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    シリコンバレー

    今ではIntelなどがある,半導体の一大工業地帯.

    歴史を辿っていくと,どの会社もベル研究所に行きつく.

    ベル研究所は当時,真空管やリレーに代わるトランジスタを製造していた.

    真空管は寿命が短いという欠点があり,リレーには反応が遅いという欠点があったためである.

    そんな研究所の研究者の1人,ショックレーは後にベル研究所を退社しショックレー研究所を設立する.

    ショックレー研究所には有能な研究者達が集まることとなるが,ショックレーとの意見の相違から彼等はショックレー研究所を退社し,すぐ近くにフェアチャイルド・セミコンダクタという会社を設立した.

    フェアチャイルドはどんどん規模が拡大していき,後にフェアチャイルドに勤めていた研究者達は各々にベンチャー企業を始める.

    その1つがIntelであり,また,そのベンチャー企業の集合体がシリコンバレーなのである.

    ちなみに,シリコンバレーがアメリカ西海岸にあるのは,ショックレーの出身がサンフランシスコ近くのサンタクララバレーで,ショックレー研究所をそこに設立したため.

     

    インテル

    現在はCPUを製造しているが,設立当初は半導体メモリを主力製品としていた.

    当時一般的に使用されていたのは磁気コアメモリ

    しかし,容量を大きくできないという欠点があり,安い半導体メモリ,DRAMへと移行していく.

    DRAMはPCに留まらず,電卓にも使用可能だったため,インテルは日本の電卓メーカーにも売り込みに行く.

    そのメーカーの1つとしてビジコンと出会い,LSIを注文されたことからCPUの開発をするようになる.

    ちなみに,その注文に応え開発したLSIが,4001,4002,4003,4004.

    4001はROM,4002はRAM,4003は電卓のキーボード,プリンタとデータのやり取りをするための入出力用LSI,4004はCPU.

     

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最終更新:2015年11月01日 01:10