第二十二章 わたあめ大ちゅき

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ピーンポーン… 『はい、あきのりじゃん!!どうした?』 『最近、翔平とケンカしちゃったから、ケンに相談しようと思ってさ』 『そうか、そうかとりあえず入れよ』 カチャッ 『唸れ……“磨螺鉈”ぁぁーアァァァァー』 『おまっ!あきのりなのか?』 『そうだ。俺はお前を殺しにきた。』 『俺も発動するしかないな …ケン=ナオコ…発動』 ケンの息子は高くそびえたち黄金の鎧を纏った 『ふん、やりがいがありそうだな。』 「まて、まてまてまて、、、 なになになになになんでなん? 二人ともそんな殺気ビリビリでさぁ。」 寝起きでまだ光が眩しいのか、目を細めながら高林がパジャマ姿で部屋から出てきた。 『ジャマだ、コロス』 「おいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃ! そんな物騒なもんしまえってぇ!なんでなんで!? え!あきのりだよな? うそうそうそやん!」 同様を隠せない高林にかまわず殺気を吹き出す二人。 「やめよーよホンとそういうの違うッてえぇ! うばばばばばばばばあぁ!!」 殺気に当てられ気を失う高林。 その刹那………… 磨螺鉈とケンの息子が激しくぶつかり合った。 最高の切れ味を誇る磨螺鉈だがなかなかケンの息子を断つことは出来ない。 (やはり通常型イノセンスは一筋縄では倒せないか… ならば…………) ガッキーは一気に猛攻をかけた!! チュンチュンチュウィィィィィン 激しくぶつかり合う鉈と息子から火花がほとばしる。 (くっ、、もう海綿体への血液供給が間に合わないっっっ。) 「うごぉああああああぁ!!!」 ガッキーの攻撃に押されまいとケンも激しく腰を振り回し、鋭い突きを繰り出した。 ガッッッッギュッッッキィィィィィン 次の瞬間さらに大きく火花を散らすと、足元に山のようにうずたかく積まれた高林の大好 物のわたあめに引火した。 バッッギャャワワアアアァァァンッ ケンの家は12階建ての地下三階まであるのだが、その一階が爆風で吹き飛んだため上か らずるずると徐々に崩壊していった。 (チッ。この家はもうダメだ。長島家の当主失格だなこりゃ…) 心の中でそう呟くと、崩壊していく家に巻き込まれている高林を引っ張り出すと、息子で 家の壁に風穴をあけ急いで脱出した。 2時間ほど走っただろうか… ケンは気絶した高林をおぶって佐賀県にまで来ていた。 「おい、おきろ~」 ぺちぺちと高林の頬を叩くが起きる気配はない。 「ったく… 仕方ないやつだ。」 優しい目で高林を見つめながらそう呟くとケンは軽く高林にキスし、通常勃起させたちん こを高林の口に突っ込んだ。 「ふがっ!! ごうぼぎでぶがばばなびべぐべ(もう起きてるからはなしてくれ)」 と言って高林は起き上がった。 「あれからどうなったんだ!? それにどこだよここ!!」 「詳しい事は後で話す。 今から対馬へ向かう。 長島心教、対韓国第一支部があるんだ。」 「え…そこってもしかして…」 「あぁ。おれの実家だ。」 そう言って視線を落としたケンはあることに気がついた。 「なぁ、高林、その手に持ってるの一体なんだ?」 そういって指をさした先には高林が両手で持っている紫色の箱があった。 「あっるぇえ? なんだこりゃ? いつの間にこんなのもってたんだろ…」 そういって箱を開こうとする高林に 気を付けろよ、とケンはいった。 中にはカビ臭い古びた昔ながらの和紙のようなもので作られた書物が入っていた。 【紺○于○之書】 題名は字が滲んでいてうまく読めない。 「ちょっと貸してみ。」 高林から書物を受けとるとケンは中身を見た。 \「嗚呼、射精寸前」男悶絶。「口内発射可?」 「不可」女曰。「貴殿射精場所即我膣内」 女舌技停止。萎縮物即硬直、聳立。先端、先走汁有。 「騎乗可?」女訊。男頷了解。 女、硬直物添手、潤滑繁茂地帯誘導。 「嗚呼」女悶。「我膣内、巨大硬直物挿入完了」 女下半身躍動開始。一、二、三・・・ 「嗚呼」男短声。「謝罪」 女呆然、運動停止。「貴殿既射精!?」 「汝舌技巧妙故。御免」 「最低!! 三擦半男!!」女絶叫。「亀頭鍛錬不足!! 貴殿包茎手術経験者!?」 「何故汝知其事実??」 男墓穴 以後、男、性交時避妊具二重着用/ 「こ…れは…………………………………」 驚きを隠せず目を見開くケンに 「ん? そいでなんなんだこれは?」 と聞く高林。 「これはきっと【紺弩于武之書】だ! うっわぁー、まさか本物にお目にかかれるなんてなぁ。 うちのどこかに封印されてる事は知ってたけど、文献によると数世紀に一度しか姿を現さ ないってあったからさ! 多分こいつが高林の事を選んだんだろうなぁ。」 「んーまぁあれだ。 よく分かんないや。」 ぽけーっとしている高林の頭をくしゃくしゃと撫でてケンは 「よし、急いで対馬へ行こう! 紺弩于武之書についても詳しくわかるかも知れないし!」 そういって二人は海へむかって歩きだした。 ガラガラガラッ~ッ 「ただいま、帰りました!!」 ケンは実家の入り口の引き戸を開けると、大きな声で挨拶をした。 「こ、これは… ぼっちゃま、ご無沙汰しております」 「っ…じい、その名で呼ぶなつってんだろ …久しぶりだな」 「今、旦那様をお呼びいたしますので!!しょしょお待ちをっ☆」 とても89歳には見えないほど元気な、長島家の召し使いはケンの父親を探しに奥へといっ た。 「うっえぇぇぇええ!! 何だよコレww お前、ボンボンだったなんて初耳だぞ(笑) うわぁ結構ガチじゃん!」 そうはしゃぎながら、玄関に飾ってあった鷹の剥製を触りまくる高林。 「うわぁ~この鹿の角とかやべーぞ(笑)ケン、ちょwwおま…!? んんーんー 「しっ!」 ケンは高林の口を急いでふさいだ。 「父上、只今帰りました。 そ…その… す、すいません!! 父上からいただいたマンションを自分の未熟さゆえ、敵の襲撃により全壊させてしまいま した。 このたびは敵の奇襲回避および、戦況の変化についてご報告するために帰宅した次第です 。」 「ほう。久しぶりじゃの。 まぁ立ち話もなんじゃ、あがんなさい。 それとそこの美男子は一体だれぞね?」 「あ、僕は高林といいます!ケンくんとは小学生のころから性奴… あ、いや友達なんです。」 「ほ~ぅ笑 君、なかなかいいお尻してるじゃないか。顔もワシの好みじゃ! まぁこれからもケンと仲良くしてくんなされ。」 「は、はい! (やっぱ血は争えないな…笑)」 そして三人は客間へと向かった。 「父上、まずは見てもらいたいものがあるんです。 高林、あれを…」 「あ、あぁ…」 そう言うと、高林は紺弩于武之書をケンの父親に差し出した。 「おぉ!これは珍しい… “端偈之説書” (はなげのせつしょ) の一つではないか!」 「そ、それは一体?…」 「遥か昔、端偈仙人という凄腕の悪魔払いがいての。 ケン、お前ならよく知っておるだろ。 われわれ長島一族は彼の一番弟子の子孫であり、古代から今日の今まで悪魔払いを伝えて きた。 端偈仙人、 本名“花賀 鎮虎” (かが しげとら) 異名である『端偈』とは “端”…万物の始祖 “偈”…仏教の真理 を意味している。 彼は “懲悪” 悪を滅し “救済” 善を救い “療治” 癒を施し “平等” 全を均す の四法をかかげ、 各地で“悪魔”と呼ばれる『負の感情にとらわれ、人が人でなくなったもの』たちを救済 してまわっていた。 その技術が悪魔払いというわけじゃ。 名前が男名であるがゆえに“彼”と呼んではいるが、端偈仙人はその“平等”の象徴であ るISを備えておった。 そして彼が後世に自らの教えを遺すために書きしるしたのがこの“端偈之説書”なんじゃ 。 文献によると、彼は説書を書いた後、不浄な世に終わりをつげるために 『無鼻』 と呼ばれる最強の祓魔術で、自らの命と引き換えにこの世から悪魔を全滅させたそうじゃ 。 えー 話は戻るが ワシでもこれでやっと二度目の拝見じゃから、詳しいことはまだまだわからんが、とりあ えず、その書を手にした者は端偈仙人に選ばれた者、つまり この戦いにおいて重要なカギを握っている という者ではないかとワシは思っちょる! まぁワシにわかるんはこんなとこまでかの。 そう言えばケン、お前はさっき『戦況の変化』と言っていたがあれはどういう意味じゃ? 」 「はい、今日、僕たちのところへ来たのはもちろんペチンガーだったのですが、なんとそ のペチンガーはしっかりと意思を持っていたんです。」 「なんだと!? 三枝たちの仕業か? しかし、一体なんのために… 「たたたた、大変です!旦那様!!ヤツからこんなものが!!!」 血相を変えて客間に飛んできたじいやが、手にした一枚のDVDを流し始めた。 ズッズザザーザ ブゥゥン… 「やぁ、長島局長。 久しぶりだな。」 「ま、間所!?…」 画面に映った間所に驚くケンの父親。 「貴様の父親と清水元局長にイノセンスを剥奪され、もう19年もたった。 第一次ペチンガー大戦においての、強化型イノセンス導入… 今でも鮮明に覚えてるぞ。彼女を自らの手…いや自らの肉棒で貫き、殺した感触を… 俺は貴様らエクソシストに…いや全人類に復讐する… 今度は貴様らが愛する者を失う番だ。 余興に私のつくった新たなペチンガーで貴様の息子を血祭りにあげてやる。 このビデオを見る頃にはもう死んでると思うがな!ケラケラケラッ」 ビデオはそこで終了した。 「くっ…間所の仕業だったか! だから私は“咎落ち”であるコイツを釈放するのは反対だったんだ… でもケン、お前が無事で何よりだ! しかし…面倒なことになったな…敵は三枝だけでなく、間所もとなると… ヤツは元エクソシスト…いろいろ内部情報を知っている上に、“調教術”を兼ね備えてい る… クソッッ!!!早急に対策をとらねば」

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