用語辞典


結晶化


 主に魔法道具の燃料源として使う為、マナを結晶化させる技術を指す。
この技術を行う者は結晶師と呼ばれている。

 結晶師は第一前提として、適正者でかつマナとの対話に熟知している人物でなければいけない。
また、属性を打ち消す為には三つのマナを同時に発動しなければならない為、最低二つ備えていなければならない。
(一つは結晶化させる魔法道具に備える事が可能な為)

 結晶化の工程は下記の通り。
1.大気中のマナを結晶化させる魔法道具へと入れる。
2.魔法道具へ自身のマナを流し、起動させる。
※両側からそれぞれ別の属性マナを流すようなイメージ、属性を打ち消して無属性として発動させる
3.魔法道具の作動により、結晶化させたマナが内部で出来上がる。
※見た目は鉱物に似たような物体
4.結晶化させたマナをもう一度魔法道具へと入れて、付加させたい属性マナを流し、暫く待つと完成。
※内部で無属性マナが属性マナに染まり、馴染んでいく

メアーネ



モンスター


 マナの影響を色濃く受けた生物や物質でも、特に獰猛化し人間や他の生物に対して危害を加える生物の総称。この中で魔王に忠誠を誓い、人間とマナの眷属達にのみ害を成す生物達は「魔族」と称される。

魔族


 かつての魔王によって生み出された闇にあたる存在。姿形に限りはないが一様にして人間やマナの眷属達に敵意を抱き、魔王に忠誠を誓っている。勇者と魔王の戦いによりほぼ全滅したが、一部の魔族が生き延び、ルキウスを生み出した事により徐々に数は増えつつある。また、時代に適応するように進化している為、人の姿をして帝国内に紛れ込んでいるものもいる。

観測者


 魔法世界に存在する、歴史を観測する役割を持つ一族の事。

 正史上は五大精霊達により創られた特別な一族と知られているが、
そもそも【観測者が創られる】という事象自体が元々【神】によって定められていた。
その為、観測者は五大精霊達の上にいる【神】から【運命】という宣託を受け使命を果たす。
 尚観測者一族は【神】という存在がある事を認知していない。

 観測者は世界が均衡に進む為の要素=運命に基づき行動をする。
また起こり得た事象を全て彼らは把握し記録する役割も持っており、
それらはすべて【歴史】として何かしら形を遺し、後世へと伝えている。
 世界を構築する上での黒子のような立ち位置にある為、観測者は世間に認知されていない。
彼らの存在を知っているのは、人間内では王族のみとなる。

 現在はヴィットが頭領を務めており、観測者達は各自頭領より使命を託され、
世界各地へと赴いている。また、彼らの多くはどこかの山奥にある地下洞窟を拠点としている。

 直系血族に限り、魔法の他未来予知の能力を持つ。
また、役割を担った者は幼少期に地下洞窟にある「精霊の大樹」より精霊を与えられる。
精霊達は観測者をサポートし、また、死亡した際には一度だけその命を蘇生する役割を持つ。

精霊の大樹

 地下洞窟にある葉が光っている大樹を指す。
丸い実のような物が実っており、それが精霊の基。観測者自身が自ら手で触れる事により、
初めて自我と属性を形成させる。

識別師


 その人にマナの適正があるか、また潜在するマナがどの属性かを識別する役職。主に王国に多く存在する。

調和戦争


 帝国が王国と結んでいた同盟を破棄した事をきっかけに発生した戦争。
元々帝国の皇帝であるビスマルクと王国の国王であるカイルによって帝国と王国は同盟を結んでいた。
近年、皇帝は高齢化により国政を執り仕切る事が難しくなってきた為、息子であるルキウスに代理として政権を委ねた。

 しかし彼の意思が通らないところでルキウスが王国との同盟破棄を企て、
王国との共有地であったマナ生産区域のメテオーアを虐殺、王国側の駐屯兵達も共に殺害する。
本来であれば真相を調査する予定であったが、同時期にカイルが謎の病により病没していた為、
王国側は帝国の敵意として鵜呑みしてしまい、侵略する帝国を迎え撃つべく戦争へと発展。

 総力戦と呼べるほどの激しい戦いであったが、お互いの身を削るような悲惨な結果となってしまった。
最終的には帝国が勝利を得て、共有地を奪った。また、

『戦争には、理不尽な言い掛かりをつけられ戦場へと駆り出された民間人が送り込まれ殺された。』
『貧民層にいた人間が、秘密裏に皇帝によって葬られている。』
『戦争を企てたのは皇帝、高齢により命が惜しくなった皇帝に全ての責任がある。』

 …といった噂が帝国内に流れ、皇帝への不信感を募らせていた。
これもルキウスによって指示を受けたヴィットによるもので、後にルキウスによりクーデターが引き起こされ、
ビスマルクは彼によって殺害される。

 現在帝国と王国は睨み合う冷戦状態となっており、国交が復活する事は末永く無いだろうと言われている。
 また、戦場となった跡地にはメアーネが色濃く残っており、何も無い更地となっている。

ツチクレ



生物


 数が多くなってきたのでこちら

五大精霊


 魔法世界を構築した精霊達の事で、各属性における最高位の存在。

サラマンダー

 火属性の精霊。走り屋のような格好とトカゲとドラゴンを足して割ったような人外のような姿をしている。
燃え盛る火の洞窟にいて、時折火を交えて外界へと赴く。運命すらも賭け事として楽しむ彼はある種の刹那主義。

ウンディーネ

 水属性の精霊。青い肌をした女性のような姿をしている。
王国に近い海岸の洞窟にいて、静かに人間達を見守っている。
慈愛に満ちた優しい聖母のようだが、彼女が猛ると波は荒れ、リヴァイアサンが暴れ出す。

ノーム

 土属性の精霊。年老いた小さな老人のような姿をしている。
蔦が這い回る古い遺跡のダンジョンの近くに小屋があり、そこで人間のように暮らしている。
温厚で争いを好まず、ただ過ぎ行くものを見つめるだけの日々を過ごしている。
彼の傍には若きユニコーンがいて、息子のようにノームと共に生活している。

ドリアード

 木属性の精霊。異国の旅人のような少女、あるいは花を纏った鹿の2つの姿をしている。
木々や植物の生きる森という場所が彼女の全ての住処でどこにでも繋がる。
五大精霊らしかぬ臆病さをもっており、特に人間は警戒している。

エヌムクラウとカプーニス

 金属性の精霊で、二つで一つの個体。基本的に獣(猫、犬、鳥等)のシルエットで対称的な動きをするが、
光の如く速く、まるで映像を見るような錯覚をする。とあるダンジョンの奥地におり、滅多に出てこない。
機械的ではあるが、好奇心は旺盛のようだ。

古代語


 魔法世界における古代語は、力を持った言葉を指す。
名前の一部、もしくは名前そのものに古代語が含まれる場合はマナとは別途の特別な力を使う事が出来る。
主に王族、もしくはそれに関係する人物に授けられている。

古代語 意味 能力
ヴォンス 運命の輪 訪れる未来を予知する
エフィルト 悪意を生む魔のモノ 【魔王】としての役割を全うする
シュピネ 相手を捕らえる強固な網を作り出す
セレンア 恋人 一番強く想う相手を一度だけ守る
パルプスト 教皇 全ての属性マナを操る
ポーラウス 奇跡(災厄) その場における最善の現象をもたらす。女神の力により、一時的に「災厄」と入れ替えられていた
マギステラ 災厄(奇跡) その場における最悪の現象をもたらす。女神の力により、一時的に「奇跡」と入れ替えられていた
モルファ 相手の精神を狂わせる、或いは平静をもたらす
リシェル 天秤 その人の持つマナ保有量及び属性を見極める

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最終更新:2017年09月25日 21:18