に輝き、ゴウ

ゴウと逆立ち始めた。


「しょ…しょうへい!?

イノセンスと調教術…
両方を手にした今だからこそわかる…

完全に気功が暴走してやがるっ…

なんて凄い気圧なんだッッ!!今にも意識が…遠退き…そうだっ…


でも…


俺だって新たな力をつけたんだ!

イノセンス発動…

唸れ…“磨螺鉈”ァァァァァアアアッッ!!!!」

「ギャァァァアアアシシシシシシッッッッ!!!」

あきのりの気功を吸い、磨螺鉈が産声をあげた。


両者とも禍々しい気圧を放ち、技を繰り出すために、身構える。



「“調教術”…

『深淵の衝撃-ディープインパクト』!!!!」

「“STC-第三調型”…

S+S+A…

『流るる星の冒険心-シューティング・スター・アバンチュール』」



ゴッパズバババババババババッググラッギガガガンズッデデデヌ!!!!!!

まばゆい光と共に、しょうへいの家一帯が吹き飛んだ。



荒れ果てた地に、立っている者などいなかった。


ただ互いの尻に鼻と、剣を刺した二人の男と一匹のペチンガーが倒れていた。



「うっ…

グバッ…ゼァ…ハァ」

先に目を覚ましたのは兄だった。

「…

(しょうへい…

互いの技がぶつかる瞬間わかった…

お前、兄ちゃんのこと…


本気で殺そうとしてたな…

なんでなんだ…

小さい頃は一緒にお風呂に入ったりしていたのに…


しょうへいは悪くない…



全部…


全部コイツがいけないんだ……)」

そうするとあきのりは磨螺鉈をしょうへいから引き抜き、気絶しているだいすけの方へと

近寄っていった。


「……お前がいるから…しょうへいがこんなことになったんだ…」

虚ろな目を向けながら、あきのりは大きく振りかぶった。


「……死ね……」



ドスッッ



「ぎゃああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア

アアアアアアアッッッッッッッッッッッッ!!!!」


気が付くとあきのりの肛門は誰かの手によって貫かれていた。


「やぁ。君に顔を見せるのは初めてだね。

僕は三枝。君の種違いの兄さ。

美しい、佐紀と母さんとは似てないね。

その忌々しい鼻…

清水家の血を強く引いてるみたいだ。

まぁ、そんなことは置いといて…


この脱走したペチンガーはもらってくよ…

あ!そう言えば、君の持っていた磨螺鉈はどこだい?あれがないと困るんだ…

父上にお仕置きされてしまうからな」


磨螺鉈は危険を察したのか、液化してあきのりの体内へと隠れていた。


「くそっ今はろくに喋れなさそうだ…じゃあまたのに機会に」

「ま、待て…」

バタッ…

そのままあきのりは気を失った。




あきのりが気を失ってから数分後、あきのりのもとにある男がやってきた。


「計算通り、だいすけをヤツから奪い、コイツらに接触させたのは正解だったな。

ついに芽が出たようだ…

さっきのだいすけを始末しようとしたときのあの目…フフッ


こいつはしょうへい、佐紀への復讐に燃え、力を求め、自ら私の元へくるだろう…

私の気功でも打ち込んでおくかな。」


ブスッ


男はあきのりのケツから自分の気功を流し込んだ。


「野呂さん…

あんたにゃ感謝するよ。

あんたが本場、アメリカで学んだSTCは決して無駄なもんじゃなかったさ。

ただSTCの原点、調教術を開発した間所家を越えられるわけがなかろう。

これからも俺の手下として忠実に働いてもらうからな笑」

「へっ…へっ…ベロペロ」

あきのりに悪の種を植え付けたのは間所であった。
彼の足元には、嬉しそうにお座りする野呂がいた。


「帰るぞ徳江…

ご褒美においしいカルピスとカレーをくれてやる!」

「ドミネッ!」


歓喜の返事をする徳江をつれ、間所はその場を後にした。